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#8 聞いていたのとはちょっと違った。台湾での親への結婚挨拶

大家好!

今回は台湾の結婚について書いていきたいと思います。
まだ自分は道途中ではあるけれども、すでに台湾と日本との違いが色々あるので、誰かの参考になればと書いていきたいと思います。

noteのTAIWAN#2に書いたように、今回の台湾渡航の目的の一つに彼女の親への挨拶がある。プロポーズはすでに終えてはいたが、コロナなどの影響で台湾への入国が出来ず親への挨拶が何年も遅れていた
それが今回VISAの取得によって実現した。

コロナ前に彼女の親に1度会ったことはあったが、結婚の許しをもらいに行くのは初めて。そして自分は初の結婚なので右も左も分からない上、文化の違う国の人と結婚をするので、より何もわからない。

自分が他の人から聞いていた台湾の親への挨拶時の情報は、
・彼女の親に通帳を見せる必要がある。
・持ち家がないといけない。
・自家用車を持っていないといけない。

などだ。

日本と全く違うし、待ち家がないといけないってなかなかハードルの高い状況。台北の不動産は東京より高いのだ。恐ろしすぎる。。
彼女の親が納得する金額っていくら?俺の貯金で足りるのか。。さらに家も無ければ車も無い。何も無い。。いいところと言えば借金もローンも無いというところかw

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でも今回の問題点はそんなところだけではない。1番の問題点は言語の問題だ。俺は中国語が話せない。これは非常に大問題だ。
最近になってようやく中国語の学校に通っているが、簡単な挨拶が出来るくらいで会話にならない。今になって慌てて通い始めたが、付け焼き刃だ。
俺は夏休みの宿題は最終日に裏の解答をコピーして提出するような奴だ。大人になっても変わっていないw
言い訳しても時間は待ってくれない。ヤバい。

マジでヤバい。

彼女の親に会う1週間前に日本語の文章が出来上がり、すぐに彼女にお願いして中国語に変換してもらい、すぐさま読み方をカタカナで併記して練習に入った。本当はカタカナなんて使わない方が良いのだがそんな事言ってられない。とにかくスピード重視だ。

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その日から夜の空いている時間で練習を始めた。文章量的には日本語で読めば2〜3分位の文章量。でも俺が中国語で読もうとすれば10分以上はかかってしまう。付け焼き刃で練習しても結局7〜8分はかかっているんではないだろうか。

しかも時間がない時に限って、日本の仕事、リサーチ、会社の決算、台湾法人の設立、彼女の親に持っていくお菓子を探したりなどと重なってしまいやる事だらけで練習が追いつかない。。でも時間が来たらやるしかない。そのタイミングは必ずやってくる。

そして当日が迎えてしまった。俺はジャケットを着て手紙を書いたiPadを持って向かった。俺はiPadを見ながら話す戦法にでた。ちなみにiPodで見ながらなら話せるだろうと思うかもしれないが、中国語はそんなに甘くはない。中国語は発音が大事でめちゃ難しい。

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彼女の自宅に到着し彼女の親に会い軽く挨拶をした後、何を話しているのかわからないまま、彼女からiPadを渡されスピーチのタイミングがやってきた。ここまできたらジタバタしても仕方ない。正直そんなに緊張はしていない。

やるしかない。

スピーチはマジで時間が長く感じたが、自分の中ではまだ思っていたより出来たんじゃないかと感じた。
彼女の両親の顔を見ると優しそう表情をしてくれていたので、案外伝わったのかなっと思ったが、彼女の父親からは5分の1位しかわからなかったと言われてしまった。。
やり切った気分になった自分がめっちゃ恥ずかしいw

もちろん最後はiPadを渡して彼女の両親に読んでいただいた。まぁ5分の1位しか伝わらなくても気持ちが大事だって自分に言い聞かせたw そして優しい彼女の両親で助かったw


ちなみに彼女の親への手土産は、フランス⽣まれの最⾼級オリーブオイル「OLIVIERS&CO」のオリーブオイルとビネガーのセットと、日本の定番の手土産「The MAPLE MANIA」のお菓子を買って持って行った。

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そして前半で話していた貯金や家や車の話になったのかと言えば、そんな話は1ミリも出てこなかった。出てきた瞬間俺の結婚の物語はここで終わってしまうw 寛大な彼女の両親に感謝しかないw
今回の挨拶は彼女の両親の優しさに助けれられ、無事に事なきを得ることができた。

後で色々話を聞くと、実は最近の台北では貯金や家や車の話をする家は多くないそうだ。ただ、台湾人は投資やお金の話は好きな人が多く、日本の不動産状況などの話は聞かれたので、日本でも論議されることが多い持ち家派と賃貸派の話をしておいた。

年配の方は、ここ数年の中国から台湾への圧力に危機感を感じている人も多くいるので、もし結婚のために物件を持つのであれば、台北の物件より日本や別の国の物件を持っている方が台湾の親は安心するかもしれない。

今回は台湾人の親への挨拶の流れを書いたが、あくまでも1例にしか過ぎないのでご注意。

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台湾では、親への挨拶をする際に結納や結婚式についてどうするのかも話し合うことが多い。しかし今はコロナで日本と台湾の観光での往来が出来ない。そこで結納はオンラインでやる可能性が濃厚となった。
コロナ明けを待ってもいつになるかわからないからだ。

そして、台湾は占いで色々決めることが多い。なので、彼女の親に会う日も彼女の親が占いで候補日を出してくれて選んだ。
なので結納も占いで候補を選んでくれるみたいなのでお願いすると、まさかのスマホの占いアプリで調べ始めた。

嘘だろーー!!w

俺は占い師が家に来て大袈裟な占いが始まると思っていたが、まさかスマホだと思わなかったの笑ってしまったw
めっちゃ時代を感じてしまったw

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台湾はいい意味で、クラッシックな文化と新しい文化が混ざっていて面白い。

それにしても言葉も文化も違う国を超えてのオンラインでの結納はどうやれば良いのか。全くわからないが、今のコロナの時代だからこそのやり方だろうから、どっちにせよ記憶に残りそうな結納になりそうだw

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