見出し画像

ヨーロッパをめぐった旅 #10(ミュンヘン出発~ケルン観光~ベルリン到着)

こんにちは!
アクセスありがとうございます!

今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第10弾を書いていきます!
気づけば当シリーズも10記事目ですか。
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。

それでは早速、旅を振り返っていきます!
※文中に記載の各情報(交通費用・行き先・観光施設の料金/展示物など)は2023年6月時点のものであり、現在は変動/終了している場合があります


さて、この日はどうする?

前日のミュンヘン観光から翌朝を迎えました。
本日は朝からドイツを北上します。

さて、この日ですが、当初はこんな計画を立てていました。
・ミュンヘン⇒(移動)⇒フランクフルト観光(午前)⇒(移動)⇒ケルン観光⇒(移動)⇒フランクフルト観光(午後)⇒寝台列車でベルリン

とは言え、#5や#6でも書きましたが、寝台列車は乗れない(厳密には乗車可能だが、予約した寝台席に行くことができない)ことがわかっているため、計画を見直そうか考えているところでした。

で、結局こちらのように旅程を変更することにしました。
・ミュンヘン⇒(移動)⇒ケルン観光⇒(移動)⇒ベルリン着⇒ホテル泊
大きな変更点としては、フランクフルト観光をやめたこと、ホテル宿泊といったとこでしょうか。

変更に至った理由を書くと、だいたいこんな感じです。。
・寝床が確保できるか不透明な状態で寝台列車に乗るのは、やはりリスクが高い
・そもそも寝台列車がフランクフルトを出発するのが、深夜0:50で、そこまでの時間を過ごすのがキツくなりそう
・予定としては組んでいたものの、個人的にフランクフルトで行きたいと思う観光施設があまり多くなかった
 ・ケルンの大聖堂や美術館はこれらより行ってみたかった
・単純にホテルで休みたくなった

どうしても後ろめたい理由が多い感じになってしまいましたが、変更した分の旅費や宿泊費が新たな出費となるため、もちろん変更によるデメリットもありました。
それでも、天秤にかけたときに、変更した予定で行く方が良いかなと思いました。

というわけで、ケルンへ

ICE(Intercity-Express)

ケルンへは、ミュンヘンから直接行くこともできましたが、フランクフルトまでの列車は元々予約していたため、フランクフルトを経由してケルンに向かいます。

ミュンヘン中央駅に着き、朝食としてピタパンを駅のホームで購入し、列車に乗り込みます。

発車案内(一番下の06:42の列車に乗り込みます)
15番線ホームの発車案内(ハンブルクまで行くんですね)

この日は長距離の移動が続くため、すべてICEというドイツの高速列車を利用しました。

ICE(Intercity-Express)

日本でいうところの新幹線のようなもので、ドイツの各都市はもちろん、スイスやオーストリア等の周辺諸国にも乗り入れています。
車内では無料でWifiが利用できます。また、食堂車両も付いています。

定刻から2分ほど遅れて列車はミュンヘンを出発しました。
もはや列車が遅れることはある種当たり前に感じてきました。。
車内の液晶モニターで各駅の到着見込み時刻が表示されているのですが、この時点でフランクフルトへの到着は予定時刻から10分遅れになっていました。
一体、何でなんだろうな・・?と思いましたが、10分くらいなら良いわって感じでした。

車内は比較的快適に過ごすことができました。
外の景色も良く、車内も静かで揺れも少なかったように感じます。
列車も徐々に挽回してくれたようで、当初10分遅れでのフランクフルト到着が見込まれましたが、3分の遅れに変わっていました。

フランクフルト到着寸前で・・・

さて、列車は順調に進み、マンハイム(Mannheim)中央駅を出発し、次はいよいよフランクフルト中央駅に到着となるのですが、その道中で突然止まり始めました。
順調とは書いたものの、ちょいちょい減速することはありましたが、完全に止まったのは初めてでした。
「ん?」と思い、モニターに目をやると、到着見込みが20分の遅れに変わっていました。

