新築もリノベも、脳に汗かくほど「自分にとっての快適な空間」を考えた方がいい

 ああああ、東京の方、マジで羨ましいーっ。これ行きたい.......。

 大阪のカップヌードルミュージアムに行ってみたことがあるけど、大人も楽しめてめちゃくちゃ楽しい場所なのよね。自分でカスタマイズしたカップラーメンを作れるのだけれど、それが本当に美味しくて、子供たちにもその後何度も「あれ、ネットで買えないの?」と聞かれる始末。一般的に販売されているものよりも、何故かワンランクアップのカップラーメンになる。そして、その空間もとてもステキなのよね。

 さて、本当に見て頂きたいのが、次の動画。

 細かいアイデアや希望の先にあるものを探り出すプロセスがすごい。

 新築の家を建てる場合も、スケルトンリノベをする際にも、個々の人にとっての希望は、細かくて具体的な話になる。私の場合は、キッチンにコンロはいらない、シャワーだけで浴槽はいらない、廊下を作りたくない、寒くない家がいい等だ。でもそれを実現する際に、それはどういうことなのかなと、立ち止まって深く深く考える必要がある

 その先にあるものは、自分にとっての快適な住空間の実現である。そしてそれは、個々人によって違う。

絶対に違う。

ハウスメーカーさんが提供してくれる選択肢の中に、イメージぴったりのものがあれば良いが、実は知らない(今までに見たことがない)だけで、その中に収まらない何かを、自分は追い求めているのかもしれないということを、ちょっと考えて見て良いと思うのよね。だって自分が住む家だし、安い買い物ではないから。

 最近、リノベのアイデアを求めて、カナメが視聴し続けているのが、Grand Designsというテレビプログラムのニュージーランド編。自然が多く、敷地面積も広大なところに、ゼロから自分の家を建てていくのだが、コストカットのため、自分たちでDIYしたりもする。そして出来上がった家は、日本のどこを探しても見たことがないステキな家ばかり。

新築またはリノベ時には、海外の家を見てみるのも良いよ。

 Youtubeに上がっている動画は、おそらく違法アップロードっぽいので、そのリンクを貼ることはしないが、ちょっと検索してみただけでザクザクと出てくる。海外の家がどういう風に建てられているのか、しばらくぼーっと見てみるといいよ。自分達が当然だと思っていること、普通だと思っていること、良いと思っていることに対して、「本当にそうなのかな?」と疑問に思ってくると思う。ハウスメーカーさんの提供者側の論理に引きずられずに考えると、意外と自由度は高いのよね。

 とは言え、日本の工務店さん、デザイナーさんも、ユニークな方がいらっしゃる。この「ゆっくり不動産」さんのチャンネルも面白いよ。日本で実現可能な範囲で、かなりエッジの効いた物件を紹介している。こういうのを見まくって、リノベのアイデアとして拝借するのが良き。

 想像って、真っ白のキャンパスにゼロから創り上げるものというイメージが強いけど、そんなことはない。人間の想像力は、過去の記憶の再構成でしかない。逆に、記憶に残るINPUTがない状況で、何かを創り出すのは至難の業だ。だからできるだけ多く、できるだけ多様なものを見て考えて、それで自分の中にひっかかったモノを集めて、それがバラバラにならないように、その先にある「自分が実現したい住空間」のコンセプトを煮詰めていくのだ。

 めっちゃ時間もかかるし、苦しいんだけど、摘み取った果実の大きさは想像を超える。そして、貴方のユニークな家を見た友人知人たちも、それに触発されて、自分なりのステキな家はどういうものなのかな、と考えるキッカケになると思うのよね。

 これからは、パーソナライズの時代だからね!

 間取りの考え方の教科書としては、この本がオススメ。Kindle版がないので、紙の本を買ったんだけど、今でもトイレの本棚に置いて時々見返したりするよ。

作者の方の設計セミナーはこちら。本だけではなく、動画やPinterestなど、色々なところから情報を得るといいよ。


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