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ギルドハウス十日町が迎えた、2年目の冬。

40代でセミリタイアして、《ソーシャルな隠居》と言いますか、《住み開きの隠居生活》という暮らし方をしています、西村 治久(ハルヒサ)です。

みなさん、改めまして、2017年もよろしくお願いします。


さて、自分が2015年5月に立ち上げた新しい住まいの形、その名も《住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」》が、2年目の冬を迎えました。

日本列島に大寒波が到来するなか、連日のニュースでは、ここ新潟県の十日町市(とおかまちし)での豪雪ぶりが中継されていましたね。

自分も1年ぶりに屋根にのぼりましたが、まさか今シーズン最初の雪おろしがこれほどの大寒波になるとは。。。大きな事故なく過ごすことができて心底ホッとしています。

ちなみに、ギルドハウス十日町には現在13名が共同生活をしていて、その半数以上が豪雪を初体験。

同じ新潟県の出身者ですらも「十日町市をなめていた」とか、太平洋側の温暖な地域出身者からは「あるていど覚悟していたけれど、想像以上のものだった」など、驚嘆まじりのコメントがホント多かったですね。

そんなみんなが協力しあい、今回の雪おろしや雪ほりをしました。

昨年の経験者が2名ほど卒業していたので心配しましたけど、それでも初めからずっと住んでいるメンバーが3名いるし、さらに今年は地元出身の住人がふたり居て心強かったなあ。また、応援に来てくれた人たちもいてありがたかったです。

初体験の住人たちの戸惑いを見て、「ああ自分も最初あんな感じだったかも」なんて思い返しながら、まだまだ要領が悪いなあと自省したり。それでも彼らが楽しそうにじゃれ合ったりするとホッコリするもので。

そして、作業後のお風呂が気持ちいいこと、この上ない。

家のなかを守っていた女将が、お風呂を沸かしていたり。急きょ大笑いのジャンケン大会が行われ、その勝者(?)によって振る舞われた夕飯が実に美味しかった。


もし自分がひとりで居たら、1週間ともたないでしょう。

でも、自分の家に名前とコンセプトをつけて広く発信し、共同生活の住まいにしました。その状態を持続可能なものにすべく、いつでもだれでも来ていいですよと《住み開き》をしています。

以来、延べ4,700人がギルドハウス十日町を訪れています。

しかも夏よりも冬の滞在者のほうが多いです。


そんな2年目の冬。

豪雪の厳しいなかにも、いや、だからこそでしょうか。温かさ、楽しさ、幸せを感じます。

たいへんだから。寒いから。つらいから。

って、ずっと何もしないのは良くない。今日も厚着して、茶の間をあっためて、ストーブでお湯を沸かして、ごはんを炊いて、すべり止めの藁(わら)を敷いて。自らあったかく快適に過ごすための行動を出来るところから起こそう。

それでもつらいとき、まわりのみんなが手をさしのべてくれる。

厳しいことも多い人生のなかで自分の居場所を作るって、そんな感じかなと思います。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。