傾聴とは
カウンセリングの学習をしているのですが、そこで傾聴についての説明がありました。
心理学を学ばれた方はロジャースの3原則を聞いたことがあると思います。
ロジャースはアメリカの心理学者で、「傾聴」の3つの構成要素を示しました。それは「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」です。
その中身はというと(ざっくりですが)
1.共感的理解
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすること
2.無条件の肯定的関心
相手の話を善悪の評価や好き嫌いの評価をせずに聴くこと。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景を肯定的な関心を持って聴くこと(話し手は安心して話ができる)
3.自己一致
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認すること。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。
ということです。
傾聴とは「相談」の文脈で語られることが多いですが、では、自分の日常生活に置き換えたときに、相談の場で自分は傾聴することができているのだろうか?普段の会話では、自分はどういうことをしているのだろうか?少しモヤモヤしたので、整理してみようと思います。
相談の場でやっていることをざっくり整理
てて
こんな感じですかね。
あれこれと話しながらも「あーそれわかる」、「いやそれは違うんじゃない?」など、時に自分の分析や判断を加えながら意見を言う、ということを常日頃やっているのかなと思います。
同調しつつも意見の食い違いは受け入れ、割と合理的な判断に落着させる。こんなことをやっていそうです。
では、ロジャースのいう「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」が、これで出来ているのか?
何か足りない気がします。そもそも意識したことがないので、出来ていないのが当たり前ですよね。
傾聴の目的はというと、
・相手を理解し、信頼関係を築く
・相手の悩みを引き出す
・相手の問題解決をサポートする
こんなところにあるようです。
端的に言うと、相手マターなんですね。すべては相手。
わたしがこれまでやってきた相談は、こう整理すると、世の中では割と受け入れられそうなスタンダードなやり方(同じようなことをしてる人が多い?)だけど、傾聴できておらず、自分よがりな相談のやり方だった。
と、いうことかもしれません。
特に自己一致はやっているようで、実は、結論とは関係ない事柄は、情報として捨てるようなことをやっているかも、と思いました。
実は傾聴って奥深い。ロジャースすごい。
これが今日のまとめです(笑)
また傾聴を実践してみたら、感想など書いてみたいと思います。
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