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創りたいのか、売りたいのか

ごきげんよう。
つくづく、商売に向いていないと思う
しろひつじです。

わたしは「この手で生み出したモノで、誰かの気持ちをプラスに変える」という目標を掲げています。

生み出すモノの一つに、手芸系のハンドメイド作品があります。
この作品で人の気持ちを動かすとなると、それを「販売する」という選択肢があるのですが、ここで大きな葛藤がわたしの心にのしかかってくるのです。

販売する前提の作品を作るにあたって「作りたいものを作ればいいじゃん」という気持ちと「望まれるものを作るべきでしょうよ」という気持ちがせめぎ合うのです。

店を構えてもいない内から、難儀なことです。

「狙った作品は作らない。ウケることや認められることを狙っていかない。狙っていって、それが当たることは、そうそう無いと思っていい。」と主張するわたしがいます。

そうは言っても、狙わずに的を射ることは難しいのも事実です。

狙ってないフリをしながら撃ち込む。
(どこぞの凄腕スナイパーですか?)

誰に嘘をついている?
誰を欺いているつもり?
何かを売りたいということは、狙っていることに他ならないのでは?

己れに矛盾を感じている。

欲を出さずに商売するというのは現実的ではないでしょう。
きれいごとだと思います。
生きていく為にお金が必要なのは、紛れもなく事実。
霞を食って生きている仙人じゃあるまいし。
本気でこれだけでやっていくのなら、最低限の暮らしをする分だけは何とか捻出したいもの。

でも、わたしの頭のどこかで、欲や得は悪いものだと思っているところもあるのです。

ただ、思い付いたものを形にする。
面白いと思ったその時に。
損得は後から考える。
受け入れられる世界が広くなくてもいい。贅沢は言わない。
理解してくれる人にさえ出会えたらいい。
大事なのは前のめりな姿勢。
これを作りたい。あれを形にしたい。
強く望む気持ち。
単純に。純粋に。
作品が広く受け入れられれば、それが理想。

そう、理想。
それは、本音?建前?
本音でもあるし、建前でもあるかも。
売れたら助かるじゃん。
次の作品の原資になるじゃん。
儲かったらラッキーじゃん。
心に余裕が生まれるじゃん。
これが本音も確かです。

矛盾に気付きながら、気付いていないフリをしてることろがある。
偽善みたい。

それを手にすることで喜んでくれる人に届かせたい。
材料費はかかっているし、技術も時間もつぎ込んでいます。
理想と現実はそう相反したものでもないと、思うのですが。

簡単に商売を始めている人を横目で見ながら、自分と何が違うんだろうと思うわけです。たぶん、そんなに違っていない。
違うのは、すぐできるかどうか。
うん。すぐ実行に移せるかどうか。
やらないといけないことは調べてあるので知っています。屋号を決め、個人事業の届け出をし、口座を定めて、発送できる準備をしたら、開店すればいい。
それだけといえば、それだけ。
多少の失敗があっても、その都度ちゃんと謝って、誠意を持って対応し、改善していけばいいはず。

そのそれだけを
「やってもいいのか?」と思ってしまう。
ここが問題。
逆に何故やらない?
そっちから考えよう。
販売に対する心の問題は、もう少し時間をかけてほどいていきます。

今はとりあえず売ることを考えずに、創る力をパワーアップすることだけに、気を注ぐことにしょう。
自分が満足できる作品がしっかり作れないと、お話になりませんもんね。

今日はここまで。
読んでくださってありがとうございます。
皆さまの、望んだ生活ができますように!

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