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生後10日の赤ちゃんが教えてくれた人生の真理。

先日、生後10日の赤ちゃんに会う機会がありました。

感想:小さい。。。

え、一番の感想が大きさ?!って感じですが、可愛いのはもちろんのこと、小さすぎる手に足に爪に!心の底から萌えてしまいました。

思い返してみれば、友だちの赤ちゃんだと、たいてい「落ち着いてから会いに行くね〜」となるので、ここまで小さな姿を目にすることって今までなかったのかもしれません。

「小さきものは、みなうつくし」

まさに、清少納言先輩のおっしゃるとおりです。

が、同時にこうも思いました。

この子は、小さい「から」美しいのか?可愛い「から」愛しいのか?

答えは否。

なぜなら、私の心の中のオタクが全力で愛を叫んでいたからです。

「存在しているだけで尊いっっっ!!!」

いやいや、そんなん赤ちゃんなんだから当たり前やんって思いました?じゃあ、それを自分に置き換えてみたらどうだろう。

大人で、小さくもなく、仕事に疲れて、肩は凝るわ足はむくむわ、シワの数や詰まった毛穴が気になる自分は?

それでも「存在しているだけで尊いっっっ!!!」と叫べますか?あなたの心の中のオタクはっ!!!(何の話?笑。)

ちなみに、世の中的に「ブサイク」と言われがちなフットボールアワーの岩尾さんは、テレビに出るまで自分が「ブサイク」だと思ったことは一度もなかったそうです。

※正確には、今でもなぜ「ブサイク」扱いされるのか分からないと言っていた。

テレビでは笑い話にされていたけど、それこそ本来あるべき姿というか。

だって、人間誰しも「存在しているだけで尊い」んだもの。大切に育てられてきたことがよく分かるエピソードです。

一方、私自身はどうかと言えば、厳しい親の元で育ったせいか、そういうオタク精神を日々置き去りにしているところがあります。

愛されるには、「いい子でいなきゃ」とか「期待に応えなきゃ」とか、常に愛情と条件がセット売りされてきた人生。

でも、この生後10日の赤ちゃんとの出会いが、私に「人間ってのはそういうもんよ」と鮮烈で強烈なパンチを食らわせてきました。

「ああ、そっかあ。そうだったのかあ。」そう素直に思えたのは、私が年をとったからなのかもしれません。

だからね、いつか自分が子どもを持つことがあったら、「あなたは存在しているだけで尊いんだよ」ってことを全力で伝えたいなと思います。

もちろん、心のペンライトとうちわを全力でブンブン振り回しながら!(そこ重要?笑。)

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