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俳句幼稚園 ~弐~

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⚜️各自note内で俳句を詠み、俳句幼稚園タグ付け&マガジン格納。⚜️【コメント欄は宝物】互いの句をコメント欄で鑑賞し高め合いましょう。(無理せず、自分のペースで) 投句時『意見(甘…
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2023年12月の記事一覧

「オンライン句会」アンケート。※開催決定(追記・コメント欄参照願)

一昨日のこと、近隣の商店街の八百屋に、美しい緑の葉をどっさりと付けたセロリの大きな株が290円で売られていました。 結構なボリュームでしたが、買わずにはいられません(笑) セロリは冬の植物季語です。 株から二本のセロリを剥ぎ取り、水洗いののち、俎板のうえに置いたセロリをガン見し「このセロリで詠もう!」と、ピーラーで筋をすうとなぞったとき、ふと思いついたことがありました。 さっそく、なごみちゃんと鶫ちゃんと簡単に相談をし、皆さんにアンケートをお願いすることにしました。 【

子ら帰るいつもの店の三十日蕎麦 極月の底にしずめる裸身かな 冬花火言葉たらずの思ひ込め 2023年、ご縁をいただいた皆様へ 感謝申し上げます。 来年もよろしくお願いいたします。

✈︎ 令和五年 自選二十五句

この一年に詠んだ350ほどの句から、25句を自選してみました。 自分の句を冷静に見ることの難しさを感じます。 枇杷咲くや石段古き市営墓地 ポッキーを分け合ふベンチ日脚伸ぶ 寒梅や手相見の手のやはらかき 転勤の辞令一枚冬銀河 蝋梅や書店の奥のガラス展 ゆくりなく出づる栞や菜の花忌 異土に知る同郷のひと春北斗 御念珠のラピスラズリへ落花かな 婚約の調ひにけり桜餅 見習ひの子の生真面目や花蘇芳 花は葉にふたりの部屋を引き払ひ 舶来の青き小鉢ぞ冷奴 裸子の腹

一年のお礼参りや実南天 今年は俳句幼稚園に入園させていただき、俳句のことをたくさん教えていただき感謝です! くーや。改め、こちらの「鶯餅くうや」のアカウントで引き続き俳句を楽しんでいきたいと思っておりますので来年もよろしくお願いいたします。 どうぞ良いお年をお迎えください☆

「寝息ごと大つごもりの針しずか」ヒスイの大みそか俳句・noteステッチ部ご報告

「寝息ごと大つごもりの針しずか」ヒスイ えーと。本日は「大晦日のよる7時半なのに、ケロリンがもう寝てしまった」という俳句と(笑)、noteステッチ部の12月ご報告です!! いやね、ケロリン、昨日と今日、買物やなんだかんだで走りまわり、「もう疲れたわー!」ということで、寝てしまいました(笑) つぎは23:30に起こせってさ。年越しそばのどん兵衛を食うから(笑) ええ、料理ベタのヒスイ、もちろんそばなど手作りしません! 最初から、どん兵衛に決まってる。 日清食品、ありがと

しりとり俳句(84)

こんにちは。 いよいよ大晦日です🙂 みなさんはどんな大晦日を お過ごしでしょうか。 今年最後の しりとり俳句のまとめです。 こちらの続きからどうぞ。 第84回は、12/25~12/31(1754~1774)全21句 1754 下取りの着物も帯も雪催     雪催(三冬)ち 1755 酔ひ覚めのうなじの沈む柚子湯かな     柚子湯(仲冬)し 1756 ゆつくりとクリーム絞る聖菓かな     聖菓(仲冬)さ 1757 覚悟しておもちや屋の列クリスマス     ク

ガチャガチャに妻としたしむ小晦日

数へ日や饂飩の出汁の一煮立ち 俺に続いて、良女(よめ)さんもダウンしちゃったので、無理やり家事を頑張っているの図。いつもより年の瀬をじっくり感じております。

俳句ポスト「霜」発表。

俳句幼稚園(俳句幼稚園~弐~)からの入選句です。 【中級・並選】 【中級・類想】 【初級・入選句】 入賞 21名21句 中級類想 1名1句(入賞句の掲載は順不同です) おめでとうございます💐 (もし、私が見つけられなかった方がいらしたらコメント欄にお願いします)      ・・・・・ 素晴らしいっ!!! そして、久しぶりに、はじめさん、ふう。さんも詠んでくださいました! Xにもポストしたのですが、今回私は、霜の傍題「青女」でこてこての擬人化の句を出しました

【俳句】暦売他〜碧 萃生

今日よりは遺品となりし置炬燵 寒暁や津波注意報は解除 何人も読めぬ文字あり古暦 日向ぼこ運転手らの立ち話 セーターの糸一キロを転がり来 店先で人待つ銀杏落葉かな 冬凪や異国の人に道訊かる 歳末や奇術師どかと降ろす腰 守るものまだある残り燕かな 寒柝の明るき窓に向けて打つ 昼食に一品つけて事務納 うまいこと三部さばけり暦売 「暦売」の暦とは、干支九星の古風な暦のことで、暦売とは、その暦を売ることや人のこと。 九星とは、一白水星とかいうあれだ。 ちなみに僕

【俳句幼稚園】2023年の自選30句

そろそろ「俳句幼稚園」に登園して 2年になります。 拙句を時には褒めていただき、時には忌憚ないご意見をいただき、作者のわたし以上に拙句に向き合っていただいたこと、 皆さま本当にありがとうございます。 ともに俳句を学んでいける場があること、 とても嬉しいです。 (たぶん1人で勉強していたら続かなかったかも) 思い切って今年の自選30句を載せてみました。 あまり得意ではない「自選」 自分だけのお気に入り句をじゃんじゃん入れてしまうと、とんでもない句を入れてしまいそうなので

✈︎ 冬の雑詠(オリオン、山眠る、冬茜、寒鴉、冬の雁、着ぶくれ)

オリオンや家族ぞくぞく帰り来ぬ オリオン/三冬(天文) 折いつて話がと友山眠る 山眠る/三冬(地理) 終章へ頁捲らむ冬茜 冬茜/三冬(天文) 寒鴉監視カメラの真新し 寒鴉/晩冬(動物) ひたむきに守る暖簾や冬の雁 冬の雁/三冬(動物) 着ぶくれて塊肉を縛りあぐ 着ぶくれ/三冬(生活) ◆◆◆ 一句目。 出張帰りの夫と次男が、似たような時間に空港に到着。この年末は上の子2人は帰ってきませんが(涙)、これまで帰ってくる時は、同じようなタイミングでぞくぞく

【俳句幼稚園】冬の雑詠〜数へ日・賀状書く・名残の空〜 数へ日や抜いたばかりの親知らず 賀状書くふるさとの名は読み難し 名残の空バドワイザーの瓶からり 名残の空は大晦日の空ですが、その日に出せそうもないので今のうち💦 冬の雑詠は一旦終えて、後日ことしの自選句を出すつもりです

てのひらを零るるやうに年去りぬ

2021年の夏にnoteをはじめ、秋より俳句幼稚園にお世話になって、早や二年。 思えば、あっという間の日々だった。 今年一年も、私はやっぱり相変わらず、同じようなところをぐるぐる回って、同じようなことをうだうだと繰り返し書いてきた。 そうして泣いたり笑ったりしながら、それでもちょっとずつ、前を向いて歩くことができたように思う。 来年は辰年。 ガウガウと火を吹いて咆哮し、空高く舞い上がっていく(いろいろ間違っているよね?たぶん💦)夢を見ようと思う🔥 今年一年、お世話になっ