DA PUMP韓国デビュー
1990年代後半~現在までダンスアイドルグループとして活躍しているDA PUMPであるが、彼らは2000年代に一度、韓国でデビューしている。
2004年に発表された21枚目のシングル「胸焦がす…」。DA PUMPがセルフプロデュースをしていた時期の作品でメンバーが作詞・作曲・編曲すべてこなした楽曲である。リーダーのISSAが出演したトリンプ・インターナショナル「天使のブラ」CMソングに起用され、「第46回日本レコード大賞」で金賞を受賞した。翌年の2005年に行われた韓日友情年2005のオープニングイベント「スーパーライブ・イン・ソウル」に出演するためのプロモーションとして今作も「MUNE KOGAS」というタイトルで韓国でも発売され、彼らも韓国デビューした。
2005年以前にも韓国で知られていたDA PUMPの楽曲があった。2000年に発表した12枚目のシングル「if…」が2002年に韓国のオーディション番組から誕生した男性アイドルグループ・悪童クラブによって韓国語でカバーされた。2集の「錯覚」に収録されており、それまで韓国ではほぼ無名だったDA PUMPの存在が少し知られるきっかけとなった。この曲の作曲を手掛けたm.c.A・Tこと富樫明生は、韓国からもif…の印税が入ってきたという。
一度、韓国デビューを試みたが韓国ではあまり人気を得られなかった。DA PUMPをはじめ、w-inds.、FLAME、Leadといった同じライジングプロダクション所属のボーイズグループたちは、むしろ韓国よりも台湾での反応が良かった。なぜなら、台湾では昔からダンス系統のグループを受け入れる風潮があり、90年代にはZOOやB☆KOOLなどが現地でもブレイクした。ライジング組の中で特にFLAMEとLeadの2組に関しては伊崎兄弟や中土居宏宜の人気が高く、DA PUMPも1stアルバム「EXPRESSION」、2ndシングル「Love Is The Final Liberty」などが一部の日本歌手のファンたちに好評を得ていたという。
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