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ゲーム雑記:ゼノブレイド3を終えて

感想

 少し前にエンディングを見終えて、感傷に浸りながらこの記事を作成している。
正直な感想を述べると、面白かった。この一言に尽きる。

終盤、特にエンディングは泣かせに来ている感がとても強く、何だかんだで泣いてしまったが、鮮やかなグッドエンディング。あるいは、爽やかなバッドエンディングと表現しても差し支えない終わり方だった。

身もふたもない言い方をするなら、後の展開は想像にお任せしますエンド。とでもいうべきだろうか? いずれにしても久し振りに心に残る物語であった。

まさに『明日へと希望を繋ぐ物語』。少し照れ臭くなるが、有り得たかもしれない未来の提示であり、今だにNとMである自分自身にとっては、ノアとミオは眩しすぎる明日であり、現実は辛いものだと痛感する。

今が幸せなら明日はいらないと感じるのも人間であり、今より明日はもっと素晴らしくなると感じるのもまた人間なのだ。どちらかが不正解ではなく、どちらも正解だから、どちらを選んでも否定はできない。概ね同意できる内容であり、それ故に感傷に浸れるのだろう。

総評

以前書いた通り文芸小説な面が強く出ているたため、物語の展開が読めてしまう所が多く、そこが残念な部分でもあったが、それを補うだけの面白さが十分あった。

オタク的な視点で書くなら、唐突に『ガンダムW』が始まったかなと思ったら、終盤の展開が『ドラクエ』な感じになり、ラスボスの終わり方がどことなく『宇宙戦艦ヤマト』な既視感を覚えたが、気のせいなのだろう。

ある意味で納期が迫っているため、ごり押したのかな? と思ってしまった。ガンダムWで思い出したが、中の人を閣下にしているのは、狙っていたのだろうか? 個人的に作者と語り合ってみたい感じはするが、野暮だろう。

しかし、あっさりと終ると思っていたラストバトルがとても長く、最終的に1時間を超えていたのには驚きだったが、引退したFF14もこんな感じだったなと懐かしくも思えた。

考察

物語全体を通して、何を伝えたいのかと終始考えながらプレイしていたが、個人的な見解としては、やはりメリトクラシーへの批判ではないだろうか?

競争は社会を豊かにすると誤解している人間が多すぎる昨今、現実は違うのである。競争は社会を貧しくするが、正解であり、過度に突き詰めるものではないのだ。

競争をすればするほど、その土台となる土壌は荒れ果て苦しくなっていく。現代社会が直面している問題だが、別に競争を否定しているわけではない。
そこは誤解しないで頂きたい。

ゲームの都合上プレイヤーが結局勝者となってしまっているが、競争の結果を勝者と敗者に二分するのではなく、助けがそれほど必要ないものと、より多くの助けが必要な者とに別け、お互いに助け合うのが大事ではないのだろうか?

その助け合いが新たな土壌を作り、社会を豊かにするのではないかと個人的には思っている。

見解は人それぞれなのでこれ以上は書かないでおく。

最後に

やはり巨大兵器が変形して人型機動兵器になるところを見ると、浪漫心がくすぐられるものがある。ゼノブレイド3全体のメカデザインも中々美しく、好みのデザインだった。惜しむらくは、自分でメカを動かせなかった点である。

ロボット動かしたかったなあ(笑)・・・
今回はこの辺で。次回は未定です。

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