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休職、退職、無職、ライター。

会社を退職して1年。
ライターになって1年。
今まで本当にいろいろなことがありました。
激務で双極性障害を患い2回休職したり、脱毛症になったり、リワークに通ったり。波乱の3年間を経て、ようやく生活が落ち着いた気がします。

この1年は自己改革の年でした。人生に一旦区切りがつき、新品の私に交換したような感覚があります。ライター1周年を記念して、未来の自分に向けてこの1年の記録を残そうと思います。


【2023年5月】退職

1年休職した後、そのまま復帰することなく退職しました。半年もリワークに通ったのにな、と自分への失望と未来への不安で鬱々とした日々。ただ、この時すでに「ライターになる」と腹をくくって講座を受講するなどしていたので、未来への希望もほんの少しだけ持ち合わせていました。

当時書いた記事を読み返すと、あまりにも追い詰められていて笑ってしまったので、もし良かったらご覧くださいませ。

【2023年6月】ライターデビュー

ついにライターデビュー。クラウドワークスでライター募集に応募したり、noteを更新したりと精力的に活動していました。この時期にタイトルをつけるなら、「躁鬱のジェットコースター」とかでしょうか。

初めて請け負った仕事は恋愛記事3本。1本300円だったので、初めての収入は900円でした。約1年振りの仕事だったので、執筆中は躁状態。夢の中でも仕事をするほどでした。

無事納品し、入金されたときは嬉しさで感無量。通帳アプリに書かれた900円の文字が輝いて見えました。ただ、この後は予想通り鬱転し、腹痛やら口内炎に苦しみました。

【2023年10月】初めてのスカウト

突然1通のメールが届きました。「noteを見ました。うちで記事書きませんか」という内容で、真っ先に詐欺を疑いました。よくよく話を聞くと詐欺ではなく、まともなスカウトでした。あまりの嬉しさに小躍りしつつ、トントン拍子に話が進み、無事契約締結となりました。

しかし、初めて見る業務委託契約書にまたしても緊張し、いつもの事ながら躁状態に。気合いで4日かけて隅々まで目を通しました。

鬱を経験したことがある方なら共感してもらえると思うのですが、鬱になると目がすべって文章が読めなくなります。そんな私が、契約書を読めるようになるなんて!この時も契約書が輝いて見えた、なんてことはなく、図書館で何冊も本を借りるなどして苦労したのを覚えています。

【2024年1月】取引先を増やした

私は躁転・鬱転を防ぐために、何か新しいことを始めたら3ヶ月は何もしないというルールを設けています。そのルールが解除されたので、仕事にも慣れたことだし、もう一社取引先を増やそうと考えました。

ライターになってから初めて書く履歴書に苦戦しつつもなんとか書き上げ、2社応募した内の1社に採用してもらいました。

【2024年2月】仕事が楽しい

新しい取引先で初めて、自分で企画した記事を書きました。今までは構成案をもらって指示通りに作業していたので、素直に楽しかったです。



仕事を楽しいと思ったのはいつ振りだろう。思い返すと、1回目の休職後に異動した先での仕事は全く自分に合っておらず、ストレスフルな日々を送っていました。

仕事が楽しい。仕事とはこんなにも楽しいものだったのか。リワークに通っていた頃、面談で「絵を描いたり文章を書く仕事がしたい」と伝えたことがありました。担当者はもちろん苦笑いで、遠回しにやめておけと言われました。そらそうよな。復職するためのリワークやしな。

今なら、この選択が私には正解だったと言えますが、1年前の私は大変悩みました。それでもライターになると腹をくくれたのは、noteに残していた休職日記が最後の一押しとなったからです。

これは1回目の休職後に書いていた復職日記です。この1ヶ月後に2回目の休職をします。ライターになる後押しとなったのは、この記事の締めくくりの言葉です。

「また波乱の日々が続くのではという心配もありますが、波乱に慣れたところもあり、どんとこいという気持ちも持っています。」

たまたまこの記事を読み返した時、「この後がっつり1年休職するのになんと愚かな…」という気持ちと「たしかに私はずっと波乱の中を生きていて、おそらく今後も波乱は続く」という気持ちが湧いていました。どうせ波に揉まれるなら、新しい挑戦をしたい。自分の選択に賭けたい。

【現在】

ライターになってから1年経ち、仕事は楽しく、躁鬱は現状、凪が続いています。今のところ私は賭けに勝ちました。しかし今後は何があるか分かりません。波乱の常連である私は、おそらく今後もいろいろなことにうろたえ、泣いたり怒ったり、深夜に小躍りしたりするのでしょう。

記録というのは本当に不思議なものだなぁと感じます。なんとなくで書き続けていた休職日記に、今このような形で助けられるとは思いもよりませんでした。この記事も、未来の私の助けになれば良いなと思います。

また、この記事がnoteを書くきっかけや、選択の後押しになれば、大変嬉しく思います。


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