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#14 Vilnius

2019年9月16日

リトアニア最終日、カウナスという街へ行くか迷っていたが、これからの宿泊先を考えていたら調べすぎて眠れなくなってしまい、全然起きられなかった。どうやら残念ながら私は一人暮らしだと堕落していくタイプみたい。今までシェアハウスやドミトリーにいたので、少しは人の目を気にして行動していたのだと思う。一人部屋はうんとリラックスできるのはいいけれど、やっぱり怠けてしまうなぁ。

朝(というかもはや昼)にインスタントのポリッジを食べて、初めて新市街の方へ繰り出す。こちらもなかなか街歩きが楽しい。雨が降ったり止んだりして、体力と気持ちが翻弄される。

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気になっていたところでランチを。歩道からは見えず建物に入らないとわからないような、ひっそりした場所にある家庭料理の食堂。ほぼお客のいなくなったランチ終了しかけの時間帯に入った。ビュッフェ形式だったので、優しいお姉さんがゆっくりと説明してくれた。このあたりの国ではそばの実がご飯のように食べられることも多いそうで、私も雑穀米が好きなタイプなので、このゴリゴリとした食感と、体に良さそうなものを食べている感が幸せだった。

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市街にあるショッピングセンターにお気に入りの眼福なファッションブランド〈COS〉が入っていたので行ってみた。すると、BGMで細野晴臣さんの『恋は桃色』がかかりだして心踊った。好きな曲が不意にこんなところで聴けるなんて…とじーんときた。この曲が終わるまで、お店の中で無駄にうろうろしていた。脳内だけぽわぽわと、少し春が来たような時間だったな。

旧市街に戻る。このあたりには琥珀を扱うお店がとっても多い。外で琥珀のアクセサリーを売っていたおばちゃんからピアスとリングを買った。格安すぎて本当に琥珀なのかさえわからないけれど可愛かったので。それよりも旅先で買うものは本当に心に残るので、日常的に持つアイテムにふわっと旅を思い出せるものがある、ということが私にとっては大切。

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ここらでひと休み。どのケーキも美味しそうすぎて選ぶのに苦しんだが、アップルパイを。アイスクリームも2つも添えられていて、細かくカットされていないジューシーなどデカりんごが乗ったパイとともに口に運ぶのがたまらん…ウァァ、なんと完璧なスイーツ。

お腹も心も満たされ、少し歩きたいなと思ったので3つの十字架の丘と呼ばれているところへ行くことに。

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たどり着くまでの道のりはなかなかのハイキングだった。

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最後の階段を登り終えると、そびえ立つ3つの十字架。ここからはヴィリニュスの街並みを見下ろすことができる。ちょうど涼しい風が吹いていて、階段をのぼった後の体にはとても気持ちがいい。天気もすっかり良くなり夕日もちょうど出ていて、滞在最終日に静かな場所でとても心地の良い時間を過ごせた。

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丘を下り、少しふらふらと散策しているうちに日が落ちてきた。ホステルはすでにチェックアウトしてしまっているので、荷物を引き取る前にどこかで軽食を食べておこうと思いファラフェルサンドを食べに〈ZATAR falafel & hummus〉へ。トッピングやソースも選べて楽しい。ここのファラフェルサンドも美味しくって満足。ピタサンドは好きだけれど、破けてうまく食べられないことが多いので、少しだけしかソースや具を落とさず、カトラリーも使わずに食べられた日はちょっぴり上機嫌。

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乗るバスは深夜発なので、ゆっくりホステルに向かって荷物や身支度を整えたり少しラウンジで休憩させてもらったりして、バスターミナルへ向かう。


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