頸椎の調整

7つの頸椎では捻挫部位によって症状も予測されます。頭痛、めまい、癲癇、眼精疲労、耳鳴り、突発性難聴、鼻炎等は頸椎1~3番、喉のトラブルは5、6番、上肢の痺れ、肩の痛みは頸椎下部全般となります。

頸椎1番はカイロプラクティックでは高度な技術を要しますが、オステオパシー領域では比較的簡易に、安全にスムーズに矯正が可能です。

仰向けから左右ゆっくりと回旋し、回旋し易い側に90秒程静止、その後ゆっくり元の正中上に戻すことで矯正されます。C1は屈曲や伸展等加えず回旋のみですがC2~C7あたりになると健側へある程度回旋、側屈、そして伸展が加わります。頸椎下部にいくほど伸展角度も大きくしていくことでその部位が調整されます。

C8、つまり胸椎1番の神経部位は健側へ回旋仕切り、患側へやや側屈、そのまま少し伸展を加えることで矯正されます。カイロプラクティック、オステオパシー領域のいくつかのテクニック、ブロック、アクチベータ等様々な調整法がありますが、頸椎についてはオステオパシー領域の前述のカウンターストレインが最も患者への精神的緊張と負担が少なく、安全に確実に行えると考えています。

ただし、頸椎に関してはあくまで胴体とのバランスを考慮した上で調整を進めるべきで、胴体、肋骨の左右の膨らみ具合、胸部からの巻き肩、正中線を考慮した肩の高さ等を配慮し調整を進めた上でアプローチすべきです。

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