「良いものを食べる」より、「悪いものを食べない」

足し算の視点

いまは、飽食の時代。

足し算で考えることが多い気がする。

「〇〇を食べれば、免疫力が上がる」

「〇〇を飲めば、ガンになるリスクが下がる」


いろいろな情報が飛び交い、あれやこれやと試していく。

その結果、僕の場合はたいてい体調を崩す。そして肌が荒れる。

何が正しいのか、僕にとっての最適解は何なのか、探し続けた。


引き算の視点

そもそも人間って、好きなものを好きなだけ食べられるようにカスタマイズされていないのかもしれない。

人間だって動物だ。自然界には、医者はいない。

僕は昔、ハムスターを飼っていたことがあったが、お皿にエサをいっぱい入れても、全部食べることなんて絶対にしなかった。新鮮な野菜をあげても、可愛い歯型をつけたまま、寝床のそばに置いて残していた。


適切なタイミングで、適切な栄養バランスで、適切な量を摂取する。

そんなこと当たり前だろう、と言われそうだ。でも、これが一番大切で、一番難しい。

たとえ身体に良いとされるものだって、そればかり食べていると、栄養バランスが偏るだろうし、感覚的にも良くない気がする。

むしろ、ジャンクフードや加工食品など、身体にあまり良くないものを減らしていくべきなのではないか。


健康的なものをたくさん取り入れるより、身体にとって悪いものを減らすことから始めたほうが良いはずだ。

「良いものを食べる」より、「悪いものを食べない」こと。

僕の経験上、それを意識的に継続していかなくては、と感じる。

引き算の視点が、案外大事かもしれない。

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