「何があった!?」と思うも車内アナウンスに耳を傾けようとしても、ドイツ語でわかりません。
で、隣に座っていた女性の方が「ドイツ語わかる?」って私に訊いてくれ、「わからない」と回答すると英語で止まった原因を教えてくれました。
どうやら、フランクフルトまでの道中で火災が発生したようで、その消火活動を行っているとのことでした。
「そりゃ止まるわ」って納得するも、列車はこの後も止まり続けます。
モニター上に表示された到着見込みが40分遅れに変わり、ついには90分遅れに変わりました。

さらなる旅程変更

やっと消火活動が終わったようで、列車は動き出しました。(動き出したときは謎に隣の女性と感動し合いました笑)
結局、90分ほど遅れてフランクフルト中央駅に到着しました。。

10時8分にフランクフルト中央駅到着予定だったため、10時半くらいに出る列車でケルンに行ければと思っていましたが、乗れるわけもなく・・・
90分の遅れということで、さらなる予定の変更も余儀なくされました。
夜遅くにベルリンに到着することを避けたく、そのためにケルンを15時48分に出る列車に乗る必要がありました。
ケルンでは大聖堂とルードヴィヒ美術館に行きたかったのですが、11時半の時点でフランクフルトにいることを考えると、ルードヴィヒ美術館に行くことを諦めざるを得ませんでした。。。

ザルツブルクでお会いした夫婦にドイツの列車は遅れることが日常茶飯事だとか、突然キャンセルになることも珍しくないと言われていたのですが、まさにその通りでした。(実際、最初の予定で予約していたフランクフルト⇒ケルンのICEはキャンセルになっていました…)

ケルンに着くまで

旅程変更となり、ケルンに向かう列車の出発まで少々時間が空いたので、ここらで昼食をとることにしました。
駅の外に出ることも考えましたが、出たところで何かできるような時間もなかったため、駅構内で過ごすことにしました。

昼食先に向かったのはマクドナルドでした。笑
ドイツでもしっかりマクドナルドに行きました。

トレー
注文したバーガー

昼食ということもあったので、日本で見かけないバーガー(上の写真)に加えて、ハンバーガーも注文。
ハンバーガーは、日本のそれとサイズや味は特に変わらなかったと思います(値段は忘れましたが、たしか200円くらいだった気がします)。
もう一つのバーガーの方はパティが食べごたえありました。

食事も済ませ、ケルンに向かいます。

フランクフルト中央駅

ICEを利用し、1時間ほどでケルン中央駅に到着しました。
この列車は特段大きな遅延なくケルンに着いてくれました。

色々ありましたが、ケルンに着きました

大聖堂

駅から出るとすぐに大きな大聖堂が見えます。
ケルン中央駅を普段から利用する人は毎日この景色を見るわけですね。

駅から見える大聖堂

駅から回って入口に来ました。

入口付近から
入口となり

間近で見てもやっぱりでかいです!
高さは157メートルあるみたいです。
1248年に着工し、600年もの歳月をかけて、1880年に完成したゴシック建築のカトリック教会です。
ドイツの教会では最も訪問客が多いそうです。

見上げ続けて首が少々痛くなったところで内部に入ります。
内部も非常にスケールがでかかったです。

内部1(柱もでかい)
内部2(祭壇)
内部3(きれいなステンドグラス)
内部4(聖棺)

このステンドグラスはバイエルン王ルードヴィヒ1世が奉納したことからバイエルン窓とも言われています。
また、収められている聖棺は黄金細工としては世界最大規模だそうです。

内部を一通り見たところで、続いて高さ157メートルの南塔に登ります。
エレベーターはなく、階段です。

階段入口

入口にあった看板を見ると、100メートルのところまで行けるようですね。
そこに行き着くまでには、533段を駆け上がるみたいです。。

これまで、ザグレブのロトルシュチャック塔、インスブルックの市庁舎、ウィーンのシュテファン寺院と高いところまで階段で登ってきましたが、ケルンの大聖堂を登り切ることが圧倒的に疲れました。
高さも違うので当たり前といえばそうなのですが、登れど登れど本当に上にたどり着くのか?って感じるほどでした。

汗も良い感じにかきながら、ようやく100メートル地点に到着しました。
長い時間汗をかいて登ってきた分、上からのケルン市街の眺めは最高でした!

