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アトピーの写真供養

僕は中学から大学まで、約7年間ステロイドを塗り続けました。
顔、肘や膝、お腹や背中、指、足首、頭皮にも塗っていました。常に全身が少なからず火照っていて、どこかしらが痒い。そして皮膚科に行けば、ただただステロイドを処方される。
次第に、そのランクは上がっていきました。そして顔にはもうこれ以上強いものは塗れない、となったとき、自分で調べました。身体に塗っていたものも、さらに強いものはもう少ししかない。これは何なんだと思いました。
西洋医学を疑い、いろいろ試しましたが、結局答えはシンプルで、自炊や規則正しい生活、少食、腸内環境を整える、化学物質を避けるなどでした。

では本題。
ステロイドをやめたその年は、本当にゾンビ化しました。いわゆる脱ステに着手したわけです。気持ちが廃れ、親にまで当たってしまったのは、この時期をおいて他にありません。あまりにも辛い経験でした。
それから何度かリバウンド的な肌荒れを経験しました。悪化しては回復して、を月単位・年単位で繰り返している感じです。

脱ステの時期、僕は皮膚の経過の写真を撮っていまきた。しかし、ほぼ完治したときにそれらを見返したら、あまりの酷さに全身がゾワゾワしてしまい、ほとんどを消してしまったんですよね。
なので残っているのは数少ないですが、それをここにアップロードして供養しようと思います。

なお、写真を撮っていたときは、それだけ気持ちの面でも回復していて、余裕がありました。
本当に酷いときは、そもそも目がうまく開かず、腕は曲がらず上げられず(指も)、首も回らず、服はくっつき、剥がすとバリバリと肌が暴れ、、、いやもう書いているだけで気持ち悪くなりますね。そんなレベルでした。大学やアルバイト先の人たちには、かなり奇異な目で見られていたと思いますが、一生付き合うわけではないし、と割り切っていましたね。

これは足の写真ですが、かなり治っている段階です

以下に載せます。
ややグロいので、ダメな人は閉じてください。





皮膚はえぐれ、デコボコしています。
ただ、もう一度言いますが、これはかなり治っている時期のものです。荒れている箇所以外は、普通の肌色の皮膚ですよね。脱ステでヤバいときは、身体の中、もはや血液が痒いという感じでしたので、どこが荒れているんだかも分かりませんでした。

1日中、浸出液がドバドバ出ているので、なるべく服は着たくなかったですね。ズボンならめくりあげていました。
で、まあこんな状態になっていますから、何しろ痛いんです。そりゃ肉が見えているようなレベルですからね。
にもかかわらず、です。これはアトピーの人は理解できると思いますが、
皮膚がえぐれてボロボロになっていても、なんと痒いんです。我慢などできず、ボリボリと何十分も引っ掻き続けてしまうのです。で、またさらに痛みが走り、水をつけようものなら顔が歪むほど染みます。実際には浸出液まみれなので、とにかくペーパーで拭いていました。液を拭き取るのは治りが遅くなると言いますが、酷いときというのは、もう垂れてきてしまって足首にも床にも付くのです。拭くしかありませんでした。

と、長々と書いてきましたが、唐突ですがこれで供養は終わりたいと思います。
思い出すだけでしんどい記憶です。

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