【俳句】夏隣 初雲雀 春雨
古池は埋め立てられし夏隣
昔よく通っていた散歩道の小さな池。
久しぶりに通ると、池がない。
埋め立てられて、そのあたりは新しい住宅地として造成されている。
いつか、あの池のことも忘れ去られてしまうのだ。
こうして、街は変わっていく。
もうすぐ夏が来る。
描かれし少女の眉や初雲雀
幼い頃からよく知っている近所の女の子。
いつの間にか成長して、もう高校生だとか。
休みの日には、化粧をして出かける。
そう言えば、あの年頃は、化粧をした同級生の女子が、すごく大人に見えたものだ。