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田園都市日記 in London④(2023/6/12)

今回はロンドン近郊にあるアンティーク専門オークションで掘り出し物を物色します。英国ではこういった業者は多く、バーネット区内にも知っているだけで2箇所存在。

競売は毎週月曜日の午後、競売品の事前公開が前週の土曜日と当日の午前。落札価格の20%の手数料とそのVAT(競売品自体にはVATなし)を別途落札者がオークション業者あて支払う必要あり。また入札時にはデポジットとして£15預ける必要あり。
入札は例えば陶器であれば複数のメーカーや種類のものを詰め合わせした状態で出品されます。冒頭の写真であれば前列3つのボックスが1セットとして競売にかけられるといった具合。欲しいもの以外もついてくるのが難点。

当日9:00開場と同時に現地入りし、物色開始。本日の応札対象品は全部で706品、私が一番気に入ったのはこのベンチ。
競売対象品リストによると落札予想価格は£70ー120とかなり幅がある…。

頑丈ですごく重いベンチ、これが£100前後であれば絶対お買い得!

本品を含め5~6品を対象に絞り込み、応札に臨む予定でしたが、当然応札は英語で行う必要があり、競売は独特の言い回しや商慣習がある可能性が高く、さらに時間の限られる中、早口で進められるので、もし想定外のやり取りになったらと考えると結構ドキドキでした。

次に気に入ったのはこの書類入れ、ブランドものです
カクテルトロリーもいい感じ

結局、私の応札する商品は全て300番台以降となりました。入札は13:00開始で17:00まで1番から706番まで行いますが、300番台は15:00前後となりそうです。実際に1入札はすんなりいけば30秒程度で進行。そんな中、代理人に事前に応札品と上限応札価格を伝えて参加する方法を発見。落札毎に手数料£5+VATを要します(デポジットは不要)が、入札を見守る必要なく、アンティークセンター巡りと並行できます。これ幸いと代理人あて申し込み用紙を記載し、のんびりと入札の様子をしばらく観戦しました、ホッ。

檀上の2名が競売主催者。対象品のソファに座って応札する入札者たち

15分程度雰囲気を味わって、アンティークセンター巡りへ出発。開場と同時に駐車場の一番奥へバンを駐車していたので、出庫には本当に苦労しました。駐車場の整理員には「ヘタクソ」と目をつけられる羽目に、次回以降の留意点です。サイズは日本の愛車と大差ないものの、後方が全く見えないバンの車両感覚には大苦戦…。

アンティークセンター巡りでの釣果は大漁で、代理人に応札をお願いして大正解。ただし一か所に並んだ4軒のうち、2軒が定休日だったのでもう一度行かなくては!

17:00前に入札結果を電話で確認。代理人に応札を依頼した場合、翌日17:00までに支払いならびに応札物を受け取らないと権利を失効してしまいます。結果は全敗。応札結果詳細はWebで確認できますが、私の一押しだったベンチは£230で応札があったにもかかわらず不成立。落札予想の£70-120は誤記載だったのかな?他の落札状況も確認したところ、必ずしも予想の範囲内で落札されているわけでなく、最低額以下での落札も存在。予想額はあくまで参考程度ですね、今回はよい勉強になりました。

本日の夕食は駅前のパブでフィッシュ&チップス、やっぱりこの国ではこれが一番ですね。オーダーの時にマッシュするかと聞かれたのはグリーンピースだったのね。チップスをマッシュするっておかしいと思った。
基本的にどの国でも飲食は地産物が一番と思っていますが、揚げ物のお供はエールよりは冷えたラガーかな~、本日もステラ(ベルギー)としました。

グリーン物は貴重、葉っぱではなく豆でしたが…

次回は本旅2回目のアンティークフェアとなるKemptonに朝4時起きで出動します。

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