数字でわかるホールアース自然学校
こんにちは!広報担当の小野です。
今回は数字をキーワードにホールアース自然学校をご紹介します!(※いずれも2023年9月現在のデータです)
今年、創立41年目を迎えました。1982年に、動物農場としてスタートしたホールアース自然学校。数十年やっていると、子どもの頃にキャンプに参加してくれた子が大人になってもツアーに参加してくれたり、学生だった人が結婚してお子さんと一緒に参加してくれたり、修学旅行で洞窟樹海探険を体験してくれた学生が、教師になって今度は修学旅行の引率の先生として洞窟樹海探険に来てくれたりと、時代を超えてつながりを感じられることが多々あります。
動物農場としてスタートした私たちは、今でも動物を飼っています。事務作業をしていても、いつもどこからか動物の鳴き声がするのが日常です。お世話は毎日スタッフが交代で行っています。ツンデレ犬のサトは、皆の人気者。お客さんがやってくると、大抵しっぽを振って喜びます。ヤギのチャイやニワトリたちは、特にキャンププログラムの中で重要な役割を果たします。例えば、料理の際に出た野菜くずを動物たちが食べてくれます。そうすることで生ごみが格段に減り、やがて動物たちが出したフンは土へと変わります。動物たちがいることで生まれる循環を、参加者のみなさんにも感じてもらっています。
富士山麓から活動が始まったホールアース自然学校。今では新潟・福島・岐阜・静岡(3カ所)・沖縄と、全国合わせて7カ所に拠点があります。拠点によってカラーは異なりますが、いずれもその地域の魅力を活かした自然体験を提供しています。他の拠点が忙しければ、ヘルプスタッフとしてサポートに行く場合もあります。また、全員が1度に集合することはなかなか難しいのですが、年に1度、皆で集まり交流会を行ったりもしています。
私たちの事業の中で大きな軸となっているのが、教育旅行。修学旅行で、沖縄や富士山麓にやってきた学生達に向け、大自然を案内するプログラムを数多く行っています。その数、年間で約100校以上。1番人気のプログラムは洞窟樹海探険。時代を超えて好まれる定番プログラムです。
過去数十年の中で、修学旅行の自然体験プログラムに参加いただいた方の人数を数えると、日本国民の100人に1人が私たちのプログラムに参加してくださっているという計算になります。たまに「学生の時に洞窟樹海探険しました!」という方に出会うとご縁を感じます。皆さんの周りにも、参加したことある人がいるかも?
1か月の中で、少なくとも30以上の事業が動いています。修学旅行の受け入れの他、企業研修や人材育成、森づくり活動等、企業や行政とのお仕事も数多くあります。また、親子キャンプや子どもキャンプ、大人向けのリトリートツアー等、スタッフの思いや興味関心から生まれたホールアース主催のプログラムも、毎月実施しています。
スタッフの平均年齢は約43歳。世代別の割合を見ると、20代が1割、30代が3割、40代が3割、50代が2割、60代以上が1割と30代と40代が多い職場です。ただ、50代になっても自然の中でガイドをするのは日常茶飯事なので、体力年齢は実年齢より若いスタッフが多いです。逆に、年齢を重ねても現場に出られるように、冬場などツアーが少なくなるシーズンは体力が落ちないように維持することが大切になります。
その年によっても異なりますが、今は男性の割合が多くなっています。体力が必要な仕事が多いですが、そこさえクリアすれば、男女で仕事の機会に差はありません。“男性らしさ”や“女性らしさ”よりも、“その人らしさ”を大切にしています。男性でも、子どものお迎えで早めに退勤したり、子どもが急病のため午後出勤にすることはよくあります。
グリーンシーズン(春~秋)には、多い月で1人あたり15日程度自然体験プログラムを行っています。言い換えれば、月の半分以上は自然の中(屋外)で活動しているということになります。1日中自然の中にいるという時もあれば、午前や午後だけプログラムがあり、あとの半日は事務作業をするという日もあります。個人差はありますが、事務所自体が緑に囲まれているということもあり、自然に触れる時間がとても長い職場です。
私たちは、2011年に農業生産法人ホールアース農場を設立し、現在年間で約50種類の野菜を生産し、加工・販売を行っています。富士山麓の豊かな大地で育った無農薬野菜は、色濃く味濃く、食べ応えがあります。採れた野菜は地元の商店やスーパーの地元野菜コーナーに並んだり、マルシェで販売したり、飲食店で使ってもらう他、ホールアースが行う体験プログラムの中で、食事を作るときに使用しています。
私たちは、富士山麓の森の生態系を守る活動の一環として、富士山麓ジビエという屋号を掲げ、野生鳥獣対策にも取り組んでいます。2018年に、野生動物解体処理施設を開設し、年間で約100頭の鹿を地元の猟師さんから搬入しています。精肉した後は、オンラインストアで販売する他、こちらも野菜と同様、飲食店で使ってもらったり、プログラムの中でジビエカレーやシカカツ、ローストシカを作って、参加者の皆さんに食べてもらっています。
いかがでしたでしょうか?今回は、ホールアースにまつわる様々な数字を紹介しました!「自然の中で働きたい」という皆さんのイメージと、ホールアースのイメージが重なると嬉しいです。今後も様々な角度で採用情報を更新してきます。
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