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俳句幼稚園 ~弐~

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⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
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#季語

「ひよこ句会」第三回目以降について。

「第二回 ひよこ句会」の結果が開きましたので、第三回目以降、今後の予定についてをお伝えいたします。 参加は毎回自由、投句数も一句から三句まで自由です。 皆さま、それぞれ無理のないペースでご参加ください😊 半年すぎたあたりで、「進め方」「兼題」「題詠」などについてのご意見を一回伺い、その後に繋げていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。 投句方法など詳しいことについては以下をご参照ください。

休暇果つチェックリストの空いたマス

 頭で思い描く進み具合と実際の進み具合は、案外ずれている。  あと少しだと聞いていたそれが、実際は2割程度しか終わってなかったなんてざらである。 …もっと早くチェックをすれば、まだ挽回しようもあっただろうに、最終日に確認じゃ遅すぎるよね。 人は夏休みの宿題のころ、とうに学んだはずの過ちを、あいも変わらず続けているのだ。

白南風や床板ひかる廃校舎

公立の学校は予算が決まっているので、物が壊れてもすぐ購入というわけにはいかない。 だから、修理に修理を重ねて使う。 当たり前だが、必要最低限が基本である。 しかし、中古であるが物品を得るチャンスが時々ある。廃校になった学校の物品利用である。 要は、市町村で購入した物だから、同一市町村で使い回すのである。 この度3校の小学校が、合併によって廃校になった。 その物品引き渡しに参加してきた。 物品が雑然と集められているが、校舎はまだとてもきれいだ。何なら、うちの学校より断然

新宿の朝の白んで南風吹く

季語:南風吹く(南風の傍題) 南風(みなみ・なんぷう・みなみかぜ)三夏 はえ という読みもあるが、季語として使われている例はあるのかな。(白南風・黒南風の季語はあり) 二泊三日の東京吟行も終わった。(何も詠んでないが) 今回は歌舞伎町への宿泊をしてみたが、流石の歓楽街で一人で歩くのはどきどきしたな。 そっと声かけをしてくる兄ちゃんは、「日本人・ビジネスマン系・一人」という属性を狙って、声かけしているように思える。 または、俺が欲しているような顔をしていたかどちらかだ

先輩の言葉バトンとして涼し

季語 涼し 三夏 夏の季語 涼し は、三夏(初夏・仲夏・晩夏を問わない通季の季語)の季語だ。 この季語を使った句で という作品があって、この句の発見には脱帽するばかりだ。 今日で1学期が終わり、来週には県総体が始まる。 九州、全国と駒を進めたとしても、二学期の始まる9月には新しい体制がスタートしている。 引退に際して語る先輩の言葉は、後輩へと紡がれていく。

夏の風「見てよ此処にも僕の跡」

下半期は出張でスタート。 出張先は以前住んでいたことがある町。 俺は転勤族なので、大体6年前後で新しい土地へと引っ越すのだが、過ごした町は、そのときの思い出とともに俺を迎えてくれるので、格別の愛着があるものだ。 すっかり変わってしまったように見える町の中に、記憶と違わぬものを発見したときは、少し高揚する。 まっすぐうちに帰らず、わけもなく、ぷらぷらと流離ってしまうのは、きっと名残惜しいのである。

水捌けぬコートへ生徒黄雀風

季語 黄雀風(こうじゃくふう)仲夏 梅雨時に南東から吹く湿り気を帯びた風のことらしい。 一部梅雨明けも言われはじめたが、まだまだ雨が多い。 コートは雨が降ると大きな水たまりができてなかなか捌けていかない。 そんなときは、スポンジを持って人海戦術で水抜きをする。 しかし、やっと終わったと思うと、新たに雨が降る。 引退までの練習は、水抜きばかりだ。

線状降水帯って耳にするようになって久しいが、名付けたのが最近なだけなのか、昔からあったのか。ともかく爆発的な大雨が止まって悪さをするのは勘弁ですな。 冷酒や線状降水帯よ去ね(いね) 三段切れ?

毎日へ早苗蜻蛉の飛び込めり

季語 早苗蜻蛉(仲夏) 5月末日になりましたな 冷房にはまだ早く、さりとて日中は蒸し暑いから、この時期窓は全開だ。 そうしていれば当然、珍客も多く来訪する。 先日来たのは、オニヤンマよりちょっと小さいくらいの蜻蛉 蜻蛉自体は秋の季語になっているくらいだから、ちょっと今は時期が早い。 じゃあ、あいつは何者だと思って、蜻蛉の季語を検索したら、早苗蜻蛉という仲夏の季語になる蜻蛉がいるじゃないか。 仲夏にはまだ少し早いが、ここ最近の暑さを考えると、きっとあれは早苗蜻蛉だ

赤マーカー段取り表へあいの風

季語 あいの風 三夏 とある任意団体の事務局を引き受けて3年目となった。 初めは右も左もという感じだったが、二回りして見通しも持てるようになった。 とはいえ、気がつけば目の前にやるべきことが迫ってしまっているのは変わらない。 なんなら、慣れを感じるが故に、逆に切羽詰まってしまうこともある。 一年スパンでやることがほぼ決まっている役割だから、この時期に来たら、自動的にこれを始めるというプログラムを自分に組み込みたいものだ

白玉や店員口説く旅の人

やあ、沖縄から帰ってきた白です 仕事が終わって、次の日は、帰りの便まで時間があったので国際通りを回遊してきた まずは中心通りの道に面したところを歩き、そこから裏通へ 県庁側よりは牧志側の方の公設市場周辺がやはり面白い 歩き疲れて立ち寄った店で沖縄ぜんざいを食べた 沖縄ぜんざいは写真のように、どうみてもかき氷である。サイドにのっている白玉がかわいい いろいろかけてしまうと、もうかき氷だろってなってしまうのでシンプルな沖縄ぜんざいにした 目の前では、どっかの旅のおっ

巣立鳥車の窓を開け放つ

やあ、週に一回投稿が定着しつつある白です。 俳句から疎遠な日々を送っていると、毎日があっという間に過ぎていく 立夏もとうにすぎたというのに、この感覚を通常運転のように引きずっていくと、時間が早すぎてもったいない 今週末の沖縄で、ゆっくり流れる時間を拾ってくるとしよう

藤の花ガレージ裏の弾き語り

季語 藤(晩春) 「歌うたいのバラッド」は斉藤和義の名曲で、いろいろな人もカヴァーしている。 曲をランダムに流していたら、 奥田民生&斉藤和義→Bank Band(桜井和寿)の「歌うたいのバラッド」リレーの奇跡にちょっと上がる

忙しくも寂しくもあり万愚節

季語:万愚節(仲春)四月馬鹿の傍題 これは俳句としてありなのかどうかはおいといて、今日の日の雑感である。 常ならばもう少しゆっくりしていたように思うが、ここ最近、少しでも早く準備を終えようと、早くからスタートを切るようになった。 新しく迎えた先生方もきっと息をつく暇もなかったに違いない。 ふとした瞬間に、もう新天地に旅立った同僚たちを思い出しつつ、新年度の準備で忙しなく動く今日は、なんだか自分が休み方を忘れてしまったようにも思えたり。