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#日記:鬼滅の刃の「全集中の呼吸」は、現代においても理にかなっていると思う話

鬼滅の刃という漫画がある。最近アニメ化もされたし、国内・海外ともに大人気の作品だ。

この鬼滅の刃という作品の中に、全集中の呼吸という呼吸法がでてくる。

鬼滅の刃は、無力な人間が、超越した存在である「鬼」と戦う話だ。

そのための技術のひとつが、全集中の呼吸。

まぁ、漫画とかアニメで見てみると「すぅー」って呼吸しているだけなのだが、これによりとんでもないスピードで動けたり、鬼の硬い皮膚を両断できるほどの太刀筋で刀を運べたりと、至れりつくれりの呼吸法だ。

で、話を、国民の大半が疲労していて、身の回りでもメンタルをやられている人がいる現代の、至極個人的な、さきほどまで入っていた、風呂の話に置き換える。

例えば、シャンプーで頭を洗うとき、クリームを塗って髭を剃るときがある。そんな時、普段は、日曜日の夜であれば、明日からの仕事のこと、金曜日の夜であれば、土日に何をしようとか考えていて、これっぽっちも、シャンプーで頭を洗うことについて集中していない。

他の人がどうだか知らないが、少なくとも、私はしていない。

シャンプーをどのように手に取るか、どれぐらい手に取れたか、泡立ち具合はどうか、かゆいところはないか、そんなこんなが無意識で、ルーチン的に処理されていくイメージだ。

だが、今日は違った、細部のディテールを気にしながら、シャンプーで頭を洗うことに全集中していたのである。

そうすると、他の何も頭に入ってこない。シャンプーに全集中できる。

この感覚は、旅行中にシーンと静まった露天風呂に入った時だったり、銭湯でサウナと水風呂を繰り返して「ととのう」瞬間、あるいは意識的に瞑想して、呼吸以外を頭から排除して、頭空っぽにしている時に近い状態になる。

とても心地よく、頭がスッキリする。

現代は情報に満ち満ちていて、多すぎて、飽和していて、溢れていて。

日々の仕事も、これでもかというほど積まれていて、ストレスフルで。

頭の中には常に、そんな脳のゴミともいえる、ノイズやストレス、考えたくもないアレやコレが渦巻いている。

そんなことを脳から消し去る、全集中、シャンプーの呼吸、一ノ型、「洗髪」。

現代における、日常のルーチンを全集中で行うことによる、瞑想化である。

そんだけ。

瞑想すると、頭スッキリして、生産性上がるし、ストレス下がるよねという前提的な話はまた今度。

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