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福祉×デザイン=?? 福祉とデザインノート始めます。

はじめまして。福祉とデザイン 事務局のしんかいです。

初投稿の今回は、福祉とデザインという団体についてと、
「デザインノート」と題したこの場所で、これからどんなことを発信していきたいかについてお話しさせてください。

●福祉とデザインとは

福祉とデザインは、2022年6月末に設立した、できたてほやほやの団体です。

一般社団法人福祉とデザイン
https://welfare-design.org

HPでは団体について次のように紹介しています。

「福祉とデザインは、
出会った人と 共に生きられること
共に生きることを 手放さなくてよいこと
そのために、デザインが持つ可能性を 社会に実装していくプロジェクトです。」



・・・うーん、わかるような、わからないような・・

と思ったあなた。

これから文章を読み進んでいただければ、この紹介文に込めた想いがご理解いただけるかなぁと思います。どうぞお付き合いください。

●メンバー

設立メンバーをしんかいの個人的な見解を含めてご紹介します。

代表理事 酒井(さかい)

福岡市に写真屋株式会社ALBUSを設立、その後、2018年にいふくまち保育園、2021年にごしょがだに保育園を開園し、地域に開いた居場所作りをおこなってきました。「何が必要か?」を常に自分に問い、周囲の方たちと手を携え、まちづくりをしてきたパワー溢れる人です。また、人を惹きつける吸引力の持ち主で、私は人間ダイソンと陰で呼んでいます。


理事兼ディレクター 田北(たきた)

九州大学大学院人間環境学研究院専任講師。社会福祉士。デザインという切り口で、家庭福祉の課題解決に様々な団体やプロジェクトに携わりながら、取り組んでいます。大学で講師をしつつ、関与するプロジェクトも多岐に渡り、また全国で開催される福祉関係の講演会にも登壇・・と、寝る暇があるのか…?!と心配になる程多忙です。また、10年以上の付き合いがある酒井も、田北が怒ったところは見たことがない、そうで・・仏のような人ですね。


そして 理事兼、事務局の新開(しんかい)です。

小さめに、載せてみました。

地元ディベロッパーの会社員として働いていましたが、ひょんなことからお二人とご縁があり設立から参画しております。(ひょんなことって何だ・・)


●設立した背景

ここからは少し真面目に、設立に至る背景をお伝えします。
始まりは、田北が立ち上げた「行政とデザイン」というプロジェクトです。

公共サービスの中でも特に、市民との間を繋ぐ役割である「行政」の分野において、対象者にきちんと情報が届くよう編集や表現の工夫をすること、また、市民とより相応しい関係性を育むこと (すなわち「デザイン」) を改善するため、活動を行ってきました。

日々の暮らしに欠かせない公共サービスの制度や実施主体が複雑になり、サービスを利用する側にも、高度な知識やリテラシーが要求されるようになってきた背景もあり、今まで以上に「デザイン」が求められる時代になってきています。

しかし、地域活性化や産業振興、文化芸術など、デザインが浸透しやすい分野以外では、デザインの工夫がまだまだ十分とは言えません。

例えば里親制度や子育て支援、障害者支援など、行政サービスの中でもセーフティネットとなる「福祉」の分野においては、必要とされる情報が、対象者にしっかり届けられていないのが現状です。

「行政とデザイン」から「福祉とデザイン」へ

そこで、私たちは今までの「行政とデザイン」の想いを引き継ぎつつ、行政サービスの中でも、特に切実に福祉サービスを必要としている人たちへ目を向けて活動するため、新たな団体を立ち上げました。それが「福祉とデザイン」です。

表面的な「デザイン」だけでなく、潜在的な課題を解決し、より良い仕組みに変えていくための「関係性をデザインする」という観点から、様々な活動に取り組んでいきます。

ここまでの説明で、ページ冒頭の「福祉とデザインとは」の紹介文に込めた想いが伝わると・・嬉しいです。

●noteで何を発信していくのか

では、「関係性をデザインする」
コミュニケーションデザイン、サービスデザインってどんなもの?

その答えを私たちなりに考え、模索し、実践していくプロセスや、関わるプロジェクトのご紹介などなど、日々の活動を中心に、このデザインノートにアップしていこうと思います。

そうすることで、福祉サービスに関わる方や課題を抱えている当事者の方には、
今ある課題をデザインという切り口で見ることで、もしかしたら解決のヒントが見つかったり、より良い環境や関係性を育むことができるかもしれない、なんて思ってもらえたらいいな。
(そしてできれば、私たちも一緒にそのヒントを見つけ、具現化するお手伝いができたらいいな。)

福祉に特に関心がない方にも、身近にある福祉についての課題や現状について知り、「共に生きる」ということについて、考えるきっかけになれば嬉しいな、
と恐れ多くも思っている今日この頃です。

ここまで鼻息荒く、(しかも長々と)福祉とデザインに込めた想いを述べてしまいましたが、
「福祉」という言葉が含む現状や課題について知り、関わっていけばいくほど、言葉にして発信することに、躊躇してしまいそうな気持ちも正直芽生えています。

でも、気負わず、
ゆるく、
更新していき、私たちの考える「福祉とデザイン」をこのデザインノートを通じて皆様にお伝えしていけたらと思っております。

どうぞ、よろしくお願いいたします!