マガジンのカバー画像

俳句幼稚園 ~弐~

2,366
⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

しりとり俳句(110)

雨が降ったり止んだりの日々が続いていますね。 子どもの頃の「梅雨」とは少し違うような。 それではさっそく。 こちらの続きから👇 しりとり俳句 二年目ルール 第110回は、6/24~6/30(2299~2319)全21句 2299.  苔清水うるほふ眸ありにけり     苔清水(三夏)ち 2300. 蟻の列溶けたる飴に乱れをり     蟻の列(三夏)し 2301. 垂れ幕に優勝の文字夏の空     夏の空(三夏)さ 2302. 空耳の聞こえてきたり風鈴草  

俳句ポスト「薄暑」発表。

俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・特選】 【中級・佳作】 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 14名14句 中級類想 2名2句(入賞句の掲載は順不同です) おめでとうございます💐 (もし、私が見つけられなかった方がいらしたらコメント欄にお願いします)      ・・・・・ いやあ、おめでたい!おめでたい! 共感の波の押し寄せる、橘鶫さんの特選句ではないでしょうか✨ その感動を、よこがおさんが記事になさっているの

✈︎ アジサイ、ガクノハナ 四句

あぢさゐを贈らう色鉛筆いろの 紫陽花やコスメ小分けに旅支度 紫陽花や傘は要らぬと大股で UFOを見し少女ゐて額の花 (紫陽花・額の花:仲夏/植物) ◆◆◆ 一句目。 今年はまだ紫陽花を詠めていないと焦っていたところ、愛読させていただいている如月七海さんの記事の中で、紫陽花を発見! 日々、静岡県三島市の魅力を、美しいお写真と共に紹介されている七海さん。近年、三島はさらに魅力的になっているように思います。 記事⇧の中の、色鉛筆で塗られたような美しい色の紫陽花に、魅せ

#俳句幼稚園 足首に冷たさまといて薄暑 向日葵はひまわりらしく枯れるまで 砲弾の響く大地や日輪草 俳句ポストに出した句を推敲してみました 幼稚園の園児(方々の)お名前を見つける喜びも出来て楽しみです。  下の写真は ウクライナの向日葵畑

五月雨や最後泣かせる話題作 碧萃生 映画「ホールドオーバーズ〜置いてけぼりのホリディ」を見た後の語らいの時間です。

婆っ様の甘酒に顎突き出して 碧萃生 甘酒が夏の季語だとは、俳句を始めるまで知りませんでした。その手の?飲み物というと、夏は冷やし飴、甘酒は冬のものと思っていました。昔の人は、汗をかいて、ふーふー言いながら熱い甘酒を飲んでいたのでしょうか。まさに滋味という感じがします。

✈︎ 夏の雑詠四句(夏草、朝涼、風鈴、炎天)

夏草を出でくる牛の小顔かな 夏草:三夏/植物 朝涼や正しきは縦絞りなり 朝涼:三夏/時候 風鈴やおのれのこぶしながむる児 風鈴:三夏/生活 炎天や予約をとらぬパエリヤ店 炎天:晩夏/天文 ◆◆◆ 一句目 ロングドライブの車窓から。たくさんの黒い牛達が、草を食んでいるのか、広々、青々とした草原にみんなして首を突っ込んでいました。ふと顔を上げた牛の顔が、意外とちっちゃい!と思ったところから。 二句目 夏になって、家中の床を水拭きすることが朝の日課になっています

【俳句幼稚園】夏の雑詠〜沖縄忌・炎昼・摩文仁〜 なにもかも眩しかりけり沖縄忌 炎昼や摩文仁の丘の水平線 活動家と警官のゐる摩文仁かな 「摩文仁」は糸満市の地名。もちろん季語ではないのですが、「沖縄忌(慰霊の日)」を使わずに6月23日をどこまで詠めるかのチャレンジです。

水捌けぬコートへ生徒黄雀風

季語 黄雀風(こうじゃくふう)仲夏 梅雨時に南東から吹く湿り気を帯びた風のことらしい。 一部梅雨明けも言われはじめたが、まだまだ雨が多い。 コートは雨が降ると大きな水たまりができてなかなか捌けていかない。 そんなときは、スポンジを持って人海戦術で水抜きをする。 しかし、やっと終わったと思うと、新たに雨が降る。 引退までの練習は、水抜きばかりだ。

✈︎ 夏の雑詠五句(夏暁、月涼し、梅雨に入る、夏至、夏帽子)

夏暁や五線紙をゆく鳥の声 夏暁/三夏・天文 月涼しチーズケーキを食べ損ね 月涼し/三夏・天文 詫び状の返事の未だ梅雨に入る 梅雨に入る/仲夏・時候 運転を子に任せたり夏至の道 夏至/仲夏・時候             缶切りに蓋よぢれをり夏帽子 夏帽子/三夏・生活 ◆◆◆ 久しぶりの登園です。 一句目 朝まだ薄暗いうちから、ここ数日いつも同じような鳥の声が聴こえます。 二句目 日記句。夫の誕生日にチーズケーキを作ったのに、デザートにいく前に飲み過ぎて食

平等に命はひとつ夏の蝶 こちらの記事を読んで俳句を詠みました。 http://heiwakinendo.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-63a7.html #沖縄忌 #祈り #変わらない現実

沖縄忌「ざわわざわわ」と子の歌ふ 碧萃生 この前にどうして戦争をやめられなかったのか。この日でどうしてやめられなかったのか。この日でやめていれば広島も長崎もなかった。感じるのは、悲しさよりも怒り。 平和を願います。

しりとり俳句《109》

漸く梅雨入りのようです。 今朝も土砂降りでした。 今週は、シリーズが三つも!詠むのが楽しい(笑) ・居酒屋シリーズ ・声シリーズ ・虫シリーズ こちらの続きから👇 第109回は、6/17~6/23(2279~2)全21句 2279. ワックスをすこし毛先に初浴衣 初浴衣(三夏)ち 2280. 型紙の深き襟ぐり半夏生     半夏生(仲夏)し 2281. 常連の多き店なり胡瓜づけ* 胡瓜づけ(三夏)さ 228

十薬や窓辺に嬰の声太し 線路越しホームの君を消す白雨 もういない君を連れ来る梔子 三句目「梔子」(くちなし)。下の句はあえて四音にしました。チャレンジ句⁉︎ 今日は夏至です。太陽にご挨拶できませんでしたが、雲間に隠れても月がひときわ明るく美しいです。日付が変われば満月。