タマちゃんとわたし。③~罠と爪切り。~
最近、たまちゃんがよく、引っかかる。
何に引っかかるかって??
それは私の着古したパジャマや、どこにでもある、ごく普通のタオル。
たまちゃんを鳥籠から出してリフレッシュさせていると、ふと飛び立とうとしてはそれがかなわず。まるで罠に引っかかったかのようにジタバタしている。
時にはコウモリみたいに、ミノムシみたいに、可哀そうな姿になっている。
さて、これはどうしたものか、、。
引っかかる理由
生き物だから、爪が伸びるわけ。
それは当然と言えば当然だ。
けれど、鳥も爪を切るのか?
いやまてよ、それなら野鳥はどうしてるんだ??
もし爪を切るならどれくらい?
うちにやってきたときはどれくらいの長さだっけ??
もう思い出せない。
まるで謎だらけ。。
初めて子どもが産まれたとき。母乳を与え、オムツを変え、夜泣きをして。首が座り、歯が生えて、離乳食を与える。
当時は初めてのことばかりだった。
今はまるでそんな気分。
ただし、我が子は人間だから、鳥の子育ては初体験(もう鳥の「子」ではないかもしれない)。久しぶりに初産のママの気持ちになって、鳥の爪の切り方について早速調べてみた。
文鳥の爪には血管があるらしい。
人間の爪は切りすぎると深爪になるから痛い。時には血が出る。でも、人間の爪そのもの、私たちの目から見えている部分には、血や神経が通っているわけではない。
けれど、鳥の爪には血管があるらしい。
よーく見てみると、白い爪の真ん中あたりまでうっすらピンク色。このあたりまでは血管が通っているということらしい。
だから、根元からがっつり切りすぎてしまうと、たまちゃんは痛いのだ。
何とか、痛くありませんように…。
あばれるたまちゃんを押さえながら必死に爪を切る。
ベビー用の爪切りばさみで。
長男が産まれた翌日、初めて爪を切ったあの時のような気持ちで。
少しずつ、少しずつ
臆病者の私。ほんの数ミリ?いや、1ミリ以下??
切ってみた。
私はちょっと満足。
たまちゃんはちょっと気疲れ。
少しずつ、少しずつ慣れていこう。
君との付き合いはまだ始まったばかりなんだから。
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