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ヨーロッパをめぐった旅 #11(ベルリン観光)

こんにちは!
アクセスありがとうございます!

今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第11弾を書いていきます!
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。

それでは早速、旅を振り返っていきます!
※文中に記載の各情報(交通費用・行き先・観光施設の料金/展示物など)は2023年6月時点のものであり、現在は変動/終了している場合があります


朝食

ホテルのチェックアウトを済ませ、まずはベルリン中央駅に向かいます。
コインロッカーにスーツケースを預けることが主な目的ですが、もう一つ目的があり、それが駅中で朝食を食べることでした。

その前に・・・ベルリン市内の公共交通機関に関して。
市内では近郊列車(Sバーン)、地下鉄、バス、トラムがあり、今回はSバーンと地下鉄を利用しました。
こちらでも24時間これらが有効な乗車券を購入しました(料金は 8.8ユーロ(約1,390円))。
※ベルリンではゾーン制を敷いているため、対象のゾーン区分によっては価格が異なります

近郊列車(Sバーン)

さて、ベルリン中央駅に到着し、コインロッカーにスーツケースを預けて、いよいよ朝食です。
この日、朝食として食べたのが、カリーヴルスト(Currywurst)でした。
カリーヴルストは名前からも想像できる通り、ドイツのカレー料理です。
ただ、日本のカレーライスのようなカレーではなく、焼いたソーセージの上にケチャップとカレー粉がかけられた料理です。

カリーヴルスト

昨日、ベルリンに着いたときにカリーヴルストを出しているお店を見つけ、その時点で翌日の朝食にしようと決めていました。
これ、美味しかったです!
日本に帰ったら自分でもやってみようと思いました。
また、このときは朝に食べたので合わせていないですが、間違いなくお酒も進みます。笑

食事も済み、まずはティーアガルデンを歩きます。

ティーアガルデン

Sバーンでティーアガルデン駅に移動し、ベルリン中央駅方面に向かうように歩きました。
ここ最近は建物ばかりを歩いたり、上っていたため、久々に歩道や緑が豊かなところを歩きました。

街の中心部からほど近いところにありますが、広さは210ヘクタール(東京ドーム約45個分)と、とても広大です。(参考
なお、こちらでは、庭園内にある様々な建造物や施設に関して記載されていますが、今回はあまり寄り道せず、ほぼ直線で歩きました。(単に知らなかっただけでもありますが…)

園内マップ(迷わないようにだけ頼ってた汗)
園内
お池(というか沼?)
並木道
お花が植えられたエリアもあった
戦勝記念塔
ソビエト戦争記念碑

後半は戦争に関する記念物もありましたが、朝から良き散歩となりました。
太陽が隠れていたこともあり、気温がそこまで上がらず、コンディションとしても良かったです。

ブランデンブルク門

ティーアガルデンをティーアガルデン駅から歩いてきたのは、この門をゴールとするためでした。

ブランデンブルク門は1788年~1791年に当時のプロイセン王国の凱旋門として、アテネの神殿の門を手本に建てられたようです。

通ってきたルートから、まずはこっちから撮影した(裏側)
表側

ちなみに、現在は何の問題もなく誰でも門を通ることができますが、東西分裂の時代はすぐそばに壁が築かれていたため、通ることはできなかったようです。

上部のカドリガ

博物館の島

地下鉄に乗って、続いては博物館が並ぶエリアにやってきました。
ここには5つの博物館が集まっていて、「博物館の島」と呼ばれています。
今回は、このうち3つの博物館に入りました。

新博物館

まず始めに入ったのが、新博物館でした。
今回は行きませんでしたが、「新」ということは、旧博物館もあります。
新博物館といっても戦前から既にあったのですが、戦争で破壊され、70年の時を経て2009年に再オープンされました。

「新」といえども、現代チックな品々が展示されているというわけではなく、古代の出土品が多かったです。

内部1
内部2
内部3
内部4

あとは、(写真は撮らなかったですが)行ったときにはウズベキスタン展なるものをやっていました。
ウズベキスタンをはじめとした中央アジア地域も旅の候補地だったため、より行きたい熱が高まりました。

ボーデ博物館

続いて向かったのは、ボーデ博物館でした。
旧ナショナルギャラリー(博物館の島を構成する5つのうちの1つ)とどちらに行くか迷ったのですが、新博物館から近かったという理由だけでこっちにしました。。

ここでは、中世以降の絵画や彫刻が主に展示されていました。
結構な数の作品が展示されており、かつ内部も結構広かったです。
順路が明確に定まっておらず、かつドアもたくさんあったため、若干迷路のような感じになっていました。

入口の騎馬像
内部1
内部2
内部3

ここまで2つの博物館を回りましたが、2時間はゆうに過ぎました。
ちょうどお昼どきになっていたため、昼食として、ボーデ博物館内のカフェスペースでピタパンを食しました。

ペルガモン博物館

さて、最後に入ったのはペルガモン博物館でした。

しれっと外の写真

実はこの博物館が本命で、元々は最初に行く予定だったのですが、チケットを購入した際に2時間待ちと言われてしまいました。
2時間何もせずに過ごすわけにはいかないと思い、先に新博物館やボーデ博物館を見たわけであります。
ただ、この2つの博物館に思った以上に時間を使うことになり、一瞬入ることをためらいましたが、やはり次にいつ来られるかわからないことを考えると、引き下がるメリットは見つかりませんでした。

こちらでは、古代に建てられた巨大な遺跡がそっくりそのまま展示されています。
その大きさに終始圧倒されました。
※ペルガモン博物館は2025年頃まで一部が閉鎖中

ミレトスの市場門
イシュタール門
大きな像
水色が鮮やかなデザインの展示品

展示されているものがどれも迫力ありました!

