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ヨーロッパをめぐった旅 #7(ウィーン観光)

こんにちは!
アクセスありがとうございます!

今回は2023年6月のヨーロッパ旅行の第7弾を書いていきます!
全体の旅程についてはこちらから見ることができます。
また前回の記事についてはこちらから見ることができます。

それでは早速、旅を振り返っていきます!
※文中に記載の各情報(交通費用・行き先・観光施設の料金/展示物など)は2023年6月時点のものであり、現在は変動/終了している場合があります


シェーンブルン宮殿

内部見学まで

まず最初に向かったのは、シェーンブルン宮殿でした。
この日のウィーンは曇り空でした☁

正門入口
宮殿本棟

シェーンブルン宮殿は17世紀末にレオポルト1世がバロック建築で有名なフィッシャー・フォン・エルラッハに命じて建設が始まります。
その後、一時財政難によって建設が中断されますが、1743年、女帝マリア・テレジアの指示で大改築が行われ、現在の大きな建物の姿になっています。
現在では、世界文化遺産にも登録されており、オーストリアでもっとも有名な観光スポットの一つです。(参考

さて、宮殿内部に入りたいと思い、チケット売り場を探しました。
事前の調べでは午前8時に開門とのことで、たしかに門は開いていましたが、チケット売り場が開いたのは8時15分ごろでした(着いたときは、売り場が完全に閉まっていて、周辺をうろちょろしてました)。

受付が開始され、入場チケットを購入したい旨を伝えると、最初に言われたのは、入場可能となるのは今から4時間後との一言。
土曜日ということもあり、恐らく混雑が予想されるためだとは思うのですが、「は!?」ってマジで言いそうになりました笑
さすがに4時間後は・・・と思っていたら、同時並行で別の受付スタッフが確認を取っていてくれいたようで、何とか待ち時間なしで入れることに!

ということで、チケットを受け取り、宮殿内部に入ります。(宮殿内部で見学可能なエリアをすべて見るためのチケットは 26ユーロ(約4,100円) でした。こうしてみると結構な金額でしたね。。)

宮殿内部へ!

宮殿内部

入口で荷物を預け、いざ宮殿内部を見学します。
入場する際、ガイド資料をもらうことができます。
日本語もあったのですが、他の人が皆オーディオを聴きながら見入ってる中、私だけガイドブックを開いていました。
たしかに各部屋に関する様々な情報が記載されていて、見学していてありがたかったのですが、ちょっと恥ずかしかったです。笑
ただ、日本人らしき人がいて、その人がオーディオガイドを持っていたので、日本語のオーディオガイドもあるのだと思います。(たぶんですが、「Guide Book Please」って言ったせいだったと思ってます)

宮殿には実に1,400以上もの部屋があり、そのうちの皇帝やその家族の部屋や広間が(40部屋ほどですが)公開されています。
どの部屋もとても見ごたえがあり、装飾は華美なものが多かったです。
実際に生活していたころの部屋状態がほぼ再現されていたので、見ていてイメージも湧いてきました。
一方で、自分にとっては派手すぎて逆に疲れそうな気がしました。

で、こちらも内部の写真を撮ることはありませんでした。
なぜ撮らなかったのだろうと今になって思うのですが、この日は入場制限を気にするくらいだったので混雑していて、身動きも殆ど取れなかったことを思い出しました💦

大ギャラリー(引用:https://www.hankyu-travel.com/heritage/austria/schonbrunn.php)
漆の間(引用:https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/1005424/)

このシェーンブルン宮殿ですが、宮殿外の敷地も非常に広大でした。

広い中庭
並木道も長かった
ネプチューンの泉(11時~15時の間は噴水が見られるようです)
小高い丘にあるグロリエッテ
日本庭園もあります

この他、有料ですが、動物園や温室、馬車博物館もあります。
くまなく見ようと思えば、相当な時間を確保した上で訪れた方が良いかもしれませんね。

予定していた時間をたっぷり使い、次の観光地に向かいます。

シュテファン寺院(シュテファン大聖堂)

市内の移動

シェーンブルン宮殿からシュテファン寺院に移動します。
シェーンブルン宮殿は中心部からは少し離れたところにあるため、中心部にあるシュテファン寺院へは地下鉄で移動しました。
冒頭飛ばしましたが、ホテルから宮殿への移動も地下鉄でした。

ウィーン市内では、地下鉄の他にバスや路面電車(、あとはSバーンと呼ばれる近郊列車)も走っているのですが、地下鉄が5路線通っていて今回の旅程にとってはとても便利でした。
1回乗車券もあるのですが、1日中利用するため、24時間フリーパスというものを購入して終日利用しました(24時間フリーパスの料金は 8ユーロ(約1,260円))。

路面電車(泊まっていたホテル付近で撮影)
Sバーンの車内(この車両は新しめでした)
地下鉄の車内

写真を見ていて気付いたのですが、赤色(朱色)が目立っていますね。
特に調べていないので外れてるかもしれませんが、国旗から連想されたものなのでしょうか・・・?

