その自分、その時を大事に。

たくさん本を買った。過去の自分がバイトしたおかげだ。

書店の棚一面に並ぶ文庫本を見て、ちょっと感動した。

興味を引くものを選んで良いのだ。

もう1つ気づく。これだけある文庫本の中でも自分の興味を引く本とそうでない本がある。

不思議だ。

興味の多い少ないが重要じゃない。

興味のあるなしが重要だ。

興味とはずるい。自分の意志よりも強いからだ。

もちろん自分の意志は興味を制御できる。

でも純粋な興味は自分で消すことができない。

人の中で最も大事なものの1つだと思う。

大事にしてほしい。

人の一生で出版されたすべての本を読み切ることは難しいと思う。それは想像がつきやすい。でも、自分の興味のある分野の本ですら一生では読み切ることができないほどの量があると思う。そこから自分の何かを積み上げることを考えたら、興味を出し渋っている時間などない気がした。


p.s. 「今ここ」の重要性はアドラー心理学でも言っていた気がする。昔読んだライトノベルで不治の病を抱えた女子高生が短く太く生きることをモットーに勉学部活恋愛を精一杯楽しみ、青春を謳歌しようとしていたのを思い出した。その子はスカした女子達からいじめを受けることになるんだけど、やつらはきっとあんなに精一杯今を楽しめてしまうのが気に食わなかったんだろうな。あの子は自分に残された時間が少ないと知っていて、今ここの大切さを悲しいほど分かっていたから今を楽しめたんだろうな。僕はどれほどその大切さを身に刻めるのだろう。うーん。

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