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【転職】保育士留学で見つけた「私にとって大切なこと」〜前編/キャリア迷子だった私。島根県への短期移住にチャレンジ

転職したいと思ったとき、皆さんはどうしますか?
求人サイトを見てみたり、いろんな会社の話を聞いたり、人に相談するかもしれません。

私達は様々な求職者の方とお会いして、一番大切だと思っていることがあります。
それは「自分にとって何が大切かを、自分が知っていること」です。

自分にとって何が大切か、どうしたら見つけられるのでしょうか?

いろんな方法がありますが、「一歩勇気を出して行動を変化させる」時に、見えてくるものがたくさんあります。

今日ご紹介するのは、一度現場を離れたある保育士さんの転職ストーリーです。島根県への短期移住「保育士留学」を通じて、彼女が見つけた「自分にとって大切なこと」とは?

保育士留学とは?
保育士さんが短期移住し、違う土地や保育園を体験したり、様々な価値観に触れることで自分を再発見した今回の体験を、ここでは「保育士留学」と呼んでいます。

受け入れ先の保育園はこちら

島根県大田市にある人口400人の街である大森町にある「大森さくら保育園」さん。NHKで特集が組まれたり、他県から保育園留学の受け入れも行っています。


保育士留学体験者

名前:高岡さん

経歴:新卒で株式会社の保育園に就職(6年)→IT企業で採用アシスタント(1年半)→2024年5月より保育士復帰!

お会いした時の状況:転職することは決めていたものの、自分にとって何が大切かを見失っている状態だったため数回に渡るキャリアカウンセリングを行いました。その過程の中で、島根県の保育園で短期移住保育士求人とのご縁がつながりました。


ここからは、高岡さんへのインタビューに基づく、実際の感想をご紹介します!



気持ちがわからなくなって保育現場を離れた

保育士になるのが夢で、新卒で大手株式会社の保育園に就職しました。
大変なこともあったけれど、本当に良い人間関係に恵まれて楽しく保育ができていました。海外研修でハンガリーに行かせてもらったことも、思い出深いですね。

数年前、そんなやりがいを持っていた保育士の仕事を一度離れることを決めました。きっかけはコロナによる現場の大きな変化でした。
当時は園の中でも色々なことがあって、怒りたくないのに子ども達に対して、つい怒ってしまったり。余裕もなく、必死でした。
そんな日々を過ごすうちに、保育士として何が正解なのか、どういう保育をしたら良いのか、わからなくなっていました。
このままでは、自分の心が疲れ切ってしまうと思い、一度保育の現場を離れる決意をしたんです。

保育士に戻ろうか悩んでいた

その後、事務としてIT企業で採用アシスタントの仕事をすることになりました。一度、事務の仕事をしてみたかったのと、自分が新卒の時に採用してくれた人事の方の姿が記憶に残っていて、採用の仕事に興味があったんです。
仕事はとても忙しかったけど、とても楽しかったです。保護者の方々は、日々こんな風に働いているんだともわかりました。

しばらく事務を続けていましたが、次第に保育士時代を思い出すようになりました。やっぱり子どもと関わりたい。保育士に戻りたい。
でも、一度疲れて辞めてしまっているから、戻る怖さもあったんです。

だけどやっぱりやりたいと思って、転職活動を始めました。

就職活動は迷走した

正直、最初の頃は苦戦していました。
どれだけ求人を見ても、しっくりこない。
給与も良い方がいいし、人間関係も良い方がいいし、お休みが取りやすかったらいいな、保育の中身にも園の雰囲気にもやっぱりこだわりたい。
条件をあげればキリがなく、実際に見学したり話を聞いて、いいなと思うことがあっても、決めきれませんでした。

WeNeedの佐々木さんには、そんな転職活動中に再会しました。
佐々木さんは、私が新卒の時に採用してくださった採用担当の方で、私が会社を辞めてからも少しだけ連絡をとっていました。
ある日「こんな求人があるんだけど、友達の保育士さんで行きたい子いないかな?」と連絡がありました。それが、大森さくら保育園での短期移住保育士の求人でした。
一目見た時に直感で「私が行ってみたい!」と思いました。
でも就職活動はどうしよう。
自分が行ってみたいと思っていること、そして自分自身が就職活動中であることを伝え、まずキャリアカウンセリングを受けることにしました。


自分はこれからどう生きたいか?思い切って挑戦することを決めた


カウンセリングを受けて本当に良かったです。
「はやく次を決めないといけない」「時間がない」と焦りながら軸が定まらず転職活動を進めていた自分に、立ち止まって考える機会をくれました。

どんなに条件がいい求人を見ても、園見学に行っても、漠然と「なんか違う」という感覚がありましたが、その気持ちが何なのかを言語化する大切さがわかりました。どうしても1人では難しかったことを、本当に一つひとつ丁寧に一緒にやってもらいました。

「どうして保育士に戻りたいと思ったの?」「さっきはこう言っていたけど、今はこう言っているよね。それってどういうことなのかな?」「今言っていたことはつまりこういうことなのかな?」など。

自分の言葉を否定されることはなく、どんどん深掘りしてくれるし、言葉に詰まったら例えをくれて考えやすくしてくれる。自分の言葉や思いを引き出してくれてしっかり丁寧に聞いてくれたから、考えることができました。
「自分がこの先どう生きたいか」についてあんなに深く考えたことはなかったです。でもその望みをはっきりさせておく事で、就活や仕事の軸や目標も定まっていくと感じたんです。

私はもともと、自分に自信があまりありませんでした。周りの意見にも流されやすいタイプ。
このまま闇雲に転職活動を続けていても、自分の軸が定まっていなければ良い求人に出会っても迷うだけだし、良い転職にはならないと思いました。

だから島根の大森町へは、一つのきっかけとして行ってみたいと思ったんです。
挑戦することで、自分に自信が持てるかもしれない。何か見えるかもしれない。思い切って一旦転職活動を中断、短期移住に集中してみることに決めました。

「私にとって、本当に大切なことを見つけたい」


そして2024年1月。
私は島根県大田市大森町で、3ヶ月間の短期移住をスタートしました。


到着した初日。迎えに来てくれた橋田園長先生(左)と、理事の松場奈緒子さん(右)


山の上から見た大森町の風景。
お気に入りの場所です


自動販売機


3ヶ月過ごした大好きな街の風景


(後編に続きます)

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※メール
info@weneed.jp(担当:佐々木)
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