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英語を学ぶあなたへ

 英語を学ぶ、言語を学ぶあなたへ。私の失敗を踏まえてお話ししたい。

河合塾模擬試験全国1位。これが私の高校3年時点の“勉強”における努力値、習熟程度だった。春先くらいに、現代文が読めても、20分では解けなくなる謎のスランプに陥りかなり苦労したのだが、、、なので東大とかではないです。というか、いわゆる“天才”を何人か大学や社会で見てきた中で私の頭脳は平凡であったと今は認識している。それは置いといて、 

 つまりは、受験英語を、努力によって、カラオケの誘いを毎度断って、昼休みに3年に渡り誰も飲むのを見たことのないお茶室の部屋で桐島などを熟読して、極めたのだあの時に既に。

 大学に入った。初めて受けたTOEICスコアは890だった。帰国子女のメートよりも高かった。(この時に、“それ”を気がつくべきだったか)

 英語の授業を何度も受ける。発言展開、参加型の授業も何かと流行りだ。(あれって講師からするとかなり省エネだな 、まっいいか)時に、帰国子女と交わす議論やレポート中身の質の違いはもう雲泥だった、時に脱帽した。(違和感は徐々に大きくなる。)

 ある日、NetflixだったかYoutubeだったか、いやDailymotionだったか、 Comedy Central?かも、そこのお偉いさんがコンテンツビジネス云々について語る会に参加した。 

 参加者はほとんどいなかった。広い会場で、プロジェクターに映るスライドを交えたほぼ雑談と化した。あーだ、こーだ、そーだ、語った、TOEIC 950の英語力を駆使して。 

 "Hey, I am keen on working with you seriously. What is needed for that?" (あなたと何かガチでやりたいっすわ。何が必要か)

もちろん社交辞令、お世辞を込めて帰り際に私は尋ねた。 

“If you are on it, your English is not enough.(ha ha). Good contents come from good languages"  (もしそっちで進めてるなら、英語はまだまだかも。いいコンテンツとは言語から生まれるからな)

日本酒で顔が赤いお偉いさんは笑いながら、何気なくそう助言してくれた。  

     ____続く

    

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