さて、博物館を堪能したところで、次の目的地に向かいます。

ユダヤ博物館

博物館の島からユダヤ博物館までは地下鉄を利用しました。
そんな中、博物館の最寄りの駅のホームが幻想的なデザインでした。

天井がプラネタリウムみたいだった
やってきた地下鉄車両

この車両に乗って、ユダヤ博物館まで行きました。

ユダヤ博物館

ここではユダヤ人の歴史を知ることができたり、ユダヤ人とはどのような人たちなのかが紹介されています。
てっきり戦争前後のユダヤ人に関する資料館を想像していたのですが、それらはごく一部でした。。

あまり多く写真は撮っていないですが、撮影したものをば。

絵画
ユダヤ語(わからん)

中でも印象的だったのが、こちらの「Memory Void」です。

Memory Void

ここでは、まるで苦しんでいるような顔の形をした金属が10,000以上敷き詰められています。
また、天井が吹き抜けになっていているため、この作品に足をのせると甲高い金属音が響き渡ります。
上の写真のように、私も奥まで歩いてみたのですが、まるで悲鳴を上げているみたいに感じられました。。。

ユダヤ人とはどういった歴史をたどってきたのか、ということを体感したところで、今度は壁博物館に向かいます。

壁博物館

ユダヤ博物館からは徒歩で移動できる距離にありました。
その道中で、かつて壁が敷かれていた場所を通りかかりました。

壁の跡

また、壁博物館の付近には、国境検問所:チェックポイント・チャーリーが観光用に復元されています。

チェックポイント・チャーリー

今もこのような形で至るところにベルリンの壁が敷かれていた面影を見ることができます。

さて、建物に入ります。建物は割と簡単に見つけられたのですが、入口を探すのにちょいと苦労しました。。

壁博物館

内部の撮影はあまりしなかった(疲れ加減だった・・)ですが、ベルリン封鎖当時の状況や、上手く壁を通過できた人、できなかった人の話が紹介されています。
また、ベルリンの壁に関する話だけではなく、それ以外の戦争などによって東西や南北に分断された国々に関する歴史も紹介されていました。

建物4階に展示されていた一台の車に衝撃を受けました。
銃だかで打たれてボロボロになっていたその車体は、今も続くウクライナでの戦争で打たれたものでした。(そこには所有者と思われる方のメッセージも添えられていた)
正直、昨今のウクライナの戦争に関する話をここで見ることができるとは思っておらず、つい見入ってしまいました。
と同時に、とても悲しい気持ちになりました。
ウクライナにとってもロシアにとっても、ひいては世界中の誰にとっても戦争は無意味なものであると思っています。
一日でも一秒でも早く、世界中で起きている戦争や紛争が終わることを心から願っています。
どんなに偉い人でも、どんなに強い人でも、どんなに身分が低い人でも、どんなに弱い人でも、皆ひとりの人間であり、尊い命を持って生まれてきたことには変わりないですので。

ホテルチェックイン

壁博物館からこの日に宿泊予定のホテルが徒歩圏内だったこともあり、コインロッカーに預けたスーツケースの受け取りや夕食の前にホテルチェックインをすることに。

その前に、ホテル付近にスーパーマーケットがあったので、そこでお水を調達。
せっかくなのでスーパーマーケット内の写真を。

野菜売り場
お肉とか加工品とか
豊富なラインナップのワイン

思ったこととして、ワインだったり、ビールが安く販売されていました。(この写真だと殆どのワインが500円前後)
ここにいたら毎日晩酌がはかどりそうです。笑

さて、お水の調達も済み、ホテルにチェックインです。
この日に宿泊したのはカプセルホテルでした。

カプセル内

ホテルに入ったときから暗めの室内で、部屋の中がこの写真です。
宇宙船を連想させるようなデザインで、日本のカプセルホテルよりはちょい広めでした。(これとは別に2人用の部屋もあった)
予約した後になって、北欧に発つ前、最後のホテルがカプセルかよ・・・って思いましたが、これはこれで結構快適に過ごせました。

本土最後の夜は・・・

チェックインを済ませ、夕食へと向かいました。
夕食はポツダム広場周辺にあったレストランへ。

ビールと合わせて、ついに見つけたグラーシュを注文。

グラーシュ

ハンガリーが起源とされていて、少し甘辛なビーフシチューのような味わいです。(右上はたぶんビーツだった気がする)
実はクロアチアに来たときから機会あれば食べてみたいと思っていた料理で、ドイツに来てようやく食べることができました。
もちろん美味しかったです。

2杯目に注文したビールがこちら。
ベルリーナ・ヴァイセというもので、シロップで割ったビアカクテルです。

ベルリーナ・ヴァイセ

こちらはハーブの風味がアクセントのものでしたが、甘みも感じられて飲みやすかったです。
ビールの苦みが幾分軽減されていて、苦手な方でも飲めるかもしれません。

30ユーロ(約4,720円)かかりましたが、ヨーロッパ本土を締めくくる食事として、良い時間を過ごすことができました!

お腹も満たされたところで、ベルリン中央駅に戻ってスーツケースを受け取り、ホテルに戻りました。(〆でレッドカレーを食べたことは内緒…)

旅も前半が終わりました

今回の旅は前半と後半で分けることができました。
前半がヨーロッパ本土(クロアチア~ドイツ)、後半が北欧(ノルウェー~フィンランド)といったところです。

気づけば日本を発ってから10日が経とうとしていました。
ここまでは多少のトラブルや計画変更はありましたが、無事に各地を回ることができ、体調も大きく崩すことなく過ごすことができました。
後半もその調子で北欧シリーズを楽しんでいきたいですね!

明日はドイツからいよいよノルウェーに入ります。
次回はそんな移動日の一日を予定しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!