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米津玄師「ゆめうつつ」のアー写を勝手にディレクション

 1月4日からOA中のnews zeroのエンディングテーマ「ゆめうつつ」。フルバージョンは未だに公開されていない。番組で使っている部分はBメロとサビなのか?大サビなのか?全体像が気になるところだ。

 希望的憶測で言わせて貰えば、おそらくカップリング2曲と「ゆめうつつ」のMV、さらに広報用のアー写を制作中か、そろそろ仕上がる頃ではないだろうか。

 米津の場合、ジャケットやライナーノーツなどは、それなりの制約はあるにせよ自己完結できてしまうだろう。

しかし、アー写はどうなのだろう?

前記事で書いたように、今までの米津のアー写は、暗めのトーン、シリアスな表情、幻想的な設定や背景が多い。それはそれで美しく曲の世界観を見事に醸成している。

「ゆめうつつ」のアー写はどんなものになるのだろう?

 待っている間の戯れに、予測ではなく「もし自分がディレクションできるのなら」と、当事者ヅラして妄想をしてみるのも一興だ。私は広告屋なので、いくらお遊びとはいえ「売れる」「話題になる」と言うイヤらしい目で”商品”を見てしまうことをお許しいただきたい。

 「ゆめうつつ」は報道番組のテーマ曲であると言う大前提に立った時、多くの人がニュース映像とともにこの曲を耳にしている。それらは対岸の火事のように実感の伴わないものから、明日は我が身と慄くようなものまで様々だ。

 しかし、どのニュースも回り回って自分に繋がっている。目を逸らすべきではない現実がそこにある。だから、せめて夢の中では安らかにと言う祈りが、この曲には込められているのだろう。

 そのイメージを表現するアー写がファンタジックでドリーミーな画像だったら、ちょっとハマリ過ぎるような気がする。

リアリティの空気を纏った虚構

 ここは、未だかつてなかったリアルな生活感を前面に押し出してみてはどうか?と言ってもドキュメタリータッチではなく、シネマティックに。

 あくまでも虚構の美しさをキープしつつ、リアルを覗き見したような錯覚を感じさせるような設定にしたい。匙加減が難しそうだが。

例えば、、、

 徹夜明けの朝日が差し込む自室っぽい空間、部屋着かパジャマでボーッとする頭に何かアイデアが浮かんだ刹那、「ねぇな。。」とフッと口元が緩んだような淡い淡い笑み。

 髪はボサボサで目は虚ろだが、顔の一部に当たる光は柔らかく、意識はもう半分眠りの中にいるような空気感。

↑Faris Badwan

 そのまま倒れ込みフワッと眠りに墜ちていく様を、スナップのようにコマ送りで追う。輪郭の緩い少しブレたような甘やかなトーン&マナーで。ほぼ真上からの俯瞰ショットがいいと思う。ベッドではなく、床かソファで。

↑Kurt Cobain

 夢の中は完全に夜の淵。暗闇でそこだけが明るく暖かい場所のように、真っ白い猫が寄り添っている。優しい表情で曲を書きながら猫に話しかける。

「明日は、すべてうまくいくような気がするよ」

↑ 映画「ベティブルー」のラストシーンより

 衣装はリファレンスのような白タンクトップではなく、緩いロンTかニットで。
井口理じゃないんだからw

 初めての笑顔や寝顔のアー写。フランス映画の1カットのような明るすぎない温かみのある色合い。フィルムで撮って、極力デジタル修正せずに肌の質感や温度感を残したい。

 あ、米津をじっと見つめる白猫はオッドアイで。ここはこだわりたい。

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