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環境を変えればいいっていうけど、それだけじゃ何も変わらない。

「この部屋を好きに使ってくださいね」

何度このセリフを言っただろうか。

じぶんが立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」では、この3年間で43名が共同生活を過ごしました。しかも、ふらっとやってきて滞在した旅人を合わせればいったい何人になるのか。


うちはいわゆるシェアハウスではありません。非営利の、つまりは個人宅。だから住人との間に賃貸契約を結びません。ひとりひとりが無理のない範囲で生活費を出し合い、好きなだけ住むことが可能です。

ひとりですべての生活費をまかなう必要がないぶん余裕も生まれ、興味の向くままいろんなことに挑戦できます。

そして、ここで得られる多様な仲間と体験価値のなかから、次に進む道を選んで卒業していきます。


そうした3年間で感じたことのひとつ。

新しくやってきた仲間に部屋をあてがったとき、たまに感じたこと。

「このひとは、これまでずっと、与えられる一方で生きてきたんだな」

「この部屋を好きに使ってくださいね」

から

「好きに」

という大事な部分が抜けて

ただの

「この部屋を使ってくださいね」

になってしまっている。


なにもかもお膳立てされた環境で暮らしてきたんでしょう。

じぶんも以前はそうでした。


冒頭の写真は、過去にファッションデザイナーの女子が住んでいたときのもの。与えられた部屋(というより何もなかった空間)を手づくりで少しずつ、創造性あふれるアトリエに変えていきました。


進化とは、振り返れば偶然の連続からたまたま起きたようでも、そこに至るまでに自らの好奇心や冒険心が必然的に伴うものだと思います。

そこにはコミュニケーション能力の高さとかどうとかは関係ない。

まずは一歩を踏み出す勇気があればいい。


だからこそ、ギルドハウス十日町を立ち上げるにあたり、じぶんは1割しか計画せず、なにもかもお膳立てするようなことをしません。

残りの9割は、ここに集う冒険者たちの勇気と好奇心と冒険心で地層のように積み重なり、3年経ったいまも常に進化しつづけているんです。

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40代で隠居に。 住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」ギルドマスター。