【アロマ】あの日にはティーツリーをドロップするのよ

 55歳なのに、閉経が一切見えない私。

 一般的には45歳から55歳くらいまでが更年期と言われているが、こういうのは個人差があることはわかっている。私の更年期はいつだよ。その時が来たら豆乳を飲みまくって、自分の人体実験でもってその効果を計ってみようと思っているのに。

先に閉経を迎えた諸先輩方が「めっちゃ楽よー。白いパンツスタイルもバシッとキメられて最高!」などとおっしゃるので、その日を心待ちにしておる。

 ということで、その期間中は(英語では、periodって言ったりする)、トイレでゴソゴソとしなければならない。全くもって面倒である。

 私自身は生理痛に悩むことは一切ないので、ただただ面倒なだけなのだが、時々ニオイが気になる時がある。この辺りは、月経カップを使うと解消されるのだが、この記事に書いた通り、怖い体験をしてしまって以来、カップは封印している(まだ持ってるけどね)。

 月経カップではニオイが気にならない理由は、それが空気に触れないからである。つまり、排出された某かの有機物が空気に触れてしまうと、酸化したり雑菌が繁殖したりするのはフツーである。こまめにお手洗いに行ける環境にいるとも限らず、なんとかしたいと誰もが思う。

 そんな時のティーツリー精油であーる。

 生理用のナプキンに、ティーツリー精油をワンドロップすることで、殺菌消臭機能つきのナプキンになってしまうのである!この話は、私のアロマの先生から直接聞いた話なので、特に大きな問題はないと思うのだが、その危険性を指摘しつつ、めっちゃくちゃ怒る人がいらっしゃるのである(汗)。精油は危険なもので、デリケートゾーンに使うなどもってのほか!とおっしゃる。

 いや。

 直接肌につけても大丈夫な精油やねん。ティーツリーとラベンダーは。

 オーストラリアのスーパーでは、風邪薬と同じエリアで売られていたりもする。めちゃくちゃ普通に使う精油である。

しかも、別にデリケートゾーンにダイレクトに触れさせる必要もなくて、ナプキンの裏や端の方、なんなら下着部分でもいいので、ワンドロップするだけのことが、それほど目くじら立てるべきことかなぁと思うのである。

 お手洗いに行った時に、異臭を感じて「もしかして、ほかの人にも気づかれていたのかしらん」と思う瞬間はガールズあるあるだ。でもティーツリー精油の香りは「めっちゃくちゃキツイw」ので、その異臭さえぶっ飛ばす。ワンドロップといえどもトイレ中に漂う香りに、異臭もどこかへ飛んでいくレベルである。

 ところで。以前、とある膣感染症になってしまい、それ以来何度も何度も再発させて困りに困ったことがあった。初めて気づいた時は、婦人科にかけこんで、膣座薬を処方されて事なきを得た。2回目の時には、座薬が残っていたので何とかセルフケアで乗り切れた。3回目の時には、2回目が簡単に治ったので病院に行かずになんとかしようと考えた。

 アロマテラピストのワタシとしては、実験せざるを得ないよね?

 まず、タンポンにティーツリー精油をしみこませてみた。どう使うかはわかるよねぇ。一時的に改善したように見えたが、すぐに再発。

 次には、月見草オイル(イブニングプリムローズオイル)が良いかもしれないと思い、月見草オイルにティーツリーをドロップしてブレンドオイルを作り、それをタンポンに染み込ませるということをやってみた。

 なぜこれを書いているかというと、効果がなかったので警鐘を鳴らすためであーる。効果ないです。全く。一時的に症状は改善したように見えるのだが、完治はしない。

 だから、こんなことはしてはダメよ。効果ないからさー。

 後になって分かったことは、デリケートゾーンはもともと常在菌がいて、それらをすべて殺菌しても解決しないということ。常在菌の中にも自浄作用に貢献するものがあり、殺菌することでそれらの効果も薄れてしまう

 結局、この膣感染症は座薬で完治した後、あることを実践して以来再発していない。

 それは。

 トイレでウォシュレットを使わないこと

 かゆみがあったり違和感があると、ウォシュレットを多用してしまいがちだけど、頻繁に水で洗うことで、この常在菌も洗い流していたらしく、いつまでたっても治らなかったし、治っても、またまた常在菌くんを洗い流していては、悪玉菌くんが猛威をふるってもやっつけられなかったというわけだ。

 ということで、膣感染症に関して、アロマテラピーができることは一切ない。そんなもので治らないがな。さっさと病院行けよ、である。が、そのニオイの対処として、又は、ちょっとしたメンタルの不快感を爽快な香りでごまかす程度には、アロマは有効であると言える。

 この辺りのスタンスがアロマテラピーの落とし所であーる。

 病気など一切治療できないけれど、症状の多少の緩和や、気持ちのベクトル(向かう方向性)をちょっと変えたりしてくれる可能性があるのが、エッセンシャルオイルである。そして状況と個人によっては、すっごい効果を与えてしまうこともあるので、そういう人がちょっとのめり込んでしまったりするのである(私ねw)。

そんなの眉唾、プラシボーさ、という人もいれば、

すっごいパワーがあるのかも!と思う人もいるってことね。

どちらも否定されるものでもないがな。どっちもあるってことさ。

話は戻るが、ティーツリーにはその成分上、明らかになっている効果もあるので、それを少しご紹介。

ティーツリーは「抗菌、抗ウィルス、抗真菌の3抗オイル」なのである。抗炎(症)もあるので、4抗とも言える。これは覚えておいて損はない。いますぐ脳裏に叩き込んでくれw

なので、万能の救急オイルとも呼ばれる。オーストラリアのスーパーマーケットに置かれているのも納得である。風邪の季節にはディフューザーで漂わすのが良しでござい。が、かなりキツイ香りがするので、使う時はワンドロップで十分である。

感染症への対処と予防の両方に有効なので、ご家庭に一瓶ご用意をば。

原液塗布が許されている稀有なオイルで、主成分はアルコールで安全なオイル。典型的なUplifting(気分を上げる)オイルである。

香りから想像できる通り、免疫などにも刺激を与えるので、気分をシャキっと元気にさせたい時にはオススメしたい。


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