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「好転反応」を正しく使えていますか?

毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
今回は、『好転反応について』についてお伝えします。

好転反応を誤解していませんか?

・好転するのが条件
・反応がある人のほうが早く治る
・治療経験が少ない人のほうが出やすい

好転反応は、文字通り「一度は不調感が強まったとしても、その後に好調になること」を指します。

言い換えるなら、
「好転するまでは、悪転反応か好転反応かは分からない」ということです。

つまり原則的には、
「好転反応です」と伝えるのは、悪化しているときではなく、良化してからでないと、おかしいということになります。

もちろん、経験上、結果が先に分かることもあると思います。

その場合は、施術後に「一時的に症状が重くなることがあるかもしれませんが、そのあと良化するので安心してください」と事前に伝えておくことが大切です。

最後に

好転反応は、トラブルの元になりやすい言葉の一つです。

先生の治療(施術)経験が浅い症状に対しては、どんな時に好転反応がでるか分からないこともあります。

自信がないときは、症状出現の可能性を先に患者さんへ伝えておくことで、トラブルを回避することができます。

間違っても
「あれから悪化して困っています」

という、良くなっていない患者さんに
「好転反応です」
と伝えないようにしましょう。

また、ココまで読んでいただいている方の中には、「好転反応」という言葉で誤魔化されてきた患者さん側の方もいらっしゃると思います。

そんな方へのアドバイスが1つあります。

「良くもなっていないのに、好転反応と言われた場合は、できるだけ早くその治療院から逃げてください」

それではまた

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