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韓国の国民的アイドルグループ『god』について

god』は、1999年にサイダスHQからデビューした韓国の男性アイドルグループ。グループ名は「groove over dose」の略で韓国で初めてバラエティ番組から人気が出たアイドルでもある。1990年代当時の韓国アイドル(第1世代)は神秘主義・反抗的なアイドルが主流だったが、godは隣のお兄さん、平凡な青年など「優しいお兄さんコンセプト」でデビューした。以後、テレビ番組で見せた親しみやすいキャラクターと音楽性の高さで幅広い年齢層からの支持を獲得し、現在まで「国民グループ」の愛称で親しまれている。隣のお兄さん的な親しみやすい存在、5人組で国民的グループと呼ばれている所やバラエティ番組から人気を得た点は日本の国民的アイドルグループSMAPから影響を受けたとされている(実際にgodのプロデューサーであるパク・ジニョンもSMAPへ楽曲提供した)。

デビュー前、男女混成グループとして6人組体制だった頃のgod

パク・ジニョン(J.Y.Park)が初めてプロデュースしたアイドルで当初は男性5人と女性1人(女優のキム・ソナ)の混成6人組グループ「god6」として結成されたが、パク・ジニョンがH.O.Tの人気を見て「H.O.Tと同じ5人組のボーイズグループにした方が良い!」と判断して男性1名とキム・ソナが脱退。その代わりにパク・ジニョンに直接デモテープを送ってきた当時高校2年生のキム・テウが合流することになり、5人組の男性アイドルグループに変更された。1999年1月1集のタイトル曲「お母さんに」でデビュー。この曲が社会的に温かい反応を起こし、god = 優しいグループというイメージを位置づけることに成功した。

全盛期当時のgodのメンバー

2000年初頭、MBCの週末夕方のバラエティ番組『日曜日日曜日の晩に』・『目標達成土曜日』内で「godの育児日記」がスタート。当時11か月の赤ちゃん・ジェミン君と一緒に生活するというコーナーを担当し、人気を集める。本来、この番組はH.O.Tが出演する予定だったが、当時のH.O.Tは大人気を得ていた状況の中で毎週バラエティのコーナーを担当できるようなスケジュールが調整できず、またH.O.T(SMエンタテイメント側)も神秘主義を維持したいと考えていたため、一度キャンセルとなった。その後、サイダスHQ側が「私たちはできます!(出演できます)」と交渉し、H.O.Tの代わりにgodが育児日記のコーナーを担当することになったという。また育児日記の番組コンセプトは、SMAPの中居正広と香取慎吾が出演していたサタ☆スマ内の「中居パパの赤ちゃん預かります」というコーナーから影響を受けたとされている。2004年、サイダス(現:iHQ(SidusHQ))との契約が満了時となり、プロデューサーを務めていたパク・ジニョンの事務所JYPエンターテインメントに移籍。2005年12月末の活動休止まで所属していたが、2014年の再始動後はサイダスHQに所属を戻し、活動している。

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