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ヘビーノベル戦記第六話『不屈』

小説を書くようになったきっかけ

さて、また昔話をしていこう。
面白い話ではないので、流し読み程度で読んでください。

前回の続き、独立した頃の話。
結局騙された後に直面した問題は仕事だった。

どうやって生計を立てるか? 当時は鵜呑みにして開業していた事業の営業を馬鹿正直にやっていた。
結果、赤字だけが積み上がり本当の危機に直面する。

前回も書いた通りこの時真剣に○○しようか考えて、逆側に振り切れた。絶対に奴は許さないと決め、今後関わらないと決め、出来る事がないかをさがし、手始めにライター業を真面目に勉強する。

ライター入門というより、文章構成の理論を解説する書籍をなけなしの資金で購入しクラウドワークスとランサーズで仕事を探し始めた。

当時の自分は、実績と修行のつもりで流行りのライター系案件に応募して仕事をスタートさせることに成功する。
ライターの仕事をしていて思ったのは、消費時間に対する報酬単価が釣り合っていないと点。

受注した案件は修行のつもりで一生懸命やった結果、依頼主が想定していない結果を叩き出してしまい、特典を貰って逆に依頼主から案件獲得のノウハウ頂いた。

このライター案件が何を指しているかは、業界を知っている人なら気づくだろうから、詳細には書かない。別に良し悪し話で片付く問題じゃないし、私にとってはプラスに働いたので、非難する気はない。

ただ一つ言えることは、個人でネット上で仕事を獲得するのは難しいし引き受ける方はかなり慎重にならなければ、結果的に被害を被ることになる。

話を戻すけど、このライター案件をやっていた頃に私は昔から小説を書きたいと思っていたので、依頼主(師匠)に相談したことがある。まあ、依頼主にはわからないと回答されたが、当時の私は空いた時間が沢山あったので、一念発起して真面目に小説執筆を始める。

何でそれが出来たかと言うと、文章構成の本を読んでいたおかげだと思う。そのおかげで、話を書く前にいわゆる設計書が必要だと気づき、小説の設計を始めた。

この設計の結果のひとつが近日発売する『幻獣戦争』だったりする。

当時の私はライター案件をこなしながら一生懸命小説を執筆した。当時はカクヨムという小説投稿サイトに狂ったように連日投稿していた。今だから言えるが、当時の作品の状態はお世辞にも小説とは言える状態ではなかった。

しかし、それでも書き続け1ヶ月程度で10万字程度書けるようになった。これは当時の私にとって大きな自信となり、ライター案件が終わった後も投稿を続けていた。

当時の私は、折角なのでコンテストに応募してみようと考え、当時やっていたカクヨム小説大賞に自作品を応募した。忘れもしない2019年末の話になる。受賞しても大丈夫な文章量ではあったので、期待と不安交じりで推移を見守っていた。

この年末にある会社に出会い今現在もお世話になっている。しかし、当時は引き受け始めもあり中々収益が伸びなくて生活に苦しんでいた。何より税金の支払いと負債の支払いがとんでもなく辛かった。

今も辛いが何とかなっている。なので、当時の私はコンテスト受賞に期待していた部分が大いにある。

結果は、言うまでもなく受賞は逃した。が、ここが運命の分岐点だった。決して自慢しているわけじゃないし自慢にもならないが、コンテストの最終選考まで到達していたのだ。

惜しく受賞を逃す結果になったが、当時の私はもしかしたら戦えるのでは? と思い至り、別のファミ通文庫小説大賞に続けて応募してみた。
これで、結果がそれなりならば戦っていけるという裏付けになる。

勝手にそう思い込ませ、結果を待った。今現在では投稿サイトから作品を削除してしまっているので、この事実の裏付けは不可能となっている。なので、嘘だと思いたいなら、嘘だと思ってくれてかまわない。

話を戻すが、ファミ通文庫小説大賞の結果はまた最終選考まで残り、受賞を逃すという結果になった。

この結果に私は震えた。やればできるかもしれない。出版社の仕様通りに作品を作れば受賞できるかもしれない。そう思った。

思ったが、コンテストに応募し続けるという行為は辞めた。これにも理由があるのだが、記すと反感を買う内容なので、胸に秘めておく。

当時、作品を完全に書ききっていた私は、試しに別の小説投稿サイトにも投稿してみたり、色々な検証をすると同時に自作品の編集を始めた。

自作品が小説として不出来であることを自覚していた。だから、新しい作品を書くよりも、編集することによって自分の技量を磨くことを選択する。まあ、正直いくつかの作品を作ってはみたが、どれもパッとしなかった。

この頃に『幻獣戦争』の表紙やメカデザインを書いて頂いたデザイナーさんと知り合っていたりする。

本日はこの辺で。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
興味があれば他記事にも目を通していただければ幸いです。

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