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《3投稿目》就活の汚いところ、横から見るか?下から見るか?


2019年3月1日、0時を回ったころ。
世の20卒就活生はノートPCにかじりつき、今か今かと待っていた。

情報解禁ーーー。
そう、就活の始まりを。

同じくして同時刻、都内某所のあるワンルーム。
【Nemoto】と表札のついた部屋の家主も、就活のスタートを切ろうとーーーしていなかった。

根本の就活解禁は、熟睡と共に始まり、そしていつの間にか終わっていた。

それは決して21卒になるとか、夏秋ぐらいに就活やればいいかとか、そんな考え抜いたちゃんとした理由ではない。簡単な理由は2つ存在する。

ひとつ、承諾しても良いかなという会社に出会えたこと。
株式会社フーモア、それがわたしの選んだ会社であった。

そしてふたつ、
単純に、就活はクソだと感じ、就活をやりたくなかったから。

就活はクソだ。
拘束時間は長いし、かけた手間に対し得られるものが少ない、にも関わらず勝手に祈られて傷つくし、企業だって学生だって平気で嘘をつく。

これを「クソ」と表現せずになんと表現したら良いだろうか。

同じように就活を批判している人たちも存在するし、
根本のように就活をしたくない学生の集いも存在するらしい。

なにもこれらの記事や、自己紹介の記事に書いた理由だけで就活をやらなかったわけではない。
そこで、自分のなけなしの就活体験から、「就活って何が本当にクソなんだろう」を見つけていこうと思う。

ーーー

どうも!
「人生行き当たりばったり」でおなじみの根本ひなっちです。
そろそろひなっちは浸透したでしょうか?(ニッコリ)

いや~ついに始まりましたね24時間投稿企画。
いいですね、こういう心身の限界に挑戦する企画大好きです。

さて今回は、わたしが延々と言い続けている「就活はクソ」の記事です。
就活をほぼやらなかったわたしが”そんなこと”を思い始めた理由について、体験談をもとにお話ししていこうと思います。

わりと就活生あるあるなので、みんな共感してくれるはず!

それでは行ってみましょう、せーの!
\就活はクソ~!/

■就活生からみる就活

まず就活の第一歩としてみなさんが意識するのは、大学3年夏・灼熱のインターンではないでしょうか。
当時不安な就活生だった根本、ちゃんと会社説明会に行ってみました。

まず会場に着いて思ったこと。

「か、会社説明会+インターン選考会だってェ~~~!?!?」

大して行こうとも思ってない会社のインターンの選考受けさせられるのイミワカンナイ。

しかもグループディスカッション。
出た出たグルディス!よく聞くやつ!企業が就活生を振るって落とすためだけのやつ!!!!

どうやって回避しようか考えていた時間むなしく、地獄のグループディスカッションが始まりました。

「じゃあこれについて話していきますね!」

またもや出ました進行役!ガッチガチの就活生!!敵!!!!!!
彼女のガツガツ感に困惑しながらアワアワおしゃべりしていたのを覚えています。

進行役の彼女、すごくキマってたと思うんです。
きっと受かるだろうし、その会社(確か人材系のメガベンチャーだったような)のやたら笑顔の社員さんたちにもウケが良さそうだしそりゃそうだよ…そりゃそうだよね…

就活、就活生、コワイ。

こうして、初めてのインターン選考は、わたしにトラウマとドン引き感を植え付けて幕を閉じました。


同時期、折れずにもう1社のインターン選考へ。ここも人材系ベンチャー。
この選考は面接でした。さて感触は~?

…もうなんか、超疲れた。

ありきたりな質問しかされないし、反応薄いし、なにより社員の態度が悪い。
最高に最低な気分でオフィスを出、やけ酒した時にわたしを慰めてくれたあのお酒たちありがとう、一生忘れません。

この2つの悲しい経験から、就活について考えるのをやめました。
(本当は卒業が危うくて就活どころじゃなかったのは秘密です。)


