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文系大学院生が読んだ変な論文たち

 こんにちは、クジラ8です。

 今回は、「変な論文」というのが、テーマです。ただし、ジャーナルを調べて出てくるかというと、かなり怪しい論文たちばかり出てきます。(大学でしか見れない、つまり電子化されていない論文たちだが、いくつかはでてくる)

 文系大学院は、正直、遊びで行っても本当につまらないところだよね。基本、研究するところだしね。と、思っていた僕の価値観を嘲笑い、破壊していった論文たちを、今回は楽しむ回です。

 僕が出会った中で、「え、そんな研究テーマありかよ……」となった研究、ベスト3を雑に紹介していきたいと思います。


第3位

タバコの銘柄を事例としたジェンダー研究

 第3位から飛ばしていきます。まず、「タバコ」というところからして、結構責めてます。僕は喫煙者なのですが、この研究テーマを持つ人(一学年先輩)とは、無論、喫煙所で出会いました。

 しかも、学会終わりの大学の喫煙所で出会いました。軽く世間話をした後、お互いの研究テーマの話になったのですが、先輩はすごく意義のあるような言い方で、「タバコとジェンダー」と言いました。はじめ、禁煙運動とかの研究かな? っと思っていたのですが、後に、メールで送られてきた論文をいくつか見せてもらうと、かなりぶっ飛んだ方向の研究をしていることが分かりました。

 タバコの銘柄にある、ジェンダー格差。つまり、わかばかHOPE吸ってたら、おっさんみたいな「イメージ」には、ジェンダーがあると言うんですね。それを、至極真っ当に研究していた。もちろん、専門はジェンダー研究なので、かなり有力な分野です。


第2位 「ラブホテルの立地条件について」

 2位は地理学からの論文。僕の指導教官は、地理学会にも入っていた。その中で、たまたまカンファレンスを覗いた後、とある先生と知り合い、前に書いた面白い論文がある。と言われ、見せて頂いたもの。

 セクハラ案件だが、まあ、論文は論文である。内容的には、地理学得意のマップ形成(彼らは、スケールを大事にする)と、現状分析である。面白いテーマだが、中身は大真面目である。研究結果から為される社会問題の浮上も興味深い。ただ、哲学専攻の僕が楽しむには、かなり早すぎた論文であった。グラフや統計データが出てくると、基本的に基礎くらいから分からないからね。

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