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俳句幼稚園 ~弐~

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⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
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#季語

「ひよこ句会」第三回目以降について。

「第二回 ひよこ句会」の結果が開きましたので、第三回目以降、今後の予定についてをお伝えいたします。 参加は毎回自由、投句数も一句から三句まで自由です。 皆さま、それぞれ無理のないペースでご参加ください😊 半年すぎたあたりで、「進め方」「兼題」「題詠」などについてのご意見を一回伺い、その後に繋げていけたらと思っています。 よろしくお願いいたします。 投句方法など詳しいことについては以下をご参照ください。

水捌けぬコートへ生徒黄雀風

季語 黄雀風(こうじゃくふう)仲夏 梅雨時に南東から吹く湿り気を帯びた風のことらしい。 一部梅雨明けも言われはじめたが、まだまだ雨が多い。 コートは雨が降ると大きな水たまりができてなかなか捌けていかない。 そんなときは、スポンジを持って人海戦術で水抜きをする。 しかし、やっと終わったと思うと、新たに雨が降る。 引退までの練習は、水抜きばかりだ。

線状降水帯って耳にするようになって久しいが、名付けたのが最近なだけなのか、昔からあったのか。ともかく爆発的な大雨が止まって悪さをするのは勘弁ですな。 冷酒や線状降水帯よ去ね(いね) 三段切れ?

毎日へ早苗蜻蛉の飛び込めり

季語 早苗蜻蛉(仲夏) 5月末日になりましたな 冷房にはまだ早く、さりとて日中は蒸し暑いから、この時期窓は全開だ。 そうしていれば当然、珍客も多く来訪する。 先日来たのは、オニヤンマよりちょっと小さいくらいの蜻蛉 蜻蛉自体は秋の季語になっているくらいだから、ちょっと今は時期が早い。 じゃあ、あいつは何者だと思って、蜻蛉の季語を検索したら、早苗蜻蛉という仲夏の季語になる蜻蛉がいるじゃないか。 仲夏にはまだ少し早いが、ここ最近の暑さを考えると、きっとあれは早苗蜻蛉だ

赤マーカー段取り表へあいの風

季語 あいの風 三夏 とある任意団体の事務局を引き受けて3年目となった。 初めは右も左もという感じだったが、二回りして見通しも持てるようになった。 とはいえ、気がつけば目の前にやるべきことが迫ってしまっているのは変わらない。 なんなら、慣れを感じるが故に、逆に切羽詰まってしまうこともある。 一年スパンでやることがほぼ決まっている役割だから、この時期に来たら、自動的にこれを始めるというプログラムを自分に組み込みたいものだ

白玉や店員口説く旅の人

やあ、沖縄から帰ってきた白です 仕事が終わって、次の日は、帰りの便まで時間があったので国際通りを回遊してきた まずは中心通りの道に面したところを歩き、そこから裏通へ 県庁側よりは牧志側の方の公設市場周辺がやはり面白い 歩き疲れて立ち寄った店で沖縄ぜんざいを食べた 沖縄ぜんざいは写真のように、どうみてもかき氷である。サイドにのっている白玉がかわいい いろいろかけてしまうと、もうかき氷だろってなってしまうのでシンプルな沖縄ぜんざいにした 目の前では、どっかの旅のおっ

巣立鳥車の窓を開け放つ

やあ、週に一回投稿が定着しつつある白です。 俳句から疎遠な日々を送っていると、毎日があっという間に過ぎていく 立夏もとうにすぎたというのに、この感覚を通常運転のように引きずっていくと、時間が早すぎてもったいない 今週末の沖縄で、ゆっくり流れる時間を拾ってくるとしよう

藤の花ガレージ裏の弾き語り

季語 藤(晩春) 「歌うたいのバラッド」は斉藤和義の名曲で、いろいろな人もカヴァーしている。 曲をランダムに流していたら、 奥田民生&斉藤和義→Bank Band(桜井和寿)の「歌うたいのバラッド」リレーの奇跡にちょっと上がる

忙しくも寂しくもあり万愚節

季語:万愚節(仲春)四月馬鹿の傍題 これは俳句としてありなのかどうかはおいといて、今日の日の雑感である。 常ならばもう少しゆっくりしていたように思うが、ここ最近、少しでも早く準備を終えようと、早くからスタートを切るようになった。 新しく迎えた先生方もきっと息をつく暇もなかったに違いない。 ふとした瞬間に、もう新天地に旅立った同僚たちを思い出しつつ、新年度の準備で忙しなく動く今日は、なんだか自分が休み方を忘れてしまったようにも思えたり。

引き止めて欲しかつたのよ四月馬鹿

ここ2日の気温上昇で 見事に桜が咲き始めました。 気づけば四月!! 先月はnoteに投稿せずに終わってしまいました🤣 慌てて 季語:四月馬鹿 から一句。 気を許した人には天邪鬼になっちゃって つい『行かない』なんて言っちゃって それがそのまま受け入れられてしまって そうじゃないのー!!となる自分・・・です(笑) ちなみに 三月投稿できなかった句。 一振りの球の行方や春嵐 沖縄の祈り溢れて春の波 二月末に沖縄に行った時に詠んだ句、なのですが どうしても自分に馴

桜さくら明日の約束する少女

季語 桜(晩春)  最近の陽気でソメイヨシノが一斉に咲き始めた  一方ヤマザクラは雨で多くが花を散らしてしまったようで、山を彩っていた桜色がほとんど消えて、初々しい緑になっている  ここ二、三日で満開になるだろうソメイヨシノをあちらこちらで眺めつつ、新年度の始まりへと気持ちをシフトしている今日この頃である  みん俳の桜も素敵な花を見せてくれているねえ

見送りし五人の背なよ春の雨

季語 春の雨 先日離任式も終わり、この数日で何人もの同僚が出立した。 毎年のことながら寂しいものである。 新天地でも、伸びやかにそれぞれの力を発揮できることを願っている 背は一字でも「せな」とも読めるが、この送りがな方式もあるみたいなので、背なとしてみた

四十雀雨降らぬ間に鳴くことよ

雨が降る度、暖かくなったり寒くなったり。 去年の春もこうだった気がするけれど、今年は格段に寒いねえなんて言ってみたり。 朝、ゴミをまとめてゴミ回収場までもっていくときは、降りそうな気配がありつつ、まだ雨ではなかった。 鳥がツピーツツピーと鳴くので、この鳥何だったけと「ツピー」を検索してみる。鳥好きなあの子に聞けば、直ぐにわかるだろうに、俺はさっぱり頭に入らない。 そうそう、四十雀だ。 仕事の荷を持ってもう一度玄関を出ると、四十雀の声はもう聞こえない。 冷気を纏った雨

初燕先ず合格を知らせたり

本県では今日が公立高校の合格発表。 自分の職業的にも最もドキドキの1日である。 本県は、九時になると高校から中学校へ結果の内示がなされる。 それを受けて、残念な結果になった生徒、保護者と一緒に進路先の検討を行うことになるのもこの日である。 合格している私立高校にするのか、いわゆる二次募集という、公立高校の再受験を選ぶのか、あるいは通信制か、就職か…なんにせよ、不合格者だけに電話を一本入れなければならないのは、心情を慮ると辛いものがある。 受かっていても、電話がかかってこ