■企業側からみる就活

自己紹介記事にもあったように、なんとかフーモアから内定をいただき速攻で就活をやめたわたしは、ここから企業側として就活イベントに行くことになります。

わたしたち内定者は、「内定者が一緒に働きたいと思える同期を探す」という目的で、小規模の合同説明会にいくつか参加しました。

もちろんその時はもう企業の一員としての気持ちです。放つ言葉一つ一つに気を遣いました。
そもそも自分が就活をしていない身ですから、合同説明会に参加している就活生をひたすら尊敬していました。ゆえにネガティブな感情は抱かないはずなんですよ。

抱かない「はず」だったんですよ。

初めての説明会が終わった感想として、
「あれ?就活生やばくないか?」
と思いました。単純に。

うわあ、と思った座談会での質問その1。
「御社の事業内容とはどういったものなんでしょうか?」
という、明らかにアピールしにきてるやつ。
いやいや志望業界に全く違うところ書いてますやん。

質問その2。
「大手行きたいんですけど裁量権が欲しくて(以下略)」
そんな会社あんまりないと思うんだけどな~!

就活においてめっぽう情報弱者のため、わたしが知らないだけかもしれません。
それにしても大手で裁量権ってなに?そんなとこあるの?そもそも裁量権ってわかってる?

ガチガチの記事の最後に「Wikipediaより引用」という文言を見つけてしまったような気持ちです。
つまり浅い。

きっと「イイ企業には裁量権がある!」とか言われているのでしょう、裁量権とかなんとか、就活の単語帳でもあるのかってくらい聞かれました。

なんか、勿体ないなあ、という気持ちでいっぱいでした。

あんな汎用的なこと言われるくらいなら、謙虚さなんか捨ててくれて良いし、もっと身近な質問を投げてくれたほうが、人間味を感じて話してみたくなるんですよね。
個人の良さが伝わる会話をしたい、というのが説明会での心残りでした。

個人を知り尽くせないまま終わること。
今思えばこれが、就活を嫌いになった1番の理由だったのでしょう。


■どこからみても就活はクソ

色んな立場で就活を経験させていただきましたが、就活生・企業側、どちらの場面でもポジティブな感情を抱くことはありませんでした。

感じざるを得なかったんです。

お互い時間やお金をかけて、本当に得られたものってありましたか?

もちろん全てが無駄、とは言いません。

でもやっぱり、「就活生だった時にもっとこう頑張れたら良かったな」「採用イベントでの座談会でもっとこんなこと聞いてあげられればな」とか今になってめっちゃ後悔します。

結局、就活生としての就活はクソだったし、企業側になっても就活はクソ!

これが真理だ、、、

まあこんなクソみたいな時代で、さらにクソな「就活」なんてイベントに強制参加させられてしまった以上、この就活という競技をやり抜くしかありません。

そんなクソイベをどう乗り越えるかなんて、ぶっちゃけ知らん。マジで知らん。
(そりゃそうだ、だってまだ大学生ですもの。)

しかし明確にちょっとだけ、頑張りたいなって思うことがあります。

人間味を感じさせる/受け取る努力をすること。

就活生の時は「肩書だけじゃなくて中身を知ってほしかったな」、
企業側では「もっとこの人がどんな人柄か知りたかったな」、
立場が違う就活だったけど、この思いだけは共通していました。

しかし莫大な応募人数を振るうには、企業はまず肩書や学歴で足切らなきゃいけない。
だからこそ就活生は自分の栄光(仮)をガチガチに作りこむ。
本当にしょうがない。

でも「今後一緒に働く仲間」として、スキルだけでは測れない中身を、ありのままぶつけ、そして感じる機会があるといいなと思いました。

何だかんだ言いつつ、「人間採用」めっちゃ良いなと思います。

就活、もっとやりやすくなってほしいなあと、ただ独り言ちるばかりです。

ーーー

いやあ、改めて振り返ってもやっぱり就活はクソでしたね!

就活をしていない身で就活をひたすら叩く、というアグレッシブな記事を書かせていただきましたが、みなさんが感じたであろう不満をこうしてぶつけられて、最高の気分です。

自身を上手く伝えられないもどかしさが多発することにより、ホントのホントに楽しくない就活ですが、就活生の皆さんが満足いく終わりを迎えられることを、ひたすら願っています。

最後にひとつ。
就活なんて、生まれ変わったら絶対やらない!


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