再び

散々泣きつづけて

かなしみが尾をひき
心が沈んでいるところに
きみが現れるのは
二回目だね


はじめて出会った日
私はいつもより穏やかだったかもしれない
心が真ん中よりしたにある
上にいくには壁があるような状態のわたしを
なぜか見初めたきみ



半年以上たった今日
わたしはまた底にいた
言葉に表せない衝撃は
わたしにただひたすら涙を流させた

そしたら多忙なきみから連絡がきた
久しぶりの逢瀬の約束

こんなときにきみはまた
歩み寄ってきてくれた

単なる偶然なのだろうけれど
知らず知らずのうちに
わたしをかなしみからひっぱりだしてくれたことが嬉しかった



常に孤独やかなしみをすくってくれる存在なんて
現実に居やしないけれど

肝心なときにあかるく歩み寄ってくれたきみは
すこし特別なものを感じる

また忙しくなれば会うことは叶わないかもしれないけれど
いまこのかなしみを癒してくれたことが嬉しくて
そっとありがとうと伝えた

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