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進学したい人向け 人文科学系大学院について(1)

 こんにちは、クジラ8です。
 今回は、人文科学系の大学院に進学したい人向けのちょっとしたアドバイスになります。
 今日も、ぷかぷか、ふらふら頑張ります。

1.人文科学系大学院について

 早速ですが、あなたは大学を卒業していますか?
 あるいは、大学に在籍中ですか?

 大学院は、残念ながら、「学士号」を取得していなければ、受験することができません。
 ですので、「学士号」を取る気がない方は、大学院へ進学することができません。

 しかし、裏を返せば、学士号さえ持っていれば、あなたは大学院に入るチャンスがあります。出ている大学は、東京大学でも、放送大学でも構いません。すべての学士号が、等しく扱われます。

 もっといえば、日本の大学院は、かなり「修士号」を取ることが簡単になっています。

 それは何故か。平たくいえば、「大学院入学」は、大学入学よりも受験する「科目数」が少ないからです。
 一部の大学院を除けば、英語のスキルと研究計画書さえあれば入れます。

 僕の場合は、国立大学の大学院だったので、英語二科目(英語+英語か、英語+ドイツ語あるいはフランス語からの選択でした)、専門科目二種(哲学+社会学)、研究計画書に基づいた面接でした。

 数学も理科も国語も必要ありません。
 ある私立大学の大学院は、研究計画書だけで入れると知人が語っていました。
 修士号だけが欲しければ、狙ってみるのも手ですね。

2.人文科学系大学院に入るということ

 人文科学系大学院に入ることは、そんなに難しくありません。
 ただし、そこはあくまでも「研究機関」です。
 一般の社会人が持つ「学士号」よりも、さらに一段階上の免許ということは、それなりの覚悟も必要です。(言ってしまえば、学歴だけでみると、実質大学卒の官僚よりも上です。もちろん、官僚にも院卒がいることは確かですが)

 有り体に言えば、修了するまでが一番辛い。
 大学院は、お勉強をする場所ではありません。研究をする場所です。
 なので、既存の研究を踏襲するだけでは、あまり意味がありません。そこでは、一定の「クリエイティブ」能力が必要になってきます。
 また、自分で適当なことを言うだけでは、誰も納得してくれません。先行研究(過去の論文の結果)の分析に基づいた新たな視野が必要になります。

 入った後が辛い。それが、大学院という知の最先端の場です。

3.学費などについて

 大学院の学費はどうなっているの?
 という、質問がたまに会話をしている中できます。簡潔に言えば、大学の学費と同じです。

 また、大学院生も授業料が免除されるケースがあります。優れた研究や、家庭の事情によって、無料または半額免除といった風に。
 詳しくは、入りたいと考える大学院の学費欄を見て下さい。

 経験上、国立の場合は、半期で25万円前後だと思います。

4.終わりに

 今回は、大学院についてのざっくりとした話をしてきました。
 タイトルに(1)とついているように、続きます。
 次回は、大学院の選び方と、在学時の過ごし方について話していきたいと思います。

 僕が、大学院時代にした学会発表などについての経験を交えながら、話していければなと、考えています。

 ではでは、また。

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