オーストラリアでサッカーの試合中に二回も交代させられた話(デビュー戦In Aus)

Vs Old Ivanhoe /  29th of Feb

今回は、オーストラリアのメルボルンでの忘れられない悔しい経験について書きたいと思います。

私は、メルボルンが位置するVictoria州の中で争われるState leagueの一つのチームに所属しています。

私にとって、メルボルンに到着して初めての練習試合でした。私は、これまでにチームの練習に3回ほど参加していました。そして、その日の練習試合は、来月から開幕するState leagueのメンバーを決める選考であったため、私も緊張しながらその日を迎えました。

私は、幸運にも、練習でのアピールが実ったのか、二試合ある中での主力メンバー組のFW(フォワード)のスターティングメンバーに選ばれました。メンバーが発表された後は、コーチが細かい戦術や今日の目的、やるべきことなどを話しました。(私は、半分ほどしか理解できていません)。私の中では、3回ほどしか練習に行っていないため、先発に選ばれたことに驚きましたが、『これは必ず活躍して、State leagueのメンバーに選ばれるぞ』と思って試合に臨みました。

いざ、試合が始まると、私は、最初の5分ほどは難なくできましたが、途中からチームも失点して、私のパフォーマンスも徐々に落ちて行きました。そして、私にとって久しぶり(3ヶ月ぶり)の試合であったことと、暑かったこと(日本と真逆)、人生初めての試合時間が45分ということで、心の中で誘惑に負けて省エネモードでやっている弱い自分(シンプルに体力がなくて疲れていたことのもある)がいました。

そして、前半30分ごろに、新しい選手が入る笛が鳴りました。こんな前半に変わることある?と思いましたが、交代で呼ばれたのは私の名前でした。

コーチにはベンチに戻った時、何も言われませんでした。そして、自分のプレーがよくなかったということでわかっていたので、聞きに行くこともしませんでした。この時、他のベンチのチームメートは、やはりオーストラリアの文化であるのか、みんなよくやったとかGOOD JOBとか声をかけてくれましたが、私の心はかなり落ち込んでいました。せっかくコーチからチャンスをもらったのに、何もインパクトを与えられず、終わってしまったことにかなり悔しく感じました。

そして、ハーフタイムになり、チームメートが怪我をして、急遽、また僕が出ることになりました。今度こそは絶対にゴールを決めると気持ちを込めてピッチに向かいました。試合が始まると、オーストラリア人の大きい体に当たり負けすることが多くなかなか収めることができません。そして、私は、なんとか、ボールを失わず、チームの攻撃に関わろうと、ポジションを下げて行き、中盤までパスをもらいに行きました。

しかし、チームとしてうまくプレスがかからなかったことや前線に残っていて欲しかったのか、後半の最初の後半の交代は私でした。私の心の中では『また自分か』という悔しさや自分の不甲斐なさを感じました。交代で、ベンチに戻ると、コーチに、『日本でどこのポジションをやっていた?』と聞かれました。私は、高校時代ずっと、FWをやっていたため、かなりショックでした。

そして、チームは2失点目を決められ、試合終盤、運動量が落ち始めた中、オーストラリアの文化なのか、ピッチにいる何人かの選手が自分から交代したいとベンチに言い出し、私は、もう一度、試合に出ました。最後こそは、絶対、点を決めてやるという気持ちでコートへ戻りました。

そして、残り3分ぐらいのところで、私が、欲しいと思ったタイミングで裏に抜けて、キーパーと1対1を迎えました。そして、ファーストタッチが大きくなったため、切り返そうとした瞬間に、相手センターバックが戻ってきてシュートを打てませんでした。私は、絶好のチャンスを逃しました。

そして、2分後、チームはコーナーキックから得点しました。

そして、ラストに、また私にチャンスが来ました。

さっきと同じように中盤から裏への浮いたスルーパスが飛んで来ました。私は、横にいる相手センターバックよりもなんとか先に触れる場所にいました。そして、私は、この浮いたパスをバウンドしている状態からダイレクトでシュートするか、トラップして持ち出すかの二択が頭の中にありました。しかし、先ほど、シュートを打てなかったことが、頭によぎり、シュートを選択しました。そして、シュートはまさかのゴールから大きく外れれ飛んで行き、試合終了のホイッスルがなりました。

試合後、私は、自分の実力のなさ、不甲斐なさに失望しながらバスに乗りながら帰りました。

私は、サッカー人生でこんなにうまくいかない日は初めてでした。二回交代して、そして、3度目の出場では決定機を二回外しました。全ては自分の実力不足です。こんなに悔しい経験は絶対にしたくありません。そして、忘れられない経験です。

これが私のメルボルン初の練習試合でした。自分の課題は、90分試合をする体力、フィジカル面、メンタル面であることはこの試合で痛いくらい感じました。State leagueのメンバーを決める締め切りまで1週間あるため、なんとか選ばれるために、なんとかアピールして行きたいです。そして、練習だけでなく、ジムでの筋トレ、ランニング、食生活に力を入れて行きます。

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