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宝塚宙組 NeverSayGoodbye 感想


実は宙組の前に月組とか星組別箱とか見てるんですが、書く時間がなくメモのまま…
GW中には全部書き終えたいとは思ってます。もういい加減GW終わりますが。

以下、ネタバレ有。

良かったところ

①真風さんが格好いい

結構後ろの席だったんですが、登場した時点で「真風さんだ!」とすぐ分かる独特の声。常にどこかアンニュイな表情。前から格好いいのは知っていましたが、やっぱり格好良かったです。
ちょっと悩んだり拗ねてる様子が好み。幸せそうなのも勿論素敵です。
お姫様抱っこのシーンが分かりやすくヒーロー感があって好きです。なんでヴィセントがそこにいるの!?からの救出の流れも、あ、そういうことか!という驚きもあってよかったです。
まあ、カメラマンなのに急に戦闘力が上がってちょっと面白くもあったんですが。めちゃくちゃ鮮やかに2人始末したので。アサシンかよ。

②潤花ちゃんの声が可愛い

聴き取りやすい綺麗な声で、声質が好みでした。現トップ娘役の中で声は一番好きかもしれないです。
キャサリンて所謂「おもしれー女」だと思うんですが、ちゃんと自分の意思で頑張ってたので思ったほどテンプレキャラ的な印象ではなかったです。

③フィナーレが格好いい

お芝居が割と終始悲しい感じなので、フィナーレで吹き飛ばしてもらえて楽しかったです。みんなで赤い布ぐるぐる振り回してるところが特に好きでした。永遠に回し続けてほしい。

④音楽が良い&みんな歌が上手い

お芝居に合っていてかつ聴き飽きない素敵な曲。宙組さんはコーラスの宙組などと呼ばれることもあるそうですが、確かにみなさん綺麗な歌声でした。

⑤鷹翔千空さんの笑顔が好き

もう完全に好みというか、自分向けメモ。オペラで真風さんを見ているとちょくちょく視界に入り、気づけば鷹翔さんを追っていたりもしました。

⑥留依蒔世さんが格好いい

戦う民衆女性代表みたいな感じでした。出番はそんなに多くはないはずですが、とにかく迫力があって、印象に残る方でした。

気になったところ

①カメラマンが写真で戦うことを最後には認めてもらいたかった

お前も写真撮ってないで戦えよ的な流れから、結局ジョルジュも銃撃戦に参戦するわけですが。最終的にはカメラマンが写真で、ジャーナリズムで戦うのも認めて欲しかったなと…。
ジャーナリズムによる戦いはキャサリンが一度失敗したので、ジョルジュ&キャサリンでもう一回戦って何かしら勝つと思ってたんですよね(週刊少年ジャンプ愛読者的発想)。
まあ、でも歴史に基づいた話である以上、あんまり捻じ曲げて無理にハッピーエンドというのも批判はあるでしょうが…。私はやっぱりフィクションは希望を語って欲しい派なんだなと思いました。

②民兵も組織化はしたほうがいいのでは…?

少なくともあの時点でのアギラールは割とまともなこと言ってたと思うんですが、みんな結構反発してて、そこは引っかかりました。プロの軍人さん(?)に組織化してもらった方が絶対勝てると思うんですが…。バラバラだと補給とかも行き渡る気がしないし…。

ただコロナ関連のニュースとか見るに、海外の人って政府に外出自粛とかマスク消毒の奨励に結構反発もあるみたいなので、そういう上からの命令とか支配自体に対する感覚がちょっと違うのかもなとは思って飲み込みました。

あと、多分アギラール自体に人望がなかったんだろうな…と。私は戦国武将の石田三成が好きなんですが、正論言ってても人望ないとダメな時はダメなこともあるので、まあ、アギラールも彼みたいな部分があったのかな…と。

それはそうと、今回ずんちゃん出番少ない気がしました、仕方ないですが。あと横にいたソビエトの人が不気味というか、違う思惑で動いている感が凄くあって良かったです。

その他雑記

①難しくてよく分からないスペイン内戦

一応高校時代世界史Bを履修してたはずなんですが、大分泥沼だったらしいくらいのふんわりしたイメージしかなく。ピカソのゲルニカがこれを描いていたのも、お芝居の中で言及されて「そうだっけ?」ってレベルで全て忘れ去っていたので、専門用語とかは全然ついていけず…。フランコ将軍の名前はギリギリ覚えてましたが。
まあ何の知識もなくても最低限、敵味方が分かるつくりにはなっていましたが。
ファシズムとか共産主義とか社会主義とかのイデオロギーって、結局なんなのか未だに分からないんですよね。言葉だけが肥大して、じゃあその理想を現実世界へどう落とし込むか?って部分はかなり幅があって、個人個人で相当違うものを思い描いている…そんなイメージです。

②現在の世界情勢と比べて悲しくなったりならなかったり

侵略者に対して民衆が立ち上がって戦う…というストーリーの流れを見て、どうしても考えざるを得ないものがありました。それでちょっと悲しくなったり、でもこんな劇場の中で1人で悲しくなってても何がどうなるわけでもないし…とか思い直したり…。とはいえ多少メンタルに刺さるものがありました。

スペイン内戦も反乱軍側はすぐに制圧できると見込んでいたのが、現地住民が予想以上に頑張ったので長引いた…とか、周辺の国々の介入の有無が…とか、色々あったようです。最終的には政治思想等が入り乱れた結果人民戦線側も内部分裂してしまったそうで、なんというか、平和を祈るばかり…。

以上。今回新バージョン?のエディタを使ってて、見出しとか編集画面で見られるのはとても使いやすいんですが…めちゃくちゃ重くなったような…。私だけですかね…。


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