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高視聴率を獲得した歴代 お色気番組

終戦後~1980年代までの日本は男性優位の社会だったため、テレビ局(マスコミ)も男性向けの番組を多く制作して視聴率を稼ぎ、収益を得ていました。そんなお色気番組の中には深夜放送にも関わらず高視聴率を獲得した番組または内容もありました。今回はその一部をご紹介したいと思います。

■11PM(日本テレビ)

深夜のワイドショーとして人気を博した『11PM』

日本テレビと読売テレビの制作により、1965年11月8日から1990年3月30日まで約24年半にわたって日本テレビ系列で生放送されていたワイドショー番組である。1973年12月に放送された「東西ストリップ合戦」の回が48%という高視聴率を獲得した。深夜番組または地上波のお色気企画で20~30%以上をとった番組は現在までも破られていない。

■さんまのサタデーナイトショー(テレビ東京)

明石家さんまが司会を努めた深夜番組

1981年10月3日から1984年3月31日までテレビ東京で毎週土曜日に放送されていた深夜のバラエティ番組。局名が「東京12チャンネル」から「テレビ東京」に変更されたのに合わせて始まった深夜番組で、司会には東京進出2年目の明石家さんまが起用された。スタートのころは淡路恵子と司会を組んでいたが、途中で淡路が降板してからは、明石家さんまがメイン司会となり、さんまのキャラクターが最大限に発揮された。深夜0時台の放送にもかかわらず最高視聴率は13%を超え、当時のテレビ東京全番組中で最高の視聴率を獲得した人気番組だった。

■EXテレビ(日本テレビ)

深夜番組の規制が強化された1990年代だったが、地上波の限界に挑戦した初期の『EXテレビ』

1990年4月2日から1994年4月1日まで11PMの後番組として日本テレビ系列局で放送された深夜のワイドショー番組である。本来はお色気番組ではないが、火曜日の実験企画である『低俗の限界』が話題となった。この放送は番組史上最高となる、平均12%、瞬間最高で16%の視聴率を叩き出した。現在の地上波でも女性のヌードは禁止されていないため、現在のテレビでも放送できる内容ではあるが、現代においてはむしろこの企画よりもインターネットの無修正動画の方が勝ってしまうかもしれませんね。

■ギルガメッシュNIGHT(テレビ東京)

成人女性から好評を得た深夜のお色気バラエティ番組

1991年10月5日から1998年3月28日までテレビ東京系列局ほかで放送されていたテレビ東京製作の女性向け深夜番組である。1991年10月5日、「男も楽しめる、女の子のためのエッチ番組」というコンセプトで放送開始。当初は全国放送ではなかったため、知名度の低い番組だったが、番組スタートから1年後に全国ネット放送が開始され、人気番組となった。1992年のアルベールビルオリンピックの開会式中継の真裏で放送したSM特集の回が9.4%と最高視聴率を獲得した。

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