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小学生は足が速いと本当にモテるのか?~巷で噂の話題を深堀考察してみる~

突然ですが、皆さんは小さいころにモテた経験はありますか?

世間では「小学生は足が速い子がモテる」と言われていますが、それは本当なのでしょうか?

今回は、アンケート結果をもとに深堀って考察をしていきたいと思います。


モテる小学生とは

2021年に実施された学研教育総合研究所の調査​(ソース)によると、小学生の間で人気者の条件とされるのは「面白いこと」がトップ。
これに次いで「運動神経が良いこと」が挙げられています。

「足が速いこと」が「運動神経が良いこと」につながる要因と考えると、足が速い小学生はモテる可能性が高いと言えそうですね。
(自分は小学校6年間、足が一番速くてもモテませんでしたが、、、外れ値でしょうか。)


アンケートを深読みする

でも、待ってください。これだけで終わるわけにはいかないのが、データサイエンスの世界!!

「足が速い子がモテる」という表面的な結果の裏には何があり、どう考えていくべきかを掘り下げてみましょう。

確かに今回のアンケートの結果を見れば、「足が速いこと」は小学生のモテる要因になりそうです。

ですが、大人になり「足が速いとモテる」とは聞いたことがないですよね。

では、なぜ小学生では「足が速いこと」がモテる要因となるのでしょうか?
考えてみると、小学校では体育の授業や運動会などがあり、運動神経が良い子は目立ちやすくなる傾向になりますよね。

この「目立つこと」こそ、モテる本質ではないでしょうか?

アンケート結果をさらに詳しく見ると、上位3つの「面白いこと」「運動神経が良いこと」「思いやりがあること」はすべて、集団の中で目立つ要因に大きく影響することが考えられます。

ここから言えることは、小学校でモテる子の特徴は、本質的には「集団の中で目立つこと」であるということです。

つまり、単に足が速いだけではモテることは難しく足が速い上に、目立つ必要があります。

このように、具体的なデータに関し、抽象度を1つ上げて考えてみると、「足が速くないから自分はモテない、、、」といった表面的な結論ではなく、「足は速くないが、自分は歌が上手だからその特徴で目立つことができるのではないか!」と豊かな発想ができるかもしれません。


まとめ

さて、タイトルに戻ってまとめてみましょう。

モテることの本質的な要因は目立つことであるため、運動能力を発揮する機会が多い小学生においては、足が速い小学生が目立ってモテる可能性はあります。

ただ大切なのは、「足が速い」から絶対にモテる、「足が遅い」から絶対にモテないということではないということです。

データからみえる事実の抽象度を上げ、本質を考えていくことで、私たちの発想はより豊かなものになるかもしれません。

どんなデータも、それを考える人の手にかかれば、さまざまな物語を紡ぎだすことができます。

データの見方を学ぶことで、物語がより豊かなものになるかもしれませんね。


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