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「自分らしく生きる」をサポートする 〜"This Month's Feature 今月の特集" Vol.2〜

先月からスタートした"This Month's Feature 今月の特集"。

この企画は月に1度、WELgeeの活動の最前線でどんなことが起きているのかをお伝えするコーナーです。難民の方々の個々の物語や、WELgeeに関わる様々なステークホルダーの方々の声を含め、私たちの日々の活動の様子をお伝えしてゆきます。

今回は、セミナー事業部でプロボノとして活躍する赤堀、そしてセミナー事業部統括の玉利の二人に話を聞きました。赤堀のWELgeeでのストーリーをお届けします!

「やらなきゃ」から「やりたい」へ

赤堀のWELgeeとの出会いは、WELgeeが合同会社「こっから」様と共同で実施している企業向け研修「アクセス」でした。

「アクセス」とは
2019年9月〜12月に開催された、次世代リーダー育成を目標とした実践型社員育成プログラム。「来⽇した難⺠の⽅々が、⾃らの可能性を最⼤限発揮するための新しい仕組みを提案せよ。」というテーマで、WELgee職員とのセッション、難民の方々や関連施設・企業への調査等をもとに、参加者の皆様にWELgeeが実施できる事業を提案いただいた。

「アクセス」研修に参加する前から、キャリアや仕事への向き合い方について葛藤を抱えていた赤堀。本業で同じ働き方を続けていくことへの危機感から、本業以外の様々な活動にも積極的に参加していたものの、「危機感で動かされているだけだった」「楽しいと感じられることは少なかった」と話します。

葛藤を抱えながら様々な活動に挑戦する中で、チャレンジの一つとして「アクセス」研修に自ら手を挙げ参加しました。そして、研修の一環としてWELgeeが企画した、参加者と難民の方々の交流パーティーで赤堀は自身の変化を感じたそうです。

「それまで難民の方々のことは知らなかったので、無意識に抵抗感があったのが正直なところで、心の壁のようなものを作っていました。」

しかし、難民の方々と一緒に踊り、飲食をともにし、楽しく過ごす中で、「難民」と呼ばれる方々も「全く一緒の人間」だと感じたそうです。

「心の壁が一気に解放されて、難民の方々のために何かしなきゃいけないという気持ちから、一緒に生きているこの世界をよりよくしていこうと、研修に対してとても前向きになりました。」

一夜の経験を通して、赤堀は「やりたい」というポジティブな気持ちから生まれるエネルギーを体感しました。

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▲「アクセス」研修での交流パーティーの様子。(2019年撮影)

また、自分の目標を持ちキラキラと輝くMさんとの対話も、赤堀に影響を与えました。

「パーティーで、もともとお医者さんだった難民の方と話をできたんですよね。産婦人科医を日本でもやりたいとキラキラした目で語ってくれていて、とても素敵だなと思いました。自分がその時はまだ人生をかけてやりたいなと思うことに出会えていなかったので、その姿がとてもいいなと思いました。」

▲Mさんの想いや経験、夢についてはこちらから。

本業において、このまま同じ働き方を続けることへの危機感やその危機感から動かされて仕事をしていたことに対しての違和感を感じていた赤堀。

しかし研修での経験や難民の方々との対話、また研修後の自身での内省を通して自身が「やりたい」と思えることに向き合えるようになったそうです。そしてそれが原動力となり、今は全てのことを楽しめていると語りました。

WELgeeで成長する赤堀の夢

現在の赤堀の目標は「社内起業家」。

目標に向かって動いていく中で自身に不足している能力について理解が進み、今までのやり方とは異なる別のやり方を試したいと考え社外での機会を探していたところ、「アクセス」研修で赤堀の図式化の能力や調査力に魅力を感じていたセミナー事業部の玉利に誘われ、セミナー事業部にプロボノとして参加することになりました。

そして赤堀が現在着手しているのがWebinar事業です。調査、企画から実行まで、赤堀が主体となってセミナー事業部とともに運営しています。

「Webinar事業」とは
WELgeeのセミナー事業の研修を実際に体験していただくことを目的に開催している無料のオンラインセミナー。第一回は「メンバーが自ら動き出したくなる組織とは?」をテーマに2020年11月7日に開催された。

第一回のWebinarでは赤堀自身が司会進行を担当し、また個人ビジョンについてのプレゼンも行いました。セミナーでの進行や登壇を初めて経験し、新たな興味や経験を得られたと話します。

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▲2020年11月7日開催されたウェビナーの様子。

「個人ビジョンは模索しながら明確な目標を見つけていければと思っています。現在の目標は社内起業家ですが、今回のWebinarを通して、やりたいことの一つとしてWebinarや登壇ということを見つけられたと思います。また本業以外のことで、自分が話せることが増えたのも自身の変化の一つだと思います。」

WELgeeでの経験を通して、赤堀の夢はより多様化し発展しています。

自分らしさを見つける手助けに

現在赤堀と活動しているセミナー事業部の玉利には、赤堀がより活発に自分自身を起点に動き始めている印象があると話します。

その言葉に対して赤堀は目標に対する自身の今の感覚について次のように語りました。

「目標は明確になっているけれど、そこまでの道筋はまだ模索中です。遠くに光るお星様は見えているし、なんとなく方向もわかっているけれど、そこまでの道のりに霧がかかって、モヤモヤして、真っ暗だという感覚があります。だからこそ色々なことをしないとそこが晴れていかないと思っています。」

自身の目標へ向かう道筋を見つけようと積極的に様々なチャレンジを続ける赤堀。その一環として、WELgeeでも精力的に活動し、新たな興味や強みを見つけています。

WELgeeでの活動は、赤堀が自分自身の関心や能力、すなわち「自分らしさ」を見つめ直す手助けにもなっているのではないでしょうか。

「自分らしく生きる」をサポートする

セミナー事業部の玉利は、WELgeeの魅力が、活動を届ける側も届けられる側も自分らしくいられること、そしてその”自分らしさ”を軸に動きながら相手の役にも立っているところにあると語ります。

▲「研修を通じて、一人ひとりの個性が発揮できる環境を作りたい」セミナー事業部玉利の記事はこちらから。

それは赤堀のWELgeeでの経験にも現れているのではないでしょうか。

赤堀にとってWELgeeでの活動は自身の目標を達成するための自分らしい道筋を見つける手助けになっている。そして同時に、「メンバーが自ら動き出したくなる組織とは?」をテーマに開催された第一回Webinarで、赤堀らが主体性に関するプレゼン・ワークショップを行ったことが参加者が自分らしさについて考える一つのヒントになった。

関わる人全てが「自分らしく」いられる世界を作る。そんなWELgeeの新たな魅力を発展させ続けるセミナー事業部の活動に今後もぜひご期待ください。

▲セミナー事業部についてはこちらから。

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