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noteにも休閑が必要?

おお。またやってきました。
「書けないとき」が。

書こうとしても、思うように書けない。
「書いては消して」を繰り返して、結局執筆画面を閉じてしまう……
そんな一連の流れをnoteを始めてから何度も経験してきました。

初期にはもどかしくも感じていましたが、すっかり慣れてしまいました。
まさに「おお、またか」という感じ。
今は焦りが全くないといえば嘘になりますが、「まあ、流れに任せよう」とゆったりした気持ちでもあります。

……と、ぽつりぽつりと言葉を繋いでいるのは、どこかで「なんとか状況を変えよう」と試みていることの顕れかもしれませんが、それもまた一つの流れということで。

前置きが長くなりましたが、今回考えてみたいのは、noteでの「休閑」の必要性です。

noteと休閑

「休閑」とは、

土地を肥やすため、一定期間耕作をやめること。
小学館 デジタル大辞泉

田畑に使う言葉ですが、このイメージがしっくり来るので、noteの執筆を少し休むことを「休閑」と表現してみます。

noteで文章を書けない状態というのは、「休閑」が必要なときなのではないかと考えています。

「休閑」は、農業で、地力(ちりょく)を養うために、作物の栽培を一時中止して耕地を休ませることで、「休耕」ともいう。
小学館 類語例解辞典

作物の栽培を続けると、土地の栄養が少なくなる。だから、一時的に「休閑」を設け、地力を回復させる……という考え方です。

世界史では、「三圃制」という農法が有名です。
農地を3つに分割し、2つで作物を栽培し、1つを休閑地とするものです。

中世ヨーロッパで広く行われた農法。有畜で,休閑地を含む輪作の一形式。村の全耕地が三つの耕圃に分割され,一つは休閑地とされ,他の2耕圃にはそれぞれ春播き(大麦,エンバクなど)あるいは秋播き(小麦,ライムギなど)の穀物などが植え付けられ,これらが順次繰り返された。
百科事典マイペディア「三圃制」の解説

大地にも「休閑」が必要ならば、人間の創作にも「休閑」が必要なのではないかと、ふと思ったのでした。

毎日投稿は「頑張らない」

noteの投稿頻度についてはこれまでにも何度か考えてきましたが、今のところの自分なりの結論としては、毎日投稿は「頑張らない」という姿勢に落ち着きました。

「頑張らない」というのがポイントです。
決して「毎日投稿」という素晴らしい習慣を否定するつもりはありません。

しかし、それ以上に価値を置くのは、「長く継続する」ということ。
毎日投稿が短期間で途切れてしまうよりは、ゆるい投稿頻度で断続的にでも長期間続けることが大切だと考えています。

無理をして頑張って、それが苦痛になってしまうならば、無理をせずにマイペースに続けるほうが緩やかな投稿頻度であれ、noteを続けていけるのではないか、と。

「ほどほどに休む」ということに「休閑」という意味づけを与えたわけです。

「毎日投稿を意識しないこと」のリスクは、離れたきり戻って来なくなる……ということですが、そのときはそのとき。

こんな風に書くのは少し乱暴かもしれませんが、noteが生活の、世界のすべてではありません。
離れた先にまた別の楽しみを見つけられたのであれば、それはそれで良し。

何より今のところは、そのようになる感じがしないので、ゆったりとした気持ちで構えております。

「書くことの楽しさ」「発信することの楽しさ」は見つられました。
一度没頭した趣味は、たとえ一時的に離れることがあったとしても、ふとしたときに戻ってくるものです。

……という本日の投稿でした

「書けないとき」が云々から始まった記事でしたが、なんだかんだで書いて参りました。

先述の「三圃制」は、のちに混合農業に発展していったそうです。

19世紀初めになると、これがさらに発展して、休閑地をなくし、牧畜をしながら、自然条件にあった色々な作物を輪作する輪栽式農業(輪栽式混合農業とも言う)にかわりました。「牧草などの栽培(ここで牧畜もする)→冬作 →根菜類(かぶ・テンサイなど)の栽培 →夏作」というように耕地を交替します。
このような呼び方は存在しないのですが、言ってみれば“四圃式”農業といった様子で、これが今日の混合農業のもとになっています
https://kou.benesse.co.jp/nigate/social/a13z0312.html

いわば今日の記事は、休閑地を活用して栽培されたものといえるかもしれません。

これもひとつの作物となりますでしょうか。
何か参考になる点がありましたら幸いです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!


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