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日本一の組織で学んだ6つの事

こんにちは。
ウェルネストレーナーの関口純裕です。

私はアスレティックトレーナーとして12年間スポーツ現場で働いてきました。その12年の中で、勝てないチームもあれば、日本一になるチームも経験しました。

今回はそんな様々なスポーツ現場で私が経験したことをもとに、日本一の組織で学んだ6つの事についてお伝えしていきます。



1.スピード感

スポーツ現場ではスピード感が大事になります。特に選手がケガをした時はその対応をスピーディに行うことで、復帰までの期間を短くする事が出来ます。

ケガをした瞬間の対応、その後の処置、どんな治療を行うのか、復帰までかかる期間。これらをスピーディに行いプランを立てることで、その選手がいつの試合に出場できるのかの見通しが立ちます。

その見通しを監督・コーチに共有することで、選手の起用や練習メニューが決められます。逆にこのプランがないとコーチは練習メニューも決められず困ってしまいます。

処置から復帰までのプランをスピーディに立てることは、選手を1日でも早く復帰させる為にも、チーム作りをする上でもとても大事なことです。


2.コミュニケーション

大学のスポーツチームは強いところだと部員が100名前後、多いところだと150名以上います。私がいた明治大学ラグビー部は100名弱の部員がいました。

そんな選手たちの状態をできる限り見逃さずにケガを予防する為に、コミュニケーションをとることはとても大事になります。

練習後の雑談や、治療中の会話の中にも色々な情報がありますし、信頼関係を構築するためにも選手とのコミュニケーションは意識的にとっていました。

選手とのコミュニケーション以外にも、スタッフとのコミュニケーションも重要です。私はラグビーをやった事がないので、ラグビーの細かいルールや練習メニューについてはコーチに色々質問をしました。

ラグビーという競技を理解することで、ラグビーの要素や各練習メニューのケガのリスクなどが分かってきます。

これを理解すると、ラグビーはやったことがなくても、選手の状態やチーム状況に合わせて練習メニューの変更や時間の短縮など、ケガのリスクを減らす為の提案が出来ます。

実際に私の提案を受け入れてもらって、特定の選手を練習から外したり、練習メニューを変更してもらったこともあります。

トレーナーは選手を安全にプレーさせるためにも、選手とスタッフそれぞれとコミュニケーションを取り、橋渡しをすることが求められます。

このコミュニケーションは、トレーナーのスキルと同じか、それ以上に大事なことだと実感しました。


3.準備の重要性

「準備が9割」
サッカー日本代表の本田選手がそう言っていました。私も同感です。

その日1日が始まる前の準備、練習が始まる前の準備、リハビリを行う前の準備。全ては準備で決まるということを身をもって体験しました。

スポーツではよく「試合は練習でやった事しか出せない」と言われます。これは準備してきたことしか試合では出せないと言う事です。

これは日々の練習でも同じことが言えます。毎日の練習を質の高いものにする為には、その前の準備が重要です。

選手はもちろん、スタッフもその日の練習を質の高いものにするために事前の準備を入念に行います。私もその日の練習メニューを事前に聞き、どの様に動けばスムーズに練習が進むのか、どの練習でケガが起こるリスクが高いのかを事前に把握していました。

またリハビリを行う際も、事前にその日の目的を決めてメニューを作成し、あとはやるだけの状態でグラウンドに出ました。もちろん予想外の事も起こるので、その時は臨機応変に対応することも必要です。


4.数字で示す 

ケガをした選手をラグビーに復帰させる時に私が基準にしていたのがGPSの数値です。

ラグビーは1試合で5km~7km走ります。その中でダッシュがあったり、ジョグがあったり、タックルがあったり、スクラムがあったりします。

その距離や回数はポジションによって違うため、GPSの数値をもとにケガをした選手がラグビーに戻れるだけの筋力や持久力がついているかを判断していました。

選手も「君のポジションは1試合にこれだけ走っているから、リハビリでこれだけ走れないと復帰出来ないよ」と具体的な数字を見せることで納得してリハビリに取り組んでくれます。

今の大学生は納得感がないと前向きに取り組んでくれません。逆に自分が納得すればきつい練習でもしっかり取り組んでくれるので、数字で示して選手の納得感を出す事がケガを早く治すためには重要だと実感しました。


5.人に仕事を任せる

私はヘッドトレーナーという立場でトレーナー全体をまとめる事も仕事の一つでした。

そこで学んだのが、人に仕事を任せることの重要性です。

トレーナーは選手のケガを治したり、ケガを予防することが大事な仕事の一つです。その為、選手の身体に触ってなんぼ。という考えのトレーナーもいます。

でも全体で100名近くいる選手を自分で見続けると、その他のマネジメント業務が出来なくなってしまうので、私は選手の治療やトレーニング指導を他のトレーナーに任せて、私はマネジメント業務と最終的な決断をする事に出来るだけ集中するようにしました。

そうしていると、一緒に働いているトレーナーから「関口さんが仕事をふってくれるから、やり甲斐もあって楽しかったです」と言われたり、「適材適所で使ってもらえて良かった」と言ってもらうことがありました。

私としては、選手を管理するのに手一杯だったので任せていたのに、感謝された事がとても意外で素直に嬉しかったです。

この経験から、人は役割を与えられて任される事でモチベーションも上がりやり甲斐が出るのだと学びました。人に仕事を任せることが結果的に選手にもチームにもトレーナーにもプラスになっていたという事です。


6.強いチームの特徴

私は今まで色々なスポーツ現場でトレーナーをしてきました。
そこで私が感じた強いチームの特徴は、チーム全員が目標に向かっているか。と言うことです。ここで大事なのが「チーム全員」という所です。

選手、コーチ、トレーナー、マネージャー、フロントスタッフ
チーム全員が目標達成のために日々行動しているか。
チーム全員が日々成長するために行動しているか。
チーム全員がチームのために行動しているか。

これまで経験したチームを振り返ると、チーム全員が共通認識を持ち行動し続けているチームが強いチームなのではないかと感じました。


最後に

今回は私が、日本一の組織で学んだ6つの事についてお伝えしました。

この経験をもとに、現在はスポーツ現場を離れて一般の人向けに30歳からのケガしない身体づくりをテーマにトレーニング指導やダイエット指導をしています。

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