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【絶望の中で生きる人】

絶望の中で生きている人がかっこいいなって思うのは何故だろうか。

マイナスな部分を避けたり見ないようにするんじゃなくて
しっかりとその世界を見渡して,言語化していて。
もはやその世界を大切にしているような人ってかっこよくて強い人だと思う。

そして,マイナスな世界を認知している人は一周回って安定している気がするし,
その世界に立ち続けられる人の思考って深くて他人には及ばない場所だったりする。

その人だけの世界って,ほとんどがマイナスな部分から来てるんじゃないかなぁとも思ったりする。

私のマイナスな世界。暗い世界は,
雨の日の屋根裏部屋みたいな感じだな。

暗くて狭いんだけど,冷たい床やコンクリートではなくて
薄手の毛布にカーペットがある感じ。

窓から暗い空が見えて,自分に向かってくるように
雨が打ちつけてくる感じ。

自分がゆっくりと深く落ちていくような感覚で
決して飲み込まれるような感じじゃない。
もがいている感じでもない。
ただそれを受け入れて深く深く入っていく感じ。

最近,いろんな人の【絶望】を知るようになった気がする。

一筋の光にコンクリート張りの四角い部屋って感じの人もいれば
埃っぽいクローゼットの中って感じた人もいた。

広い地平線に独りぼっちを感じる人もいれば
真っ白な部屋に一輪の花みたいな人もいた。

深い水の中のように感じた人も
高すぎる空の上に感じた人もいたな。

なんか,そんなふうに風景としてみんなの絶望を
感じているのかもしれない。普段から。

でもそこになぜか安心感があって,というかそこに本当の姿の
その人がいて。飾らず無理をしていない姿なんだろうなって感じる。

「落ちている状態」ではなく「ありのまま」なのでは。と思う。

今年も残り1ヶ月。この1年もみんなに恵まれて幸せな一年だったなぁ。

冬の寒い空気とシャキッとする朝が好き。


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