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《2投稿目》生意気ながら、私が御社を蹴った理由

ホント恐縮です。僕だってこんな記事が書きたい訳じゃないんです。

フーモア20卒の清田です。
実質的な1記事目からやるせない気持ちでいっぱいです。同期のみんな、「言語化する事は大事!」ってニヤニヤ近づくな。なんでもありじゃないぞ。

所詮一大学生の自分が企業の採用活動を批評するなんて無理がある...350mlの勇気が欲しい...まだ10時か......


まあ押しに弱いので書きますが、前提としていくつか。
1.6月に終えた就活を思い出しながら書いているので、自分を正当化してる部分も大いにありそうです。なるべく公平に書くつもりなので悪しからず。
2.内定を頂いた企業だけでなく、面接過程や説明会だけで気持ちが切れた会社も含めた記事になります。
3.あくまで個人の話です!就活生の総意とは全く思っていないので、ぜひ話半分で読んでやってください。


そんな会社行ってたまるかコノヤローまじでさあああ

明確な軸を持ってる就活はもはや作業ゲー。もちろん都度の対策はしますが、各企業について深く考えることがないので、アリかナシかをスワイプする出会い系みたいになります。ではここからが本題。ナシの企業はなぜナシなのか。

自分が受けた中で一番ナシの企業のナシの人事のナシの一言から推測します。

「中途はソフトウェア採用だけど、君たち新卒はハードウェア採用。今持ってるスキルよりも、今後の伸び代で判断します!」

はぁあ!?何を初期化しようとしてくれてんだこのやろー

今学生が持ってるスキルなんて大したことない場合が多いので、あとからスキルを詰めたいのは正直分かります。僕だってバカじゃないんだ。だとしてもその言い方は嬉しくないです...

そんな体験から少し考えてみたのですが、売り手市場の就活は

「承認欲求を満たしてほしい就活生 VS 満たしてあげる or あげられない企業」

という構図が見えると思っています。いいですか、まともな就活生は全員メンヘラです(断言)。


売り手市場だからこそ、本当に自分の価値観と合う、もしくは自分を評価してくれる企業選びをしたいわけです。これは真に評価されるべき学生ではなくても「売り手市場」という言葉を無駄に信じすぎている学生にも言えます。

では「承認欲求を満たせる採用活動」とはどんなものか。

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これはもう完全に僕個人の視点なので例えばこういうの、ぐらいに思ってください。

個人を特別視してほしい学生が多いので、入社時に数百人が似たような業務につくのも当然納得がいきません。せめて納得のいく説明を!!と国会みたいな状況になるわけです。

僕は特別捻じ曲がった人間ですが、こういったメンヘラ就活生はもはや「評価してくれる企業 or ただただ好きな業界」を選ぶしかなくなります。僕も冷静に決断をしてフーモアの入社を決めたつもりですが、この2点は意外と作用していた可能性があります。


僕は絶対的に正しい。あなた方はこうすべきだった。

提案とまではいきませんが、この章は僕視点での理想の採用活動を考えていきます。「学生の承認欲求を満たす」ことを目的に、2点。

まず、大手は総合職をやめてほしい。

これは大手以外でもそうなのですが、ベンチャーでは(少なくともフーモアでは)採用する人材のペルソナが明確に掲げていることが多いです。なのでたとえ総合職だとしてもペルソナ毎の採用枠を確保することが出来、学生も不満を抱きづらいです。

一方、大手。数百人を一斉に採用するのに全員同じ枠って意味分からなくないですか??

とある大手IT企業では総合・法務部・エンジニア職の3枠しか募集が掛かっていません。法務部はほぼ法学部学生、エンジニアは特殊スキル、他全ての学生は総合職です。

いや、なんで?
数百人の学生が各々の経験やスキルを精一杯プレゼンして、最終的に「総合職」?そんでランダム配属はなに??

正直な話、新卒が全員同じスタンスでスタートを切るのは嫌です。スキルレベルの上下はあるものの、多くの学生は自分なりに提示したい経験やキャラクターを持っているものです。企業側がどうせ総合職に当てはめるなら、そりゃ格好や体験談も同じようなものになります。そんなものは両者共に求めていないのは自明じゃないですか。


2点目、採用担当との雑談はむちゃくちゃ重要。

現在でも唯一思い出す会社は、フーモアの次にリクルーターが話しやすかった会社です。会社のことや就活全般のことなどを自由に相談できる方がいる会社は、やはり好印象を持ちやすいです。まあ、この会社は最終面接で落選する事になるわけですが。

「話しやすい人がいるから入社を決める」なんて甘すぎることも理解しています。ただし、就活生はこの辺りが意外といい加減だったりします。そんな事が入社の決め手になることはめずらしくありません。


みんな目一杯悩んでるんだよ...就活は大変なんだって...

自身の決断で今後の人生を選択すると思っている為、当然真剣な就活生が多いです。ただし、真剣になればなるほど視野が広がって悩むのも常です。よって、最後は瞬間の感情が大きな決め手になります。

自分にとってベストな企業を選択できた学生はレアでしょう。当然、自己分析・企業研究などは時間を取れば精度が上がります。が、それでも社員さんの雰囲気など、完全に企業を理解するのは無理があります。
では、内定の承諾は「手を打つ」という行動なのかもしれません。

これは個人次第ではありますが、感情面で学生を取り込んでしまえば有効なデータよりも強く影響を及ぼす可能性はあります。よって、学生の心を掴むための施策が重要になります。
料金面での採用コストを抑える代わりに、時間リソースを利用したアプローチで欲しい学生を囲い込む方が良いのでは、なんて思います。


なお、ここまで色々書きましたが、リソースの限界もあるので就活生個々人にカスタマイズした採用プロセスを組むのは無理があることは重々理解しています。採用活動に関わらせていただく中で、どうしても「足切り」の有効性を感じてしまいます。(一方でその難しさと危険性も感じるわけですが。)

やはり、早い段階での目星と囲い込みで対処するしかないのでしょうか。メンヘラ就活生は囲い込めばいいんです。


ここまでたかが一学生のワガママではありましたが、お目を通していただけていたら幸いです。新卒の価値が高まっている今だからこそ起こり得る就活生の悩みは多くあります。それに寄り添った採用活動を行う企業が増えれば、就活に対する学生の悩みも減ると思ってのお話でした。


それでは、長くなりましたがここらで記事を締めさせていただきます!24時間企画はまだ始まったばかりですので、皆さん他の記事もぜひご一読ください!

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