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社会人3年目に匹敵していたい私たち

「入社時点で社会人3年目に匹敵していなさい」と採用担当の西尾さんから日々口酸っぱく言われる。「マストで」というのも付け加えて、だ。


過去の記事にも内定者同士の薄ら寒い褒め合いが記されていたように、私たちは別に自分たちのことを「出来ない学生」とは思っていない。それなりに経験値も積んできた自負があるし、就活においても負けた数の方が数えるに易いかもしれない。
しかしそれはあくまで学生としての枠で考えた際の評価であって、現段階で社会人の方と同レベルで仕事が出来るなんて、誰もこれっぽっちも思っていない。

特にインターンを通じてフーモアの社員さんのレベルの高さに非常に驚かされ、最近では「社会人3年目レベルになるためには本腰を入れないと間に合わない」という空気がうっすらと、いやはっきり自分たちの中に蔓延している。


これは放っておいて到達できるレベルではないので、今現在の内定者期間は通常のインターン業務の他に様々な課題を経験し、スキルアップに努めている。

課題とは、例えば各自が制作したパワポで合同採用イベントに登壇したり、このnoteだったりするわけだが、当然各課題に対して目標設定がされており、内定者はそれの達成の為に動いている。
noteで言えば文章力の向上など実能力の強化はもちろんのこと、KPIの設定から達成への打ち手を思索したり、なるべく実際の業務に近い感覚を養うために行なっている。

その中で最も早期から行なっている課題に「記事考察」というものがある。次の記事でも少し触れているので、まだの方はぜひ一度読んでいただきたい。


記事考察課題は6月末から週に3回、週ごとのテーマに対応した記事を探し、考察文を書くという課題だ。主な目的は「インプットとアウトプットの最大化」。

300〜400字程度の文になる為、早い人は5〜6分で終わる手軽なものではある。
しかし記事選びの妥当性、考察の深さ、文章構成などなど、考慮しないといけない点が多く存在する為、週3回となると中々に重たい課題とも言える。


正直、めんどくさい。

しかしそんな時も「社会人3年目に匹敵する」という言葉が呪文のようにのし掛かってくる訳で、こなす程度だとしても課題の提出はなるべくしている。

こんなことを続けていると否が応でも成長と呼べるものが見えてくるものだ。


例えば

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これは内定者の一人が最初期に提出した考察文だ。

考察だけ見ても記事の内容が伝わりづらく、感想文程度にしかなっていない。「ホワイトパワー・ブラックパワー」の説明の欠如は記事に誘導する仕掛け、と捉えることも出来るが、まあ普通に説明不足の怠惰と言い切ることもできる。

全体的に「ふーん、了解」みたいな感想しか抱けないものになっている。


一方

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これは同人物が今月の始めに書いたものだが、違いは一目瞭然なのではないかと思う。
文中で気になった箇所の抜き出しから入り、一点に集中した掘り下げ、一般化するための例え話など、細かい部分のスキルが身についているのが分かる。


ただし、より本質的な部分ではおそらく問題の抽象化と自分ごとへの落とし込み能力がかなり高まっている。

全体を把握した上で自身であったりフーモアの事業に繋げる力は、直接的に入社後に活かせるものである上、「インプットとアウトプットの最大化」という元来の目標設定に意識が向いていることも見える。

ここまで紹介してきたが、私たちが着々と(少しずつではあるが)成長してきているのは見て取れる。だがしかし、入社3年目時点であるかと問われれば、もちろんそれは程遠い。
本当は現在の私たちのレベルなんてたかが知れているし、3年目の社員さんたちが目指す上でどれほど高い場所にいるのかも知っている。「匹敵する」なんて、おこがましいにも程がある。

けれどあと半年後には間違いなく追いついている。

言ったからにはやらないといけない、だからやる。

そのためにこの課題は継続させなければいけないし、私たち内定者はよりいっそう真剣に取り組まなければならない。
「これまで」の己に対しての自負は確かにあるし、それは持ち続けてもいいと思う。
ただ、それに甘んじずにさらに高みを目指し、より自身に誇りを持っていく。
そのために、この課題を高いクオリティでこなし続け、驚くほど大量の課題に今日も埋もれていようと思う。


文責:清田


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