ケルン市街
ライン川

ケルシュビール

しばらく景色を眺めた(というより休憩してた?)後、再び地上に戻ってきました。
前も書きましたけど、下りも相当キツいんですよね。。
よく登山系の番組で苦労して頂上まで登るシーンは放送されるのですが、下りは大体カットされている印象がありますが、そのシーンも見てみたいと思うことがあります。(ただ下るだけなので番組的に面白くないのかわかりませんが、、、)

地上に降り、向かったのは近くのレストラン。
ここでケルシュビールをいただきます🍺。
もし、遅延なくケルンに来ていたら恐らく飲むことはなかったので、これに関しては結果オーライというところでしょうか。笑

ケルシュビール(やはりライン通りに注がれてる!)

ケルシュは200mlの細長いグラスで飲むビールです。
写真だとちょうど机の色と被り加減ですが、黄金色が鮮やかでした。
味もフルーティーで美味しく、量も200mlと比較的少なめ(それもあって料金もお手頃)なので、あまりビールを飲まないという方でもおススメです。

ケルシュを2杯飲み、疲れもちょいと癒えたところで、これからベルリンに向かいます。

ケルンからベルリンへ

ケルン中央駅に戻り、ICEでベルリンを目指します。
ケルンからベルリンまでダイレクトで繋ぐ列車に乗車するのですが、チケットを購入したのが出発日から近かったことや、この列車の予約率が非常に高かったことから乗車券のみの購入で、指定券を取ることができませんでした。

ケルンからベルリンへは4時間半くらいかかるため、何とか座席を確保しておきたいところでした。

ICEでは(オーストリアのRailjetもこんな感じだった)、座席付近にその座席が予約済かそうでないかが以下の写真のような感じで表示されてます。

予約なし:自由席(引用:https://www.tabigashitaijinsei.com/entry/db-ice)
予約あり:指定席(引用:https://www.tabigashitaijinsei.com/entry/db-ice)
今後予約が入るかもしれない席(引用:https://www.tabigashitaijinsei.com/entry/db-ice)

3つ目の区分が厄介ではありますが、日本のように、座席ごとに自由席/指定席と明確に区分されているわけではなく、予約状況によって自由席か指定席か変わってきます。
なお、指定席に座ること自体はできます。
例えば、上の写真だとニュルンベルクからミュンヘンの区間で座席予約がされているため、逆に言えばそれ以外の区間では予約がないため、座ることが可能です。
ただし、区間内に入って予約した方が乗ってきたら、席を譲る必要があります。

駅に列車が到着し、座席の確保に向けて車両に入りました。
殆どが予約済み座席で、「ggf.freigeben」にも目をやりながら、私と同じ考えの人が多いのか、とにかく座席の確保にまい進する乗客が多かったです。

車両を移動しながら、何とか空いていた座席を確保。
無事に座ることができました。
ホッとしたところで、列車は動き始めました。

乗車率は高かったですが、比較的車内は静かでした。
4時間半はさすがに退屈になる場面もありましたが、座って移動できたことだけでも感謝です。

15分ほど遅れましたが(もはやちょっとの遅延は気にしたら負け)、ベルリン中央駅に到着しました。

旅はベルリンへ

予約したホテルへはSバーン(近郊列車)を使って30分ほどでした。
ホテルに到着すると、受付でいきなり50ユーロを出すことに。
予約時にクレジット決済してるし、一瞬「なぜ?」と思いましたが、デポジットです。はい。
ホテルのチェックインでデポジットを支払ったのは初めてだったので、戸惑ってしまいました💦

ホテルにはベッドが3つ置いてありました(たしかに予約時に3人部屋って書いてた気が)。
Wifiの接続が不便でした。繋がりづらくなったり、ユーザーとパスワードを入力する形だったのですが、一度Wifiを外すとログインできなくなったり・・・
まぁ泊まれるだけでもありがたいです。
※このホテルの部屋の写真は撮っていません

この日は観光地としてはケルンの大聖堂くらいだったのですが、なかなかスムーズにいかない移動もあって疲れました。。。
明日のベルリン観光に備えて就寝しますzzZ

次回はドイツ編(ベルリン編)を予定しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!