見出し画像

医療関係の相談は、Twitterに問わず月額330円のAskDoctersへ!

 先日、珈琲を飲みながらぼーっとTwitterを見ていたら、Twitter上で自分の症状を公開して医療相談をしている方を見つけた。報酬も出すという。

衝動的に「そんなところで相談したって、素人に色々と絡まれて面倒なのに!!!」と思ってこれを書き始めた。

情報収集、特にリアルタイムの情報や温度感を知るのに、Twitterほど面白いメディアはないが、良くも悪くも玉石混淆で、ドンピシャの情報に辿り着くことも、逆に情報が錯綜しすぎて判断に悩まされることもある。

なぜかというと、Twitterワールドでは、「専門家が自分の専門分野に限定して呟いているわけではない」からだ。言論の自由は分野に拠らないので、素人が経済を語ろうと、宗教家が病気について呟いても、別にそれは「大きな独り言」なので、その判断は読み手側のリテラシーに任せられてしまう。

リアルでもデジタルでも、人間が判断する際にハロー効果に引きづられることが多々ある。ある分野の権威者は、その他の分野でも同じように優秀であろうという先入観を持ってしまう。それだけではない。リアルでは一切聞こえてこない声も、見ず知らずの物理的には遠い他人の言葉であっても、きっちりとスマホ画面に現れ、目に触れてしまったりする。

そんな素人から専門家、そして自称専門家まで色々と混在する情報の中から、採択するに値する情報を精査するには、膨大なエネルギーとコストがかかるのである。具体的には、それを調べるための時間と手間がかかるのだ。そしてそれは、タダのように見えるかもしれないが、その時間を他の作業に振り分けたら、もしかすると経済的価値を生めたかもしれないのだ。つまりタダじゃない。

つまり、

病気に関することは、素人に聞かずに医師に聞けーっ!

であーる。

ということで、うちでサブスクしているサービスをご紹介。

アスクドクターズというサービスで、その名の通り「医師に質問できる」のである。月額330円で一回だけ質問できる。

月に一回しか質問できないサービスに対して、この価格設定を高いと見るか安いと見るかは個々人によって違うと思うが、我が家では十分に元を取っている。直接質問するだけではなく、過去のQAをすべて見ることができるので、自分と同じような疑問を持つ人の質問と回答を見ていると、「いやぁ、こういう情報は(無料の)ネット空間にはないよなぁ……」と感じ入ることしきりである。

ちなみに、このサービスを有効に利用するためには、質問者側のリテラシーも問われる部分がある。必要な情報をできるだけ的確に伝える努力をする必要がある。

我が家では子供が4人いたこともあって、病院の受診時には、基本情報(名前、生年月日、体重など)とともに時系列での症状を箇条書きにしたものをPC上のメモで作成して、印刷して先生に渡していた。そうじゃないと、どの子がどういう症状だったか、絶対に伝え忘れしちゃうと思ったのだ。

過去のこういう習慣が生きたのか、必要な情報を的確に質問に入れると、かなり精度の高い回答を得ることができた。驚くべきことは、質問後、短時間のうちに多くの医師(専門も異なる)から返答を得て、さらに追加質問をして新たに情報を引き出すことができたのだ。心の底から、めちゃくちゃ感激してしまった。

月額330円で、月に一回の質問チケットが与えられると考えればイメージしやすいと思う。1往復で終わりということもなく深掘りも可能。のべつまくなしにあれもこれもと聞けるわけではないが、緊急で症状について相談したい状況や、医師のセカンドオピニオンをチラッと聞きたい状況が毎週起こるわけでもないので、なかなか良い料金設定だなと感じる。

でね。

実際に月に一回も医師にオンラインで質問したい状況があるかどうかというと、意外とない(汗)。が、別に自分のことだけではなくて、たとえば自分の親や子供、親戚のことであっても相談できるので、そういう意味では月一のチケットを使うことは難しくはない。それ以外にも、気になることを検索してQAを読むだけでも得られる情報は膨大だ。特に病院へのアクセスがよくないエリアに住んでいる人にとっては、ある意味、こういったサービスが命綱になり得るかもしれないと思うこともある。

ネットにある無料の情報や、主観たっぷりの闘病記ばかりを読んでも分からないことだらけで悶々とするならば、1ヶ月だけ会員登録をして過去の相談を手当たり次第読みまくって、退会すればいいと思う。

つまり家族や親戚の中で、例えば夜間に心配な症状が出て誰にも相談できないような時に、このサービスを思いだしてもらえるといいかなと思いメモっておいた。こんなサービスなど必要ないくらい家族全員が健康なら、それに越したことはないけれどね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?