シュテファン寺院内部

地下鉄と最寄り駅からの徒歩を合わせて30分ほどで到着しました。

シュテファン寺院(シュテファン大聖堂)

目にして真っ先に「でかっ!」って思いました。
ウィーンの町にそびえ立つ大寺院で、12世紀ごろに当初はロマネスク様式の教会として建てられ、その後14世紀~16世紀ごろに現在のような後期ゴシック様式に改築されたようです。(様式参考

まずは内部に入りました。どの装飾も荘厳で迫力がありました!
※内部への入場自体は無料ですが、柵で隔てられている奥の部分(下の写真部分とか)は有料です

内部を撮影した写真

高さもあったのですが、奥行きも長く感じられました。
全長は107メートルにも及ぶようです。

入口上部

二つの塔に登る

シュテファン寺院には北塔と南塔があります。南塔の方が高く、137メートルあります。

まずは寺院内部から行ける北塔に登りました。
北塔に関しては、エレベーターで展望エリアまで登ります。
エレベーターが5~6人乗りとかで狭く、そこそこ乗れるまでに時間を要しました。

北塔から撮影した南塔
広場

北塔を後にして、次いで南塔の展望エリアを目指しました。
南塔には、エレベーターなんて便利なものは付いておらず、343段の階段を登って展望エリアに行きます。

343段を示す看板
高さ67メートルのところに展望エリアはあるようですね
階段の一部

インスブルックの市の塔が148段だったので、2倍以上ですね。
さらっと(?)登って展望エリアに到着!
自分の足で登った後のこの景色は最高でした!

市街地を一望

市街地を上から一望したところで、地上に降ります。
毎回思うんですけど、もちろん上りも大変なのですが、階段を下るってことも結構大変だと思うんですよね。。使う筋肉が明らかに違いますし。。

お昼の時間

昼食

良い感じの時間になってきたので、お昼ご飯を食べることにしました。
昨日、結構な値段を昼食にかけたので、できるだけ抑えたいところです。
そこで、地球の歩き方に載ってたセルフデリのお店を利用しました。

色んなメニューをワンカップで

主食、主菜、副菜と様々なメニューがあって、セルフで食べたいものを選んでいくようなスタイルでした(ブッフェみたいな感じ)。
焼き飯を主食として、何品かのカレー系の料理を上にのっけました。
実額がいくらか忘れましたが、これで10ユーロもかかりませんでした。
味も(庶民的だったからか)良く、毎日これでも良いのでは?とさえ思うほどでした。

音楽隊の演奏

昼食を食べ終わり、寺院周辺をぶらぶら。

グラーベン
Louis VuittonとChanelが共存してた
ペスト記念柱

このペスト記念柱の前で音楽隊が演奏していました。

お昼にお上手な演奏

周囲には人だかりができていて、曲が終わると拍手喝采でした。
さすがは音楽の都というところでしょうか。

王宮

続いて王宮へとやってきました。

王宮(手前に観光馬車がいました)

王宮はハプスブルク家が13世紀後半から1918年まで、実に600年以上に渡って住居として利用されてきました。
18の棟が複雑に入り組み、2500以上の部屋があるそうです。

そんな中で、今回特に時間をかけて見てきたのが、皇帝の部屋とシシィ博物館でした。
王宮では、日本語のオーディオガイドを獲得することができました!

皇帝の部屋はその名の通り、ハプスブルク家が暮らしていた部屋になります。
現在では、ハプスブルク家の実質最後の皇帝であるフランツ・ヨーゼフ1世と皇妃エリーザベト(後述)が日常生活を送っていた当時の状態が一般公開されています。(参考

食事部屋(引用:https://www.mondial-reisen.com/en/services/hofburg-kaiserappartements-sisi-silberkammer)

一方、シシィ博物館では、皇妃エリーザベトの人生の紹介や、彼女のドレスや愛用した小物が展示されています。

ドレス(引用:https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g190454-d325235-Reviews-Sisi_Museum-Vienna.html)

このエリーザベトという方、とても波瀾万丈な人生を送られていました。(正直、ここに来るまで知りませんでした。。)
元々南ドイツの自然豊かで比較的自由な環境で育っていたひとりの女の子が、皇帝と結婚することになります。
その後、皇妃としての暮らしを全うするために美への執着がとても強くなり、その努力を怠ることはありませんでした。
一方で、宮廷暮らしに嫌気がさし、やがてヨーロッパ中を旅することになるのですが、最後は旅先で暗殺されてしまいます。
そんな彼女の人生については、ミュージカル化や映画化もされています。
詳しい生涯はこちらをご覧ください。
なお、シシィというのは、彼女の愛称です。

美術史博物館

王宮から少し歩いたところに美術史博物館はありました。
チケット購入時にスタッフの方から日本人か訊かれたので、そうですって回答したら「ありがとうございます」と日本語で返してくれました。

美術史博物館(手前がチケット売り場)

