【教育note：４ページ目】日本語が苦手で英語が苦手になる子どもたち

2021年9月6日 21:48

めっちゃ久しぶりの投稿になってしまいました…汗
定期的に投稿するつもりでしたが、夏期講習等でばたばたしており少しさぼってしまいました。(笑)

本日から投稿再開ということで1週間に２～３投稿はしていこうと思います。少しでも興味・関心がある方はフォローしていただいて見ていただければと思います。同じ教育業界の方や小中学生のお子さまをお持ちの保護者の方とも交流したいのでコメントもどんどん書き込んでください！

では今日の内容に入ります！
タイトルの通りですが日本語をしっかり使いこなす（国語力・文法力）ことができないと英語の問題で間違えることが多いです。

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では、ここ最近の授業で実際に出てきた内容を紹介します。

【問題】Is this Mike's first visit in Japan?
長文読解の問題の中にあったものです。これの答えは「Yes」です。
さて皆さんに問題です。

①Yes, he is.
②Yes, it is.

どちらが正しいでしょうか？

正解は②です。しかし、①の方を解答した生徒が数名いました。その生徒に、問題の英文を日本語訳させると…

「マイクは初めて日本を訪れましたか？」となりました。
この日本語訳になっているので①を間違えて選んだわけです。

正しい日本語訳は「これはマイクの初めての来日ですか？」です。

「何が違うねん！一緒やん！」と思うかもしれません。確かに会話をするにあたっては同じような意味なのでいいと思います。ただ、これは会話ではなく正しく文法を理解して答えないといけない【問題】なのです。

×「マイクは初めて日本を訪れましたか？」
この日本語訳をした生徒は英文をしっかり見ていません。なんとなーく、雰囲気で日本語訳をしています。

主語が何なのかを確認していれば「これは」から日本語が始まるはずです。頭の中で「主語が●●で動詞が■■だから…」というような思考が普段からできていると間違いが減るのです。頭の中で言語を使って思考している子が「考える力をもっている」ということです。

続いて、頭の中で思考をしない生徒が解けない問題の代表例を紹介します！

問題：次の英文の下線部を問う疑問文をつくりなさい。

I play baseball in the park.　 (baseballに下線が引いてある)

この問題が苦手な生徒は非常に多く、できない子の共通点は語彙力がない、言語化して考えない、などなどです。

この問題で「わからない、教えて」と質問されたときに、私が生徒に言うのは…

「先生にからあげと答えさせて。どんな質問でもいいから。」
※私はからあげが大好きなので(笑)

これを聞いた生徒は

「あなたはからあげが好きですか？」と聞いてきたりします。
この質問では「からあげ」が答えになりません。「はい」か「いいえ」になります。

もう一度チャレンジさせようとすると、黙ってしまって答えが出てきません。もうこの時点で指導している内容が英語ではなく【日本語】になっています。英語の学習の前に日本語をしっかりしないと…となってしまいます。

「あなたは何が好きですか？」とか「あなたは何を食べたいですか？」というような聞き方をしないとダメやんね。場所ならどこ？人なら誰？というような質問になるよね。と説明すると「なるほど～」となります。

じゃあさっきの問題に戻って…
「あなたは公園で何をしますか？」と聞かないとあかんよね。
何はwhatやから…と説明が続きます。

この日本語講座をするだけで時間がとられてしまい、説明を受けている生徒からしたら情報量が多くなってしまい、頭がショートしてしまうということです。とにかく英語は日本語に訳して解くことが重要なので、実践するように何度も伝えますが、なかなか定着しません。普段から言語で考えることが少ないからです。

かといって指導を諦めるわけにはいかないので何度も根気よく説明しますが、言語能力や国語能力は本当に早いうちから高めていく必要があると思います。

★★★★★おまけ★★★★★

・頭の体操
interestingの意味は？

interesting「楽しい、おもしろい」

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