美術史美術館は世界でも屈指の規模と内容を誇る美術館で、古代エジプトから古代ギリシャを経て18世紀末までの数々の展示品が並んでいます。(参考
こちらも日本語のオーディオガイドがあります(有料)。

入口にあったオブジェ
階段部分の壁や天井の装飾
古代エリアで顔が並んでた
結構派手な装飾品

世界屈指の規模と内容という触れ込み通り、結構な時間をかけて見学しました。
1フロアで1時間以上はいたのではないでしょうか。

突然の大雨に・・・

美術史博物館を出ようとしたとき、出入口付近に人だかりが。
外の気配から何となくの予感はしていましたが、ここで雷雨に巻き込まれました⛈
特に雨が強く降っていて、今回の旅で一番強い雨だったと思います。
レーダーで雨雲の動きを確認しても、しばらくは雨が続きそうな様子で、この後どうしようか考えることにしました。

この後としては、20時からモーツァルトコンサートに行く予定があったものの、その間は特段施設等に行く予定はなく、時間つぶしとなります。
晴れていればオペラ座周辺(リンクと言われています)を散策しようかと思っていたのですが、この雨なのでそれは無しに。

マップを見ると博物館から300メートルほどのところに地下鉄の駅があることを見つけ、「この距離なら何とか・・・」と意を決して駆け込むことにしました。
300メートルといえど、案の定ずぶ濡れになりました。
傘を差していたのですが、全身濡れました。。。

地下鉄の駅というだけで駆け込んだので、どの路線が通っているかもわからず、ホームに降りて時間をつぶせそうなルートや場所を確認。
すると、数駅でウィーン西駅に行けるようで、そこで時間をつぶすことにしました。

ウィーン西駅に到着し、フードコートのようなスペースがあったので、そこでカナッペみたいな食べ物とビールを注文。
この日は飲む気がなかったのですが、この雨でやってられるか!って気になって飲んでしまいました💦
結構混雑していたので、結構お歳をめしてそうなおじいさんと相席。
そのおじいさん、トルティーヤチップスとヨーグルトを食べていたのですが、ヨーグルトの中にトルティーヤチップスをじゃんじゃん入れて食べていました。
「この組み合わせはアリなのか?」と思いつつ、さも当たり前かのように食べていたので、いつか試してみたいと思います。
※この記事を書いているときに気になって調べてみたのですが、普通に出てきますね(こちら

そんなこんなで時間をつぶし、雨も先ほどからはだいぶ弱まり、良い感じの時間になったのでコンサート会場へ移動します。

モーツァルトコンサート

開演まで

ウィーン西駅から今回の会場となる楽友協会へ向かいます。
せっかくならオペラ座に行きたかったですが、演劇ではなくコンサートですし、そこは仕方ないですね。

せめて建物だけでも・・・と思い、地下鉄を途中で降りて国立オペラ座の前に行きました。

国立オペラ座

オペラ座に一瞬だけ立ち寄った後に、本日のコンサート会場である楽友協会に到着しました。

楽友協会

このモーツァルトコンサートはほぼ毎日のように開催されています。
この日の会場はブラームスホールと呼ばれるホールでした。

会場入りし、あらかじめ購入していたチケットを提示して座席に着きます。

ホール内

400~500人くらい収容できそうなホールでした。
数千人規模の大ホールより、これくらいの割とこじんまりした感じの方が性に合ってる気がします。

会場には日本人も多くいました。
果たして、皆さんはモーツァルトのファンなのでしょうか?
もしくは、私のように旅程の一部として訪れただけなのでしょうか?

待っていると、演者さんたちが入ってきました。
コンサートの始まりです。

コンサート

演奏が始まりました。
楽器の演奏のみの曲もあれば、ソプラノやテノールの歌手の人が出てきてボーカルを交えての演奏もありました。(さすがに演奏中の撮影はしませんでした)

開演前から思ってたことなのですが、そもそも私は日本でクラシックコンサートに行ったことはなく、ミュージシャンのライブにも片手で数えられるくらいしか行ったことがありません。
よって、コンサートの雰囲気だったり流れがわからず、良い感じに盛り上がれるか少々不安でした汗
ただその分、ムダに先入観がないため、それは良かったと思います。

途中、先ほどビールを飲んだせいか眠い目をこするような場面もありましたが、総じて言えばとても楽しい時間を過ごすことができました!
知っている曲/聞いたことある曲と聞きなれない曲と両方ありましたが、演出だったり演者さんが弾く楽器の音色がとても良かったです!

99ユーロ(約15,600円)と少々値は張りましたが、ウィーンの旅を締めくくる、良い時間となりました。

スタンディングオベーションで終了

22時にコンサートも終わり、雨はすっかり上がっていました。
再び地下鉄に乗り、ホテルに戻りました。

明日は6時前にはウィーンを発つため、この日もシャワーを浴びてすぐに就寝しました。
明日はザルツブルクを観光した後、いよいよドイツに入ります。

次回はオーストリア編(ザルツブルク編)を予定